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昼食

2020-01-22 18:24:41 | 日記
大相撲の幕内の取り組みから5番を選ぶ。選ぶのは相撲に詳しいM君である。どちらが勝つかわからないものを選ぶ。だから、横綱 対 平幕 とか、絶好調の大関 対 平幕なんていうのは取り上げない。その5番をA・Bに分ける。A側に5人、B側に5人と分ける。そして賭ける。どちらか3勝以上した方が勝ちだ。これが高校時代によくやった昼飯の賭けだった。賭けるのは学食で最高値のカツ丼(100円)だった。学校から帰って、家で相撲のラジオを聴くのが楽しみだった。カツ丼1杯でも熱が入った。

東京世田谷三軒茶屋の小さな洋品店でバイトをしていたとき、昼食は店の奥さんが作ってくれた。店員は近所に住むハタチ前後のお姉さんと私の二人だけだった。主人はたいてい外交に出ていた。奥さんは、混ぜご飯のようなものが好きだった。私は中華料理店でのバイトも経験していて、そこのマスターが作る炒飯の味が、生涯を通してのナンバー1であることは前に書いたが、洋品店の奥さんの混ぜ飯も美味だった。要するに具の味付けがうまいのである。煮物の腕が一級なのだった。バイト料は1日500円であって、それに昼飯がつくかどうかは大きかったから、そのことをよく憶えているのかもしれない。

家人と娘がトンカツを食べる。野菜サラダを付け合わせにする。味は中濃ソースだ。私はトンカツを玉ねぎと煮て卵とじにしてもらう。つまり、カツ丼の屋根である。それをつまみながら水割りを呑む。貧血気味だから肉を食べるようにとドクターから言われているが、これだと50グラムぐらいは食べられる。学生時代からの付き合いだ。

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