森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

LOST -ファイナルシーズンを見終えて

2011-06-15 | 映画ドラマ

ここへ来て、ようやく忙しさの中に束の間の暇を見つけ
LOSTのファイナルシーズンを、一気に見終えた(頭イタ~)

あの衝撃の始まりから、既に6年もの時を経ての最終章。
次から次に出てくる憶えきれないほどの沢山のエピソードに、
娘の一人は、途中からもう「ワケがわからん」と投げ出していたし(笑)
もう一人は「時間が無いから結末だけ教えて」などと言う始末。

でも私はずっと以前にもそう書いたように、あの物語の
バックに常に横たわる、何処までも青く美しい海とジャングルに近い
自然の森の景色を眺めるだけでも爽快な気分になり、飽きなかった。

結末はやはり疑問だらけと言えばそうでもあり
一つの意味が通っていると言えばそうもとれる。

親に裏切られた過去を持つ者。
父親に捨てられたと思っている子供。
子を捨て、その後ろめたさを持った親。

捨てられなくても「親に愛されたという実感を持てないまま」で成長した者。
自暴自棄になったり、満たされぬ日々を送った者。
誰かに告げなければならなかった言葉を、飲み込んだままの者。

愛する人とすれ違ったままの者たち。
愛する人、信じる人を持たなかった者。
愛する人の為に罪を犯した者。

私なりの解釈では、登場人物それぞれが、やり直せるものなら
人生をやり直したかっただろう人々。
でも、人の性質とは所詮変わらないものであり、同じ過ちを繰り返しがち。
ここではもしかしたら、何度でも納得できるまで彼らはこの世界で
生き直さねばならないのかもしれない。

人の持つ邪悪さや恨み悲しみなどのあらゆる醜い部分を、
互いへの愛や友情により反省し、理解し、洗い流して、それぞれに納得の
いく人生を得て、初めて、そこから解放される・・と、人生そのものを
島の生活の過酷さに例えて説きたかったのかもしれない。

そういえば、先に消えたのは、誰かを救うために犠牲になった
人や、愛を得ることが出来た人だった気がする。この世界に思いを
残すことが無かった人だったかも。

別の人生をやり直したように見える人たちは、最後の「気付き」の瞬間
その相手の何かに触れたことで、ようやくそれを得たことに気付いたように
見える。
(あくまでも、これは私の解釈なので、物語の内容ではありません)

私自身はキリストの教えの方が性に合うので、「輪廻転生」という
概念を信じてはいないけれど、人は恐らく、この世に思いを残したまま
「安らかな死」を迎えられないのかも・・とは思う。

そう思って見れば、このドラマには沢山のことを教えられた気がする。
涙なしでは観られない結末を、Youtubeで見つけたので・・。
(※これから観る予定のある方は、観ないでくださいね☆)

LOST - All This Time {Remember}


コメント (4)

Beyonce 1+1 Rehearsal Acapella Jay-Z Recorded of Be Backstage at American Idol

2011-06-15 | 音楽
Beyonce 1+1 Rehearsal Acapella Jay-Z Recorded of Be Backstage at American Idol


観たいと言っていた友人に。
Jay-Z がアップしたという、アメアイでのパフォーマンスのための
妻ビヨンセの素晴らしいリハーサル映像☆
本番より声が出てるかも!
コメント