西毛県外支部は年間の殆どの活動を高崎市周辺の西毛地区で行っておりますが、県外の活動としては埼玉県の熊谷駅での活動が恒例になりつつあります。
今回もこの場所で、9月17日(土曜日)の午前11時から午後1時まで西毛地区3名、県外2名、計5名のメンバーで世界遺産に向けてのPR活動を行いました。
この日は秋の彼岸入りも近いというのに30度を超える真夏並みの暑さ、ただ活動場所が野外ではないので身体の方は幾らか楽でした。
昨年の活動はチラシ配布のみでしたが、今回はこれに加え、パネル解説も行い活動の場を盛り上げました。
チラシ配布は駅構内の通路、出入り口付近、等に各自散らばって行いました。熊谷駅はJR高崎線、上越新幹線、秩父鉄道が乗り入れ普段でも乗降客が多く、この日は3連休の初日で人の流れはかなりあったように思えましたが肝心のチラシを受け取ってくれる人が以前に比べ少なくなったとの声が参加メンバーから聞かれました。残念なことです。ただ改札口付近の通路では、例の群馬観光キャンペーンの吊広告や幟旗があって、ここではこのPRに重ね合わせ呼びかけに快く応えてくださりチラシを受け取ってくれた若い方もいたとのことです。チラシ配布数は予定には届きませんでしたが約300部です。
チラシを受け取ってくれた人の中で行田市に住む男性の方は義理の母親が戦前、富岡製糸場で働いていたとのことで、「何度も富岡を訪れています」と言われ、我々の世界遺産推進活動にも理解を示してくれました。
また熊谷市郊外(旧江南町)に在住の女性の方は、リホームする前の家屋が天窓の
付いた養蚕農家の建物だったとのことで、蚕や繭に愛着を感じると嬉しそうに語られた。富岡製糸場は未だご覧になってないとのことでしたので是非行かれることをお勧めしました。
全体的な印象として、ここ熊谷では群馬の人たちと比べ「富岡製糸場や絹産業遺産」等の認知度がまだ低いので、従来の活動にひと工夫が必要かと感じました。又、熊谷駅構内は人の動き多いが、せわしく歩く人も多く、声をかけにくい面も多々ありました。
次回、行うときは、通行人が立ち止まる様な目立つディスプーを用意するとか、チラシ配布の際に繭を配るとか、こういったことを行えばより効率の良い知名度アップに結び付ける活動ができるのではないかと思いました。
最後にいつも我々の活動を理解して下さっているJR熊谷駅関係の皆様に
感謝申し上げる次第です。暑い中、活動された方々お疲れ様でした。(HK記)