gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2020-11-08 17:08:31 | 日記
2,3日前、今年の流行語大賞候補30が報道されていた。当然のことながら、コロナ用語が半分を占める。10年後に、あの年は・・・と振り返ってみて、最もコロナを代表する語は何かと考えてみると、やはりアベノマスクではないかと思えて来る。安倍晋三氏が総理在任の最長記録を樹立しながら病気で退任した年でもある。コロナを表すクラスター、PCR検査、濃厚接触、ロックダウン、3密、Gotoトラベル・・・いりも、老いも若きも諸人こぞりて顔を隠したマスクの方が印象に残る。思い出になる。何よりも写真や動画に残るから、笑い話になるはずだ。加えてアベノマスクは型が小さいし、どこか淋しい感じがするのもコロナ時代を表現する。

年末に発表される、今年を表す漢字1文字は何になるだろうか。病もある。染もあるだろうが、私は密がいいと思う。この文字はいわゆる3密に使われるよりは、もっと色気のある場面に使われることが多い。たとえば、偲ぶ恋だ。2人は密会の宿で秘密の時を過ごす、といった風だ。三つの1文字で危険が伝わる。バレたらヤバい、のがわかる。『夜霧よ今夜も有難う』だ。

アベノマスクで顔が隠れる。それを利用して美容整形(特に歯科)を行う女性が増えたそうだ。むろん、これも密である。ほかにもいろいろあるだろう。マスク姿の彼女にホレたなんていうのも少なくない気がする。今年の1文字には、密が似合う。

プロの目

2020-11-08 16:59:49 | 日記
A君はハンサムだった。両家に育ち、性格も好い。頭も好く、有名大学を出て一流商社に就職していた。当然ながら女性にモテる。運動神経も秀でていたから、スポーツの仲間も多い。酒のツキアイも好い。と、これだけそろった男性は少ないだろう。しかし、A君がモテない場所があった。たとえばキャバレーがそうだった。ボックス席に仲間とホステス7,8人で座って呑む。たいていのホステスがA君に寄り添いたがると思いきや、そうはならない。彼はキャバレーでは人気がないのである。なぜだろうか。私も不思議だったので、あるとき1人のホステスに訊いてみた。「Aって、好い男だろう?」「そうね、でもつまらない」「どこが?」「ああいうタイプは苦手なの」。私はだいたいのことがわかった。

まだ日本国に赤線・青線と呼ばれる公娼地帯があった頃、たいていの若者が一度や二度はそこで遊んだ経験を持っていた頃、そういうところへは絶対に足を踏み入れない男性もいた。彼らの頭の中には、玄人は不潔だという思い込みがあったのではないか。この考えは表に出る。水商売の女性はすぐにソレを見抜くのである。見抜けば、「ふん、何を気取っているの」となる。だからそういう男性を敬遠する。

モテない男の4大条件は、チビ、デブ、ハゲ、ケチとされているが、これは、ケチを除いてあまり当たっていない気がする。チビでもデブでもハゲでも金があっておもしろい男はモテる。プロの女性には人気がある。

私達が通えたようなキャバレーのホステスだって、男を見る目を持った女性はいた。当然の話だ。家庭の事情とやらでキャバレーで働くことになった女性が多いのである。男では苦労をしているのだ。ノホホンとした専業主婦とは違うのだ。玄人の目を持っているのだ。ちょっとカッコをつけた男なんか、キザなヤツだと鼻先で笑われてしまう。

日本シリーズ

2020-11-08 16:54:22 | 日記
コロナ騒動の前、まだデイケアサロンに通っていた。麻雀を終えて、お茶の時間になってNさんと野球の話をした。Nさんはサロンに来るメンバー達を送迎する車の運転を担当し、同時にボランティアとして麻雀に参加していた。Nさんが福岡の出身であると知って、西鉄・巨人の日本シリーズのことを問いかけると、顔が変わった。うれしそうな表情になった。その日本シリーズとは、昭和33年、3連敗した西鉄がそこから4連勝して大逆転の日本一になった時のことである。Nさんはそのとき小学校5年生だったそうだ。それなら憶えているだろう。鉄腕稲尾、高倉、豊田、中西、大下、関口、仰木の強打陣を憶えているだろう。話は弾んだ。サロンでは無理だが酒が欲しくなった。

プロ野球がセとパに分かれたのは昭和25年であって、私が中学3年のときだった。セは松竹ロビンスが、パは毎日オリオンズがリーグ優勝した。この両チームによる日本シリーズ、私は是が非でも松竹に勝たせたかった。毎日オリオンズは、私が応援する阪神タイガースの主力選手をゴッソリ引き抜いて作られたチームだったからだ。しかし、結果は2勝4敗で松竹が負けた。

最近は、夜の眠りに入る少し前に、テレビにナイターが映れば15分ぐらい観る程度だ。選手の名前もよく知らない。岡本和真君か、智辯和歌山高校で高嶋仁さんが育てた選手だ、と思う程度である。今年の日本シリーズは巨人とソフトバンクであるようだ。いつ始まるのかも知らないけれど。

11月1日

2020-11-08 12:08:43 | 日記
今日は11月1日、1並びのピンピンピンだ。すると、競馬天皇賞もアーモンドアイで決まりか。朝のベッドの中で、いつものストレッチ運動を行いながら思った。第一のピンは先々週の秋華賞のデアリングタクトで、2歳牡馬の無敗三冠達成、第二のピンが先週の菊花賞のコントレイルで、2歳牡馬の三冠。そして、今日の天皇賞はアーモンドアイが未踏のGⅠ8勝である。

昼前の孫息子が入籍の報告に来た。お相手は高校時代の同級生で、もう6年も交際を続けているYちゃん。小さな愛らしい顔立ちで、性格の好さが瞳に表れているお嬢さんだ。孫が以前から、「俺にはモッタイナイとみんなが言うんだ」と惚気る通りである。長女を入れてにぎやかな会話になる。孫は、新選組のファンだと言う。司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』を読んでファンになったのかと訊いてみると、読んでいないと言う。ま、テレビドラマか何かで観たのだろう。『竜馬がゆく』を読んでいなくても竜馬ファンはたくさんいるのだ。しかし・・・ま、いいか。もう紙の本の時代ではないのだろう。

アーモンドアイは前記の通り、GⅠ8勝の新記録を成し遂げた。3連複の4点買いで的中した。配当は9.6倍とかわいいが、昨日のアルテミスステークスで21.7倍を当てているので、土日連勝は久しぶり。水割りが旨い。今週はアメリカの大統領選挙。どちらが勝っても気になるのは株価だけ。今朝の血圧は120-76.

パシぷる

2020-11-08 11:49:34 | 日記
<パシぷる>という茨城弁が好きだ。ただし私が茨城にいたのは昭和20年代の6年間だけなので、この言葉が現在も使われているかどうかはわからない。<パシ>は<いっぱし>の略であって、<ぷる>は<ぶる、ふりをする>の意味だ。つまり、いっぱしの(知識、能力、社会的地位)を持っているようなふり(振る舞い、恰好)をする、となって、一種の冷やかし言葉である。

私は口真似ができる。下手ではない。人がしゃべる言葉はすべて口真似である。赤ちゃんがそうだ。ママ、パパから始まる。外国語だってそうだ。たとえば、英会話教室は口真似教室であるだろう。私は3歳から9歳を兵庫県で、9歳から15歳を茨城で育った。関西弁も茨城弁も、すぐに馴染んだ。スムーズに真似ることができた。そして、家にはきちんとした標準語を話す祖母がいて、これも身についていた。

茨城の中学時代に、ちょっとかわいい顔の女教師がいた。教育不足の頃であって、代用教員(教育免許は無いが、女子大を出ている)が居た。あるとき、その教師の授業中に、私が、丁寧な標準語を使って質問した。教師に対しても、「〇〇だっぺよ」「〇〇だねぇか」が当然の時代であり、場所柄であるから、教室中にヒソヒソ笑いが起きた。標準語をちゃんと話せるのは、全校生徒750人の中に私1人だけなのである。授業が終わると、何人かの仲間が私の机の前に来て、「ヤボよぉ、若い女の前でパシぷっちゃってよぉ」と冷やかした。私が答えた。「たまにはよかっぺ、おめえらもマネしてみっか?」。誰もが黙った。パシぷった私は勝利者だった。