今年の流行語大賞は、忖度とインスタ映えに決まった。前者のことは以前に書いた。娘が「この漢字と意味をおぼえるだけでも良いことだ」と言っていたのを思い出す。後者は私にはわからない。スポーツニッポン紙によれば、インスタグラムに投稿する際の見映えの好さのことだそうだが、インスタグラムというのはわからないから、私の知らない世界のことになる。
「このハゲーーー!」が候補10にも入らなかった。選考委員のやくみつる氏が、今年は負の言葉が多かったと語っていることから考えて、品が悪いとして外されたのだろう。しかし、流行語とは何か? その基本は、よく聞いた、何度も何度も聞いたというものではないだろうか。とすれば、「このハゲーーー!」は、その点から言って大賞どころかダントツの大賞であったと思う。話が少し外れるが、これについて、日本禿頭連盟(そういうのがあるらしい)は、なぜ反応しなかったのだろうか。その反応からは必ずユーモアが生まれたと思う。私も禿頭老人だが、「このハゲ」と言われても、それほど悪い気はしない。もちろん腹が立つことはない。もし選考委員長がビートたけし氏であれば、文句なしに、これをトップに推したと思う。
「一線を越える」も、昭和的なおもしろさがあったが、選外だった。大賞選びが11月の分まで含まれれば、「横綱の品格」あたりが、候補に挙がったかもしれない。日本以外のことも入るとすれば、トランプ大統領の「ロケットマン」もちょっとしたものだった。
「このハゲーーー!」が候補10にも入らなかった。選考委員のやくみつる氏が、今年は負の言葉が多かったと語っていることから考えて、品が悪いとして外されたのだろう。しかし、流行語とは何か? その基本は、よく聞いた、何度も何度も聞いたというものではないだろうか。とすれば、「このハゲーーー!」は、その点から言って大賞どころかダントツの大賞であったと思う。話が少し外れるが、これについて、日本禿頭連盟(そういうのがあるらしい)は、なぜ反応しなかったのだろうか。その反応からは必ずユーモアが生まれたと思う。私も禿頭老人だが、「このハゲ」と言われても、それほど悪い気はしない。もちろん腹が立つことはない。もし選考委員長がビートたけし氏であれば、文句なしに、これをトップに推したと思う。
「一線を越える」も、昭和的なおもしろさがあったが、選外だった。大賞選びが11月の分まで含まれれば、「横綱の品格」あたりが、候補に挙がったかもしれない。日本以外のことも入るとすれば、トランプ大統領の「ロケットマン」もちょっとしたものだった。