暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

Blind Vink

2008年12月05日 03時27分22秒 | 日常

昼食を摂ったのが遅かったので買い物に入ったスーパーでは何を夕食にするか全く食指が動かなかった。 それであちこちを見て歩き結局、何も考えずに出てくるような典型的な献立にしたのがこれだ。

Blind Vink
茹でた豆(グリーンピー)
マッシュポテト
西洋梨の煮物の付け合せ

グリーンサラダ

デザートは蜜柑一個

Blind Vinkというのはミンチを子牛肉の薄切りで包んだものでそれをバターでこんがりと焼いてからクリームシェリーを加え20分ほど煮込みそれに塩、胡椒、トマトペースト少々に醤油を加えグレービーにして肉とマッシュポテトにかける。

Blind Vinkという言葉の意味はBlind(盲目の) Vink(英語でFinch、和名はズアオトリ)であって昔、小説を読んでいてFinchはヒワかそんな名前に訳されていたようなのだが何れにせよ美声で鳴く小鳥のようだ。 オランダの南部やベルギーなどで、日本で鶯のなき比べをさせるように、この鳥で鳴き比べをさせる習慣があり、よく鳴かせるためにこの小鳥を布切れで包んで鳴かせたというようなことがあったらしく、子牛肉の薄切りで包まれたその大きさや形が包まれて目隠しされた(Blind)鳥(Vink)のように見えるからこの名前がついたといわれている。

家に戻りテキパキとやっつけ仕事で仕上げ食卓に臨めば極普通の食い物が出来た。 冬の寒い夜だがこの料理はどの季節にも供されるものなのだがこの日の添え物の西洋梨をシナモンの入った甘いシロップで煮たものが秋から後の季節感を添えた、ということになるのだろうか。


オランダ版ウィキぺディア; Vink の項
http://nl.wikipedia.org/wiki/Vink_(vogel)
同じく日本版; Vink=ズアオトリ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA