冬枯れで色の少ない庭のなかに細かな赤いのが見えたのでちょっと注意して見ると、この何年か注意もしていなかったところにただ細い木が伸びて春から秋にかけて繁殖していたものがあって緑の葉だけが出ていたような植物に芽が出始め、細かな赤い花が咲き始めているのに気が付いた。 花の形もまだ咲き始めで完全ではないけれどカメラに収めた。 家人にあれは何だと尋ねると Ribes だと言う。
ネットで繰ってみると様々な形のものが見えてそのなかで Ribes sanguineum 'koja' に該当するようだ。 Ribes だけだと スグリ属 と出て黒や赤の果実がつくと書かれているのだが、庭には幾つかそのような木というか葎のようなものはあってもここにはそのようなものが出来ることはなく、だからこれは属は同じでも別の種類だと思われる。 結局花と木の形で判断してそう結論付けたのだけれどネットの写真では地味な花だ。 だから今まで咲いていたとしても春の他の花に気を取られて気が付かなかったのではないか。 けれどそれが他には色づいたものがない今の庭にポッと赤が出で目に留まったのだからこのように改めて名前を調べることになったのだ。 すると開花順位がほかのものに比べて上がっているということだろうか。 暖かい冬もほぼ終わりかけて一般に開花の時期が半月から一か月ほど上がっているような気がする。