暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

今年のバラが咲いた

2009年05月20日 11時12分45秒 | 日常
毎年のごとく今年もまた薔薇が咲いた。

今年は冬が、今年もというべきだろうけれど、暖かかったのでつい1月に剪定するのを忘れてしまい、家人が3月の初めに思い切りよく古い株の根元近くから切り取ってしまってひょとしたらもう駄目なのかもしれないな、まあ駄目でもいいか、50年ほど前庭に植わっていて別段肥料も何もやらずただ冬の時期に適当に剪定し真夏の暑い時期には二週間ほどの間2日に一度ほど夕食後の腹減らしにホースで水をやったぐらいのものだから駄目ならば別のものをいろいろと植えればいいさと、、、、放っておいたらそのうちまた新しい枝が伸びてきて例年のようになり、今日見たら一輪、直径12,3cmほどの花を咲かせていた。 この2日ほど湿り気があったからそれで咲いたのだろう。 

あちこちに蕾があるからあと2,3週間で第一ラウンドが揃うだろう。 そして満開になったところで散り始めたものから順番にすぐ下の枝の5枚葉がでているすぐ上から切り取ってしまえば7月の終わりか8月の初めごろに第二ラウンドがあり9月の終わりごろに中途半端な第三ラウンドがあるのが我が家の薔薇の一年だ。

隣近所のもう少し味の或る色あいや形ならいいのだけれど中途半端なピンクで味気ないものの自分で庭をどうこうしようとするつもりもないから最低限度の手入れで現状維持のポリシー通りこの薔薇が枯れるまで付き合うつもりをしているのだがそんなことをやっていると薔薇の木が枯れるより自分のほうが枯れ果ててしまうかもしれないし多分その可能性のほうが強いように感じられて変な我慢比べだなあという気もしてくるのだ。

この町一番の店がエリックの散髪屋だってさ

2009年05月20日 04時32分11秒 | 日常
そろそろ後ろのほうが長くなってきたなと頭の頂のあたりと反比例して伸びる髪を切ろうと思っていたときに町の新聞に「この町のベストショップにエリックの散髪屋が選ばれた」と写真とともに記事が出ていて、へえ、まさか、あの店が、、、、というお思いがよぎった。

今から二ヶ月ほど前だったろうか、地元のフリーペーパーに5,6軒の候補が写真とそのプロフィールとともに載せられていてどんな職種の店だったか思い出せないものの場所はそれぞれ見知ったところにあり、いくつかには入って何か買ったことがあるような記憶があるものの、その一つのエリックの散髪屋にこの十六、七年ほど40日に一度ほどは通っていて、それじゃあと新聞の下のほうに囲ってある投票用紙に記入しその部分を切り取り、かかれてある私書箱の番号宛に切手を貼らずに郵送すればいいと書いてあったのでそのようにして封筒を角のポストまでのこのこと運んで投函したのだった。

エリックの店のことは前にも日記に書いた。

去年の二月
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/52765581.html

一昨年の三月
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/45953618.html

人口10万の町でどれぐらい店舗があるのだろうか。 たぶん町の中心地のいくつかの商店街が活性化のために勝手にプロモーションをして五つの店を候補として選んだのだろう。 町に行ったついでに遅い昼飯をどこかでしていて結局少し遅くなり5時前にエリックの店に行ったら閉まっていた。 6時までだと思っていたら5時まででそれじゃ、もう遅いに違いないけれど客はいるのかな、と覗いてみると誰もいなくて本人がソファーで新聞を読んでいる。 窓をコツコツ叩いて様子を聞いた。 もう少し早く来ればよかったのに、この1時間半ほど客がこなくてね、というから、暇なことだから明日でも来るわ、といいながらとりあえずベストショップインタウンのお祝いを言った。

何かいいことはあったかい、と聞くと別に、との答え、店の外に回ってごらん、市長から手渡された優勝カップと、ベストショップインタウンの賞状というか証書だけだな、それとこれから二年間は店の上にかけておかないといけない旗だっけ、ま、町のえらいさんから花束とシャンペン一本だけもらっただけで取り立ててどうということもないし、これだから客が増えるかというと別にこんな店に来るような若い者はいないし、あんたらみたいなのが増えても困るからな、と嫌味をいう。 で、一体何票ぐらいで優勝したのと聞くと知らないという、私も投票したんだぞというと、どうりで、一票差で優勝したらしい、あんたのおかげだと冗談を言う。 結局、町のプロモーションといってもどれだけ効果があるものかねえ、ともともと効果を期待もしていなく、わたしらこのままぼちぼちやっていければいいわ、と思っているだわ。  この散髪屋には一番になっても取り立てて浮かれるようなこともない。 あのな、あのチンケな優勝カップ来年には返さないといけないんだってさ、そのときにはその辺のおもちゃ屋にあるような優勝盾と交換だってさ、あのカップにしても売り飛ばしても一銭にもならないみたいだね、まあ、そんなもんだわ、と言いながら店を閉めて、私は晩飯の待つ家へエリックは老犬の太い紐を掴んで公園の方へ歩いて行った。