森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

チビ猫にそっくりだけど

2010-08-24 | 動物


10日前の日記に綴ったチビ猫にそっくりの猫が
近くの草むらに居ると、昨日の夕方、職場から帰宅した娘が言う。
作りかけの夕飯を放り出して、私は急いでその場所に向かった。

「シャー」と言って威嚇するその顔も姿もそっくりだけど、
以前は怯えるように鳴いていたその声が、前よりも大きく、
私に訴えかけるように鳴いている。
身体も痩せて、以前より大人びて見える。

ちゃんと確かめようと引き返し、カメラを手に戻り再び観察するも
どうにもはっきりしない。傍に優しい顔の中年の女性が居て
その人からご飯を貰っているようなので、訊いてみることに。

「この子はいつ頃からここにいたのでしょうか?」
「一ヶ月ほど前でしょうかねぇ」とのこと。
家の傍で姿を見ないようになったのは2週間くらい前からだが、
以前はそのあたりもチビ猫のテリトリーだった


数ヶ月前からめでたく?飼い猫になったナナちゃんに守ってもらうために、
チビ猫は毎日どこかから通っているらしかったので、もしかしたら突然
自立の時期が来た可能性もある。
そうであれば、一ヵ月前からここでご飯を貰っていても不思議ではない。

とすれば、死んでいた猫は別猫だったのだろうか。
それとも死んだように見えたのはやはりこの子で、失神程度の怪我を負い
記憶を失ったか何かで、気弱な人格が少し変わったのだろうか。

家に戻り、娘と以前撮った沢山のスナップ写真と見比べると
やはり柄も色もシッポの長さまで一致している!
口の横にある点粒も同じ。
どんなに良く似た同士でも、大抵どこか一箇所くらい違う箇所があるものだ。



やはり、あの子に間違いない気がする。
けど、こんなに高くピンとシッポを上げた姿を、見たことはなかった。



え?え?チビ猫は女の子じゃなかったの?
いつもシッポが垂れていて隠れてたせいで、見えなかったのか。

そういえばシッポちゃんは、逆にずっと男の子だと思って油断してたら
妊娠してしまい、初めて「女の子」だと確認でき、手術したのだった。
人馴れしない子は人間の前であまりシッポを上げないので、
これってよくある判断ミスなのかもしれない。

とりあえず、死んだのはチビ猫じゃなかったとホッとした私たち。
でも、これからだって何があるかわからないのが野良の悲しさ。
そう思いながら、再び夕飯の支度に取り掛かった。

今ではシッポちゃんも、「私について来てる?」と後ろの私を確認しながら
すましてシッポをピンと上げて歩く。
相変わらず触らせてはくれないが、怯えた昔とは全然違い、
今では野良猫の誇りのようなものを身に着けている。
今更飼い猫にはなれないだろうな・・。
再び悩みは尽きない・・(笑)
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