孫娘が大学受験の最中であって、すでに、滑り止めの2校に合格しているが、やはり第一、第二の志望校に受かりたいのは当然のことで、あと1週間ほどは、スリリングな場面が続く。 孫の希望は、将来、福祉の仕事に就くことであって、そういう方面の専門学部のある学校を選んでいるから、たとえば、自分が校風を気に入っているA学院でも、福祉学科がないということで受験していない(余談になるが、私の母方の祖父は岩手県出身の代議士で、衆議院議長や農相も務めているが、政治家になった目的は福祉にあったから、孫はその血を受け継いでいるのかもしれぬ)。 いうまでもないが、私達の学生時代には、福祉学科どころかフクシという言葉だって、ほとんど耳にすることはなかったし、今だって、そこで何を学ぶのかはわからない(福祉国家として成功した、たとえばスウェーデンの例などを、国民性の違いなどを比べながら勉強するのか)。 しかし、18歳の少女が、ある目的をもって、その道へ行くための学校を受験するのは、素晴らしいことだと思う。 私も生涯に一度だけ、必死とは言わぬが、受験勉強をした時期があって、そのゴールのテープを切ったときの快感は、60年を経た今でも憶えている。受験はラブレターに似ている。イッショウケンメイに書いて、いい返事が来るかどうか待つだけだと、孫に電話しようかと思うが、この時間も勉強中なのだろう。
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