暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

寒い日曜の午後、ちょっとサイクリング

2008年12月29日 03時03分18秒 | 日常
日曜の昼が過ぎてから起きだしてネットでラジオを聴いていたら家人が来て、こんないい天気に家の中でくすぶっていては気分が晴れないから自転車でどっかへいかない、という。 支度をして出るともう3時を周っており快晴の空ではあるけれど陽はもう傾いている。 あと一時間半もすれば日没になるだろうから海までサイクリングするのは無理で、それでは逆の方にするか、と夏にしばしば足を運んだ牧草地の方に向かった。 冬至からもう一週間経っているから少しは陽は長くなっているには違いないがそんなものはミリメートル単位のようなものだ。

この2,3日、ずっと気温はマイナス一度のままだから大きな運河は凍るわけもないけれど牧草地の間の水路などには薄氷が張っている。 牛は寒さに弱いから全て農家の牛舎に入れられ、あちこちには羊がそのまま放牧されている程度で夏場とはかなり外の景色の密度が違う。 茫洋として広い。 あまり高くない空に一羽、羽根をひらひらさせて中空に留まり、下を見つめて土鼠か何かを探しているのか小さな禽鳥がみえた。 オランダ語で Torenvalk といわれる隼の一種なのだが和名は家に戻ってネットで調べるまで知らなかったし、それをチョウゲンボウと言われても日本で聞いたことも読んだこともない。 隼の仲間なのだが、その隼にしても日本では名前は聞いたことはあっても自分の眼でみたことはなかった。

暫くいくと白鳥があちこちで見られたけれど白鳥とは違い一羽だけ白くて、けれど首が短く、羽根も白鳥のような形ではなくむしろ鷺のように見える鳥が水路から飛び去っていくのが見えて、そこに行くまでにその手前では大型の青鷺が見えていたからその鳥の首から頭の形が鷺と同型にみえてこれは白鷺だと思ったのだが、ヨーロッパでは白鷺は精々南フランス辺りまででこの辺りには上ってこず、ましてや寒い冬にはアフリカあたりで越冬する、とものの本にかいてあるから白鷺ではなく、野鳥観察ガイドブックの中の小型の白鷺、アマサギに形は酷似していたのだがどうみてもそれはありえないので、それでは一体あれはなんだったんだろうかと今でも疑問が残る。

風もない寒気の中を村を抜けて牧草地を一時間以上も自転車で走っていると芯まで冷たくなるようなのだがそれはペダルを踏み体を動かしていると感じないけれど村のカフェーに入り熱いコーヒーとジンで暖をとると一度に体の中の寒さが湧き上がってくる。 

この前にこのコースをサイクリングしたのは9月の中ごろだっただろうか。 結局、一時間半ほどで15kmほどのコースだった。 日曜の午後だったから家族やカップルなどが白い息を出しながらそんな景色の中を散歩しているのが多くみられた。

ウィキぺディア; アマサギの項
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%B5%E3%82%AE

ウィキぺディア; Torenvalk = チョウゲンボウの項
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A6