君に捧げるほろ苦いブルース 

2019-02-06 21:08:58 | 荒木一郎
荒木一郎 



淋しさに一人飲むコーヒーは
ひきたてのほろ苦い味がする
ゆきずりの夜に買う綿あめは
君と愛した味がする
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアの外の
気に入りの紫蘭の花
昨日の朝 枯れたよ

淋しさに一人弾くセレナーデ
イントロはほろ苦い音なのさ
ゆきずりの街に聞く汽車の音は
君と愛した音がする
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアを開けて
六月の空を見れば
まぶしすぎる僕だよ
BYE BYE MY LOVE 永すぎた
BYE BYE BYE MY LOVE 僕の歌もやがて
BYE BYE MY LOVE 終るだろう
BYE BYE BYE MY LOVE もうすぐ

淋しさに一人書く置き手紙
宛先はほろ苦い友達さ
横書きの白い地の便箋は
愛を記した時もある
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアを閉めて
思い出の紫蘭の花
庭の隅に埋めたよ
BYE BYE 君 すぐに行くよ
BYE BYE BYE MY LOVE 君と同じとこへ
BYE BYE MY LOVE 夏になれば
 君のいる処へ…





振り返れば、わたし達、これまでの季節の流れの中で、いろんな人と出会い、ふれあい、信じ、愛し合い、裏切られ、恨み、憎しみ、そして別れてきました。

それでも懲りずに人と出会い、人と別れる・・・そんな繰り返し。

とは言っても、それがそもそも人生なのかもしれませんね。

しかし、人と別れるときに感じることは、そこで時間が一瞬、止まってしまうということです。

流れる季節のように、緩やかに流れていた時間(とき)が、止まってしまいます。

おなじ時間(とき)を過ごし、共有していたはずなのに、それがまったく錯覚だったようにも思えます。

それが恋人同士のときならば、なおさらです。

さて、失恋して失うものはなんなのでしょうか。

そうです、失うものは、恋でも、愛でも、まして、相手でもありません。

失うものは、次の相手に出会うまでの間の時間(とき)、失われた時間(とき)ではないでしょうか。

このことは、マスターのようにいくつかの恋を経てこそ、修得できるものかもしれませんが。(笑)

それにしても、

寒い夜 人肌恋しき 目に泪   ふうちゃん (笑)

ここはやはり、ちょっとセンチメンタルになって、ノスタルジックにひたって、目頭でも熱くしましょうか。

まあ、熱い渋茶でもすすりつつ・・・。(笑)

そして、少しけだるくアンニュイに、ふうっと深く、ため息くらい、ひとつついても、許されますよね。










































































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