森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

鈍感力よ、もう一度

2009-05-13 | 思い・つれづれ
長い間仕事に就くのをためらっていた。
最後に働いた場所では、辞めた後も幾度か「また働か
ないか」と社長自ら電話をかけてきた。

当時辞める原因になった、あまりに強い競争心を持った
先輩を、社長が辞めさせたというのだ。
同僚も皆、私に同情的だったが、私は人が恐ろしくなって
いたし、そこで長く働くことは無理だと知っていた。

自分で少しばかりの資金を貯め、小さなショップを開く
計画が、日に日に膨らんでいた。その為のファイルも、
いつの間にか何冊にもなっていた。

その後、ある事情で資金はいつの間にか大半使ってしま
い、その夢はすぐに萎んだけれど、心には今も夢の残骸
が燻る。  お金に元々執着がないことも災いしてか、
そうこうしているうちに子供さえも無職時代が続き、手
持ちの少ない貯えも底をついた。

就きたい仕事などと選んでいる場合ではない。
若い人でも仕事のない時代なのだ。
けれど、体力があまりない自分にも一生続けられる仕事
でなければと思うと足踏みしてしまい、ここまで来た。

若いときから、面接で落とされたことがないが、過分に
評価されたり買い被られると、それがプレッシャーだっ
たりする。

先日の日記にも書いたけれど、私は「母にとって」問題の
ない扱いやすい子だったかもしれないが、それは父のことで
気苦労が多かった母に、これ以上心配をかけられないとの思
いからで、決して自分自身が「良い子」だったと思っている
わけではない。

母に言わなかっただけで、心配事やストレスはもちろん
あった。
営業所での一人経理という部署柄、当時でも何千万というお金
を動かしていたし、人間関係も凄かった。

ただ、円形脱毛になるまで自分も気づかないほど鈍感力が磨か
れていたお陰で(笑)、ギブアップするまで母に気づかれずに
済んだだけだ。

今ではそれもない。もう、本音で生きてもいいかと
心に正直に生きている。ただ、既に身についた脳天気面が、
泣き言を言っても誰も本気にしてくれないが(笑)。

面接への自信ももうないし。
現にこのトシの求人は無いしなー。
ヤバイ。


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