森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

誕生日のジンクス

2019-03-28 | 家族友人
二日前は長姉の誕生日で、今年も例年通り時間の合う翌日に、姉妹揃って食事を
する予定だった。
だけど長姉の誕生日には、(毎年ではないけど)私たち家族にとっての「一大事」
が起きるというとんでもない「ジンクス」がある。

最も記憶に刻まれているのは丁度五十年前のこの日、家が火事に巻き込まれ、全焼
してしまったこと。今年もそれが、運悪く大当たりの年となってしまった。
すぐ上の姉が、大怪我をしてしまったのだ。

娘家族と同居しているその姉は現在5人暮らしで、数年前に脳の血管の一部が損傷
するまでは、パートを続けながら孫の世話と家事の殆どを担っていた。病後に仕事を
辞めてからも、看護師として働く娘のために家事はこれまで通りやり、忙しくしてい
た。

その日も両手いっぱいに買い物した食料品を抱えていて、道で転んでしまったらしい。
荷物を持っていたせいで顔から転び、顎と口周りに大量出血し、激痛と顎の不具合で
言葉がちゃんと喋れず歯にも異常を感じたらしい。

長姉に電話したが通じず、通りかかったタクシーに何とか乗せてもらってやっと長姉
に電話が通じたらしい。救急で病院に駆け付けた長姉は、けがをした姉の検査の間に
私に連絡をくれた。「〇ちゃん、驚かんでね」の前置きを聴いて、私はもう心臓が止
まりそうだった。

仕事帰りに買い物をして、食事の用意を済ませていた私は、その話を聴いて動悸が止
まらず。「今、脳とか骨折とか、外傷以外に何もないか調べてるから、あまり心配せ
んで」と言われたけれど、食事は喉を通らず。

あの退院からやっと少しずつ元気を取り戻しつつあった姉が、私はもう可哀想でたま
らず、でも神様はもちろん、そこら辺の何もかもに祈るしかなかった・・;
それから待つこと2時間余、おおまかな検査結果が判り長姉が電話をくれた。

一応今の所、奇跡的に見た目ほどのダメージは観られず、打撲と擦過傷や口腔内の裂
傷などがあるものの、骨折もないとのこと。入院も必要ないだろうと言われ帰宅できる
こととなった。でももちろん、回復までに数週間はかかるだろうということで、翌日の
食事会は中止となった。

たまたまUSJに春休みの子供たちを連れて行っていた看護師の姪には、敢えて知らせ
ずにいたけれど、甥のお嫁さんからの連絡を新幹線に乗る前に聴いた姪は、帰宅後すぐ
に長姉に電話をかけてようやく詳しい事情を聴いたという。(母親が喋れない状態なので)

今日は細かい検査のために、姪が口腔外科に連れて行くというので、私は(誕生日に散々
な目に遭った)長姉をねぎらう意味も込めて、二日遅れでささやかだけれど誕生日の食事
に誘った。

実は驚かせたくなかったので、今回都合で行けないことになっていた上から二番目の姉に
は、まだ何も告げてない。何も知らないその姉は、明日、筍の懐石料理に夫婦で長姉を
連れて行くことになっている。事情を知ってきっと驚くだろうけど、時間が経って聴くの
だから幾分ショックも和らぐかと・・。

姉妹仲が良いのも、こういう時は良かったり悪かったり・・かな。いや、やっぱり仲が
良くて良かった。・・母に感謝しよう☆



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