花笠道中

2018-10-14 04:18:28 | エレキ(guitar/violin )
花笠道中


http://blog-imgs-106.fc2.com/t/o/s/toshiichi/20170606010817341.mp3

これこれ 石の地蔵さん
西へ行くのは こっちかえ
だまって居ては 判らない
ぽっかり浮かんだ 白い雲
何やらさみしい 旅の空
いとし殿御の こころの中は
雲におききと 言うのかえ

もしもし野田の 案山子さん
西へ行くのは こっちかえ
だまって居ては 判らない
蓮華たんぽぽ 花盛り
何やら悲しい 旅の空
いとし殿御の こころの中は
風におききと 言うのかえ

さてさて 旅の遠いもの
田舎の道は つづくもの
そこでしばらく 立ち止まる
流れて消える 白い雲
やがて蓮華も 散るだろう
いとし殿御と 花笠道中
せめて寄り添う 道の端



昭和33年6月封切りの映画「花笠若衆」の主題歌。

美空ひばりさんは4年後に「花笠道中」という映画を撮りますが、その「花笠道中」の主題歌は「初雁道中」、ちょっと紛らわしいですね。

映画「花笠若衆」は、昭和23年5月1日に横浜国際劇場で本格デビューした美空ひばりの芸能生活10周年記念作で、しかもひばりの母親・喜美枝が雑誌「平凡」に連載した小説が原作です。

ひばりさんは江戸の侠客の娘、実は西国の大名の双生児の姫君、双生児を忌む風習のため町娘として育てられた、という設定。

町娘と姫君の二役、そのうえ町娘はふだんは男伊達の町奴姿なので実質三役三変化。
 
冒頭から、花魁道中でにぎわう吉原仲ノ町で狼藉を働いた無法の旗本どもを相手に胸のすく啖呵を切って大立ちまわり。

その時流れるのが「ロカビリー剣法」。

チャンバラ時代劇でロカビリーはおかしいけれども、そこがこの時期、60年安保直前の「民衆革命」気分とも連動した東映時代劇の祝祭性というものかも。(笑)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まごころ | トップ | 好きになった 人 »
最新の画像もっと見る

エレキ(guitar/violin )」カテゴリの最新記事