暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

気持ちのいい午後に自転車で買い物

2011年02月10日 01時22分36秒 | 日常

2011年 2月 8日 (火)

今日の天気が昨日と代わっていたらどれだけ清清しく爽やかだったことか。 昨日のウォーキングも悪くはなかったけれど曇り空の下ときには風が吹くなかでは典型的なオランダの冬の空でそれはそれとしてやはり青空を望むものだ。  それに変わって今日は昼過ぎに起き出してキッチンで猫が日向ぼっこをしているのを見て「今日の天気が昨日と代わっていたらどれだけ清清しく爽やかだったことか」と思ったのだった。

夕方近くまで家の中でうろうろしていてそのあと買い物にでたときには上天気にうきうきした。 自転車で回り道をして散歩するように町を取り巻いている星型の堀に沿ってペダルを漕いでいるといつもそこにある帆船も特別に見えるから不思議だ。 夏には何人かの客を乗せて3日なり1週間北海を周遊する船なのだが冬の間は他のいくつかの船と一緒にもやってあるのだ。 どこの古い町にも町のなかや周りにこのような港があって、それは海の港というものではなくそこに船が停泊するとそこが港になりそう呼ばれる、という感じだ。

今日は食事を作る当番ではないから食材は買う必要なないけれど明日、水曜は当番なので鶏の胸肉とほうれん草を買ったのだが主な目的はトイレ掃除の液というかスプレー、浴室の洗浄液、生ゴミのコンテナーの内側に敷く人が入れるくらいの紙袋、トイレットペーパーといったものだった。 子供達が家に居たときは生活の規模が今の2倍以上だったので買い物の量も沢山で一週間に一度車で出かけ大量に買ってくるといったぐあいだったものが今は買い物には車は必要ではなく殆ど自転車で用が足りるようになり自由な時間が増えるにつれて慌てて一度に買わずとも少しづつ何回行ってもいいじゃないか、という気にもなり、自然とテンポも遅くなるようだ。 それはつまり、なぜ老人はノロノロ、そろそろ行動し急がないのか、という問いに対する答えにもなっている。

いづれにせよこの日は自転車をゆっくりノロノロあっちの小路にはいりこっちの小さな公園のそばを抜けて、それが鉛色の空の下なら通らないようなところを走っていたら気温も上がっているのか、この町を取り巻くおおきな牧草地から肥料の匂いが漂ってきて街中でもあたかも田舎にいるような気分になる。 こんなときに町というのは緑の海の中にある島のようだと感じる。 この匂いが漂ってくれば冬も峠を越して春の足音が聞こえる、いや、足が匂ってくるというものだ。