暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

ラベンダーに何かの卵

2009年05月29日 08時45分41秒 | 日常
買い物から戻り、大きなプラスチックのクレートに入った猫のトイレの砂やワインに食料品、トイレットペーパーなどごたごたと20kg以上のものをよっこらしょっと一旦玄関のドアの前に降ろして合鍵を探しているとそばのそろそろ伸びだしたラベンダーの古い株から小枝が伸びて芽吹いているのが目に入ったのだがそこに今年もまたいつものように石鹸の泡のように見える何かの卵があちこちにくっついているのが目に入った。

いったい何の卵なのだろうか。 これだけあるのだから孵化したあとはあたりに小さくがさがさ動く虫かパタパタ飛び回る小さな羽虫のようなものの記憶がありそうなものだが泡の卵を毎年この時期に見るけれどこの行く先には想いが行かないからこのあたりで急に何かがうごめくということはないのだろう。

ラベンダーに戻る。 このうちに越してきてから誰かにもらって植えたのだろう。 たぶん義弟の庭から一株もらってきて家人が植えたのだろう。 18年前でそれから何もしていない。 今では1m以上になりこれからの時期、どんどん延びてそのうち青から薄紫の穂になった花が咲き出して芳香を放つ。 

家人は裏庭のナメクジのことをこのところ言っている。 何とかしてくれないの、と言われてもこちらはなんとも仕様がない。 大きな葉が柔らかくでている水芭蕉のようなものを食い荒らすのだそうだ。 周りを貝の殻を細かく砕いたものを撒いておけばナメクジやカタツムリはそういう鋭角な角やエッジを持つものをこのまない、と聞いたことがあるが、そういうものを施したこともないし、一旦そうすると連中、庭の中を歩き回って、というか這い回って他のところに行くに違いなく、そうするとあたりかまわわず須く貝殻で覆わなければならなくなるのは理屈の行き着くところであり庭の土の部分をそういう眺めにしたくない、という想いが意識的に働いているのか、ああ、とか、うう、とかいって冷たい風が頭を通り過ぎるのをじっと避けているわけだ。

たぶんこれはこちらでいう植木のダニ、とか蚤みたいなものじゃないのと家人は言うけれど、どうだろうか、そういえば広葉の裏にツブツブと沢山そういう虫がついてみるのを見ることがあるがそれはここではない。 もしそれがこれの孵ったものならそれでは人の知らないときに孵って人知れずどこかに大移動するのだろうか。

子供のときの記憶ではこの手の卵は蛙だったり蟷螂であるのだがここでは蟷螂も飛蝗も見ないから今でも謎であるしこの15年以上もわからなかったのだから急にそれが分かるとは思わないけれど以前に比べて今まで見なかったことが見えてきたのだからそのうちどこかでこれが成虫になったものに出会えるかもしれない。