森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

悲しかったこと 嬉しかったこと

2017-02-08 | 思い・つれづれ
二女たちが滞在中に、大好きなお隣の老夫婦にご不幸があった。
奥さんは再婚だったそうだけど、ご主人は初婚。ご主人は奥さんより十以上も年下とのことだった
けど、奥さんが明るく元気だったので全くそうは見えず、互いに助け合っていて本当に良いご夫婦
だった。

二年ほど前からおばあさんが入院中で、もう元気で帰ってくることはないだろうことは、おじいさ
んから聴いていたが、おじいさんは一見強面だけれど気が優しく社交的で近所に友人も多く、毎日
病院に通う姿は比較的元気そうだった。
おばあさんはとても料理上手だったが、おじいさんも家事ができる人で、好きなお魚を焼いたり、近
所の仲良しさんが釣った魚なども自分で煮つけにしていたりで、殆ど不自由なく暮らしているように
見えたので、初めは皆それほど心配はしていなかった。

けれどもいくら近くの病院だとはいえ、食事の介助のために日に三回も通うのはやはり負担が大き
かったらしく、最近はめっきり痩せた姿に、誰もが「別人」かと思うほどだった。
私もたまに料理を多めに作った時は(あまり上手ではないので恥ずかしいけど)お裾分けしてみた
りしたけれど、おじいさんはその後必ず近所で美味しいと評判のケーキ屋のシュークリームなんか
を持参してお礼に来られるので、反って申し訳なく、度々持って行くことは憚られた。
近頃は表情も乏しく、いつも遠くを見ている目をしていて以前のように笑わないのが心配だった。


二女たちが関東に帰る三日ほど前に、同じ棟に住む知り合いのクリスチャン女性が尋ねてこられ、
「〇〇さんの家の新聞が新聞受けに溜まったままで、呼び鈴を押しても応答がなくて、家の電話が
鳴りっぱなしなんですよ。何か知りませんか」と心配していた。
二女が滞在していたこともあり、私は全く気付かなかったが、急に胸騒ぎがして、裏口の窓を叩い
てみたり家の中の様子を見ようとしたけど、その時はきっちりカーテンが締まっていて全く分らな
かった。

その翌日も新聞受けはそのままだったので、ゴミ捨てのついでに、おじいさんと親しい人を伴って
裏口に回ってみたところ、この日は窓のカーテンは開いていて部屋はいつもどおり綺麗に片づけら
れていて、少し安心した。丁度そこに町内会長が通りかかり、私たちは初めて前日に「奥さんが亡く
なった」ことを知らされた。
聴けばあと一時間後に出棺だということで、もうお葬式には間に合わないことを知り愕然とした。

あんなにお世話になったおばあさんのお葬式にも出席できなかったので、娘を見送った日の夜、右
隣りの家の人と一緒におじいさんの家にお邪魔してみた。 が、おじいさんはまるで魂が抜けたよう
にボーっとしていて、私たちのこともよく分からない様子だった。

町内会長も「〇〇さんはもう・・ちょっとアレで、実のお子さんもいないし、お世話するご家族も
近くに居ないので、市の福祉の方に相談したらケアマネが付いて対処してくれることになった」と言
っていたが、悲しみで認知症が急激に進行したのだろうか・・?歳をとる事の哀しさを図らずも思い知
らされる出来事だった。
今はただ、元通りの社交的なご主人に戻ってくれることを願って、もっと積極的に様子を見なければと
思っている。

でも嬉しかったこともあった。
あの時の猫ちゃんが、手術を受けさせた女性の家でそのまま飼われていて、あの時反対していた娘さんも
今は可愛がってくれているとのこと。    今は毎日その女性と一緒に寝ているそう(笑)
良かった☆ 寒さに震える不幸な猫が、幸せになってくれるのは本当に嬉しい☆例え一匹でも。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

二女がいた間、我が家にも小さな出来事は色々あった。洗濯機のフィルターが壊れたり、水道の蛇口
の水漏れが酷くなってとうとうある晩、水が止まらなくなったり;
私が夜中1時半までかかってガタガタとパッキン交換をしていて止水栓を閉めに外に出たり入ったり
して娘から「眠れない」と注意されたことも(笑) 結局翌朝早起きしてやりましたけどね;
そして今日はやっと洗濯機の糸くず取りフィルターを、電器屋まで受け取りに行ってきた。

それからふうちゃんのために急遽100円ショップで用意した便座(300円だったかな?)とか
スリッパも洗った。便座は水が中まで滲みこんでしまい、ちょっと失敗;でもスリッパはほぼ未使用
のように綺麗に仕上がった。二人の使う毛布や布団カバーなど(ニトリだけど)急きょ買ったりでお財
布が寂しくなったので、こんなものが百円で揃うのは本当に助かるわ~(笑)

 

 
こちらに居る間に買い物をした娘。小さくなったふうちゃんのズボンを二枚↑「処分して」と置いて帰
ったけど、その小ささが可愛くて、なんか捨てられない(・・)

私が使っているベッドカバー風の布団カバーにも丁寧に掃除機をかけたりして、又静かな一人暮らしの
始まり☆ 同じく独り暮らしを始めた長女も、以前より元気そうだったので一安心。

 

二女が私にと買ってくれた本。ハイジの絵に被せて偉人達の名言が載っている。
 

 

親子って不思議。     私も少し前にこんな本なんか買って、自分を励ましていたのよね(笑)


 

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