人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

ボリビア旅行記⑦~ファニータおばあちゃんの宿~

2012年03月27日 | 
 時間は午後2時。

 チェ・ゲバラの銅像のあるイゲラ村まで後2~3時間あるということで、バイアグランデ村というところに宿をとる。

当然、英語が通じる訳もなく、ジェスチャーでのやり取り。紙に値段を書いてもらい、そこに決めた。

宿を選ぶ際に私が大切にしているポイントは、

○フロントの方の雰囲気

○最初に提示してくる金額

である。
 
私が泊まった宿は、おばあちゃんファニータさんが1人で切り盛りしている宿だった。


どっかで見たことのある顔だなと思ったら、私の祖母に似ている。だから、何となく安心感がある。

さっそくチェックインを済ませ、荷物を置き、ドライバーの言うなりに車に乗り込んだ。言葉の分からない私はどこに連れていかれるのか全く分からない。




 道中、1人の男性が車に乗り込んで向かった先は、チェ・ゲバラが埋められていた場所?
(英語で説明があったが、私の理解力不足で半分ほどしか聞き取れなかった)に行き、




一緒に戦った革命戦士が眠っていると聞き、手を合わせた。

 その他にもいくつかチェ・ゲバラ関連の場所を案内してくれた。





ガイドをしてくれた男に丁重に礼を言い、ドライバーとも別れ、村を独り歩きした。

バイアグランデは田舎の大きい村という感じで、日曜の市場は人で溢れ返っていた。

山積みにされた野菜、衣類の数々、市場の食堂など日常の“匂い”が私の細胞を刺激する。
 
 今までアジアを中心に多く旅してきて、風景は同じように見えるが、何かが違う。

 何が違うのだろう。
 
東南アジアを旅すると、必ず誰かが話しかけてくる。

騙そうとする輩も少なくないが、コミュニケーションをとることで物事が動き出すのが常だった。

 しかし、ボリビアに来てから長い時間独り歩きをしているが、誰も話し掛けてきてくれない。

写真を撮影しようとすると、首を横に振られ怪訝な顔をされる。市場でご飯を食べても、誰も話し掛けてきてくれない。

虚しさが襲ってきた。日本の反対側の遠い異国の地で感じるこの“寂しさ”もまた旅の一つだ。

小さな商店でビールを2本買い、宿に戻り1人で飲みながらいつの間にかシャワーも浴びずに寝てしまっていた。
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