録りためていた映画の中から「エイジ・オブ・イノセンス /汚れなき情事」
という作品を観た。
原題の「The Age of Innocence」がなぜこの副題に?という疑問から入り
これが1870年代アメリカ上流社会を舞台にした、許されぬ男女の恋という
ストーリーと聴けば「メロドラマ」風の作品かと想像させる。
けれどもこの作品はマーティン・スコセッシならではの、善良さと許されぬ
恋との狭間で苦悩する一人の男の物語だと思った方がよいかもしれない。
絢爛豪華な社交界の中で、虚栄と偽善に満ちた生活を送る人々の
「きらびやかさ」とそれに対比する「底に潜む無意識の醜さ」。
それらを浮き彫りにするには充分すぎるほどの製作費を、恐らくたっぷりと
つぎ込んだであろう背景の豪華さが、この映画の見どころの一つかもしれない。



全編を通して私には、ルノアールの絵画を思わせるシーンが随所にあり、↑の
右のシーンはまるでそのもの!
身に着けたモノの一つ一つが、丁寧な手仕事によって作られていて

素晴らしい絵画の数々も、実際に背景に登場する。



ストーリーそのものにさほど惹かれなくとも、これを観るだけでもいいかな・・と(笑)
主人公がインドや日本に惹かれるという設定で、随所に浮世絵や和風の屏風なども。


オープニングのタイトルバックの、ミステリアスな美しさもいい。

個人的には、主人公が恋い焦がれる「エレン」役のミシェル・ファイファーは、
残念ながら彼女がこの時代の女性のイメージに合わず、彼女の魅力が活かされ
ていない気がしたけれど、どちらかと言えば、強気で傲慢な女性のイメージ
が強かったウィノナ・ライダーが、表面的には無邪気で穏やかな良妻を演じな
がら実際には思うとおりに周囲を動かす手腕を振るう役どころを、意外にも巧
く演じていると感じた。

それにしても近頃やたら目が疲れ、ネットも毎日とはいかず
大好きな映画でさえ途切れ途切れで観ることが多い;
コタツ布団を掛けた私の膝の上では、寂しがり屋の小太郎が退屈していた(笑)


お母さん まだ~?
という作品を観た。
原題の「The Age of Innocence」がなぜこの副題に?という疑問から入り
これが1870年代アメリカ上流社会を舞台にした、許されぬ男女の恋という
ストーリーと聴けば「メロドラマ」風の作品かと想像させる。
けれどもこの作品はマーティン・スコセッシならではの、善良さと許されぬ
恋との狭間で苦悩する一人の男の物語だと思った方がよいかもしれない。
絢爛豪華な社交界の中で、虚栄と偽善に満ちた生活を送る人々の
「きらびやかさ」とそれに対比する「底に潜む無意識の醜さ」。
それらを浮き彫りにするには充分すぎるほどの製作費を、恐らくたっぷりと
つぎ込んだであろう背景の豪華さが、この映画の見どころの一つかもしれない。






全編を通して私には、ルノアールの絵画を思わせるシーンが随所にあり、↑の
右のシーンはまるでそのもの!
身に着けたモノの一つ一つが、丁寧な手仕事によって作られていて


素晴らしい絵画の数々も、実際に背景に登場する。






ストーリーそのものにさほど惹かれなくとも、これを観るだけでもいいかな・・と(笑)
主人公がインドや日本に惹かれるという設定で、随所に浮世絵や和風の屏風なども。




オープニングのタイトルバックの、ミステリアスな美しさもいい。


個人的には、主人公が恋い焦がれる「エレン」役のミシェル・ファイファーは、
残念ながら彼女がこの時代の女性のイメージに合わず、彼女の魅力が活かされ
ていない気がしたけれど、どちらかと言えば、強気で傲慢な女性のイメージ
が強かったウィノナ・ライダーが、表面的には無邪気で穏やかな良妻を演じな
がら実際には思うとおりに周囲を動かす手腕を振るう役どころを、意外にも巧
く演じていると感じた。

それにしても近頃やたら目が疲れ、ネットも毎日とはいかず
大好きな映画でさえ途切れ途切れで観ることが多い;
コタツ布団を掛けた私の膝の上では、寂しがり屋の小太郎が退屈していた(笑)



お母さん まだ~?