人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

ボリビア旅行記⑫~白いサイン~

2012年03月28日 | 
 念のため持ってきていたトレイルラン用のシューズに履き替え、虫に刺されないようにロングTシャツを着て、帽子をかぶる。

手持ちの500ccの水に運命を委ねた。

気温は25度くらい。

所要時間は2~3時間。

距離は往復6~8kmくらいと推定される。

ワクワクが始まった。

ドライバーに1時間40分だけ待っていてほしいと伝えた。走ればそのくらいの時間だろう。

「GOOD LUCK」ドライバーが親指を立てて見送ってくれた。

地図をもとに山道を駆け下りる。

小川を飛び越え、トウモロコシの中をかきわけた。



道がなくなった。

「迷ったら白いものを探して!!」声が聞こえた。丹念に下を見ながら、目印を探した。



下を見ながら辺りをあるくと、小さな石に白い矢印が書かれている。

道が見つかった。

そこからさらに下る。
「先にずっと進むと、小川にぶつかる。そして、斜めに折れ曲がって進むとすると巨大な石がある」

言われた通り小川があり、斜めに折れ曲がり進むと道がなくなった。

下を見て、足跡がないか探すが小川の手前で消えていた。

目の前を見ると、巨石に文字が書かれている。


小川を渡り、この巨石を登った。目の前がひらけた。

ちょっとした広場になっていて、チェ・ゲバラのシンボルである星が描かれていた。


約45年前、チェ・ゲバラはこの地で“理想”のために戦っていた。


信念を貫いたチェ・ゲバラは、最後はどんな思いだったのだろう…

目を閉じて、五感を研ぎ澄ました。


残りの水を計算してペース配分を行い、道を登った。

1時間40分ちょうどで戻った。

「GOOD!!」

ドライバーがほほ笑んだ。

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