ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

眠れる蜂

2015-10-25 15:33:45 | 日記

 7時半に目が覚めて、階下へ降りたけれど、すでに誰もおらず。

 

 きのう二階の納戸的和室を掃除して、冬物を出して、そのときに「いったん洗濯」に振り分けられたものを洗濯しました。

 

 スケジュールを確認すると、きょうのあと、予定のない日は11月21日までありません。 そうと知ると、いろいろやっておかないといけないことが気になりだして、朝ごはんも食べずに水遣りをして、母から送ってきていたチューリップの球根を植えました。 土がなくなってしまって、サクラソウを植える分がありません。 高校の時計(うちのガレージから見えます)を確認すると9時50分。 もうすぐホームセンターが開く時間です。

 

 朝ごはんはそのあとでもいいかな、と思ってアルプラザ城陽のアヤハディオ(ホームセンター)へ。 なにかイベントがあるらしく、10時だというのにすでに駐車場は空きが少なくなっていました。

 

 店頭には並べられたばかりのビオラがたくさんあって、やっとビオラに巡り合えた!!と思ってぐるぐる回って選んでいるうちに、同じようにきょうがんばるつもりのオーラをだしているおじさんが、カートを押してきてそこにビオラをたくさん積んでいくではありませんか。 えええ、そんなにいっぱい持っていかないでよー ゆっくり選んでいたのに・・・ でもまだいいのが残っていたので、黄色のグラデーションカラーのと、オレンジを2つ、ワイン色を1つカゴに入れました。 球根売り場へ移動して、珍しいチューリップがあったので3つ買いました。 それから土・・・ 私もカートと取ってきてそれに入れてレジに並びました。

 

 レジの人が「11時から植え付け講習会がありますよ。有名な先生であと少しで満席になりますから、もしよかったらサービスカンターで申し込んでくださいね」と勧めてくれたのだけど、朝ごはん食べてないし・・・とりあえず帰りました。

 

 家に着くと、ついでに買ってきたものを植えよう、と思ってビオラとチューリップを植えました。 サクラソウはホームセンターではもう少し大きいのが売っていて、いまの状態で植えるより大きくしてからプランターに植え替えたほうがいいように思えてきて、そのままにすることにしました。

 

 もう朝ごはんというより昼ごはんの時間になってきたので、昼ごはんを簡単にすませ、リビングの窓に映っている蜜柑の木の枝がお隣まで茂っているなぁと少し前から気になっていたので、枝を切る作業をすることにしました。

 

 普段は、夫か息子か、に手伝ってもらってやるのですが、あの二人も忙しそうだし(しかも夫はきのうまで点滴をしにいっていた)、なんとかクーラーの室外機と隣とのブロック塀によじ登って枝を切っていきました。 へえ、自分でできる。 ぱちん、ぱちん、とどんどん切りました。 すると、いままで影になっていた枝に光があたって、なにやら茶色い塊が見えてきました。

 

 じいっと見ると、蜂です。 枝のつけ根のところにかたまって、十匹以上じっとしています。 冬眠でしょうか。 寝ている感じです。

 

 夏ならぶんぶん飛び回るので私も逃げるのですが、あまりにじっとしているので、しばらく見ていました。 すると、 「なんだよもう~ まぶしいよ~」というように、塊のいちばんそとにいた一匹が枝の先のほうへむかってつつつと歩き出し、ふわ~と飛んでいきました。 私にむかってこないんだな。 寝ぼけていたのでしょうか。 またしばらく見ていると、「寒いよ~ 眼がさめたよ~」って感じでまた一匹が飛んでいきました。

 

 ごめんごめん。 周辺の枝は切らずにおくよ。

 

 その場をいったん離れたものの、珍しいので携帯を持って来て写真を撮りました。 

 

 そのあと枝を短く切って袋につめ、午後は納戸に籠って歌集の歌をノートに写しました。(まだ途中)

 

 

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綿の収穫

2015-10-24 21:55:21 | 日記

 私が植物の歌を詠んだり、編集後記などに植物のことを書くせいか、ときどき種のおすそわけを頂きます。

 

 きのうもかわいい女の子からふうせんかずらの種が届きました。 私はあの種のことをハートの模様って思っていたのですが、「ハートの部分に顔を書くとさるの顔 うっきー」というメモが書いてありました。 かわいいイラストも描いてあります。 

 

 きのうご近所のおばさんが置いていってくれたサクラソウのポットは10個もあって、さっそくプランターを買いに行きました。

 

 来年はサクラソウでにぎやかになるといいな。

 

 私は返すものがないので、なにかないかなぁと考えていて、綿の種のおすそ分けをすることにしました。 白い綿ができるたびにはずして玄関の下駄箱の上のトレイにためていたのを、ふわふわの綿と種に分ける作業をしました。 そういえば、義父にも前にあげて、毎年楽しんで育てているのですが、今年は種をとってどっかへやってしまっていたと言っていたので、義父にもあげましょう。

 

 結構時間がかかって、すべての種と綿に分けるのに1時間くらいかかりました。

 

 ぬいぐるみの布団とかピンクッションとか座布団くらいにしかならないけれど、綿を見ているとあたたかくなってくるのです。

 

 

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カレー屋

2015-10-23 20:24:08 | 日記

 今朝、植物に水をやろうと外にでたら、郵便受けの下にサクラソウの苗が6個(8個だったかも)置いてありました。

 

 あ、ほんとうに置いていってくれたんだなぁと嬉しくなって、気持ちのいい一日のはじまりとなりました。

 

 最近の楽しみはお昼のライフ回遊だったのですが、きょうは久しぶりにカレー屋さんへ行こうと思いました。 職場から歩いて3分くらいのところにインド人が作っているカレー屋さんがあるのです。

 

 そこのマトンカレーがときどき無性に食べたくなって、ふら~っと入ります。 そんなに混んでいなくて、満席で入れないということはありません。

 

 マトンカレーを食べてアイスティを飲んで(このお店は温かい紅茶やコーヒーはランチについていない)、少しほっこりして、あとは職場のロビーで本を読んでいました。

 

 すると、隣の課のTさんがやってきて、

 

 「ふじたさん、ふじたさんのお気に入りのカレー屋さん、いつ行っても満席で断られて、またきょうもだめでした」 というのです。

 「え、そうですか? 私、入れなかったことないですけどねぇ」

 

 12時とともにお店にいくときもあれば、きょうのように銀行へ寄ってから行くこともあります。 それでもいつも広い場所を用意してくれて、ゆったり座ります。 ひとりだからカウンターでもいいんだけど、ときょうも思ったけれど、お店のひとが4人テーブルの席に案内してくれたのでゆったり座ったのでした。

 

 「私、きょういきましたよ」

 「え、ほんまですか。 ドアあけたけどいなかったように思ったけど」

 

 お店のドアは1つしかないし、テーブルは5つしかないのに。

 

 ・・・・・

 

 『きつねの窓』みたい。 お店があったりなかったり。 

 

 私はTさんがあけたドアとはべつのドアから入って、べつの空間でマトンカレーを食べて出てきたのかもしれません。

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100歳まで生きる

2015-10-22 19:21:31 | 日記

 きょうはお休みの日。 たまっている未読歌集を読んで、家計簿をまとめてつけて、事務作業をして、、と思っていたら、夫が昨日から腸が痛いということで、病院へつきそうことになりました。

 

 なにも予定を入れていなくてよかったです。

 

 歌集を3冊持っていきましたが、点滴を待つあいだに少し時間があっただけで、1冊も読み終わらないうちに会計も済みました。

 

 午後から夫は仕事に行ったので、ガレージの周辺ののびきったハゴロモジャスミンの蔓を切っていると、名前は知らないけれど顔は知っているご近所のおばさんが、

 

 「いつもきれいやねぇ」と声をかけてきました。

 「蔓が伸び伸びなんで切っているんですよ」

 

 ええと、このひとは、裏のとおりの公園を下っていったところのサクラソウをたくさん咲かせている家の人だな、と顔をみながら思い出していました。

 

 「ボク、おおきならはったやろ」

 

 ボクって、息子のことでしょうか・・・

 

 「はぁ、もう大学3回生で、21歳です」

 「へえええ! 泥だんご作ってたイメージしかないわ」

 「あははは。 作っていましたねぇ。毎日。 うちの前には泥だんごを乾かす木の棚があったくらいでしたからねぇ」

 「年いくはずやわ」

 

 それから、1時間くらい草をひいたりしながら話をしました。

 

 「サクラソウいつもきれいに咲かせてはりますね」

 「種から植えてポットで大きくしてからプランターに植え替えるのよ。 たくさんあるからよかったらあげようか」

 「ありがとうございます」

 「でも、サクラソウって毒があるって時代劇の侍がいうてた」

 「侍ですか」

 

 このおばさんの情報の出所がおもしろくていろいろ話す。 きょう見つけたうちのスノードロップの芽も見せてあげました。 そして、最後には

 

 「死んだらあかんよ。 身体を大事にして100まで生きな。 60で死んだら年金もらう前やもん」

 

 理由が面白い。 リアルすぎて。 たくましいというか。100までっていわれると、とても人生が長いような気がしてきます。

 

 100歳を目指して老後を生きているひとに比べたら、まだまだひよっこなんだなぁ。

 

 

 

 

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月と六百円 葛原妙子『橙黄』

2015-10-21 23:43:19 | 日記

 今朝、ひとつだけ朝顔が。 とても健気です。 水色が秋の空にむかって、光っていました。  

 

 きょうは月と六百円の会の日でした。

 

 先週は1週間間違えて行ったので、きょうこそはと思っていました。 職場の総務のY課長補佐が右手を複雑骨折されて、お茶当番ができなくなり、みんなで交替してやっているのですが、たまたまきょうが私の番でした。 17時ごろからお茶碗を洗い、ごみを集め、17時31分にタイムカードを押して塔事務所へ向かいました。

 

 参加者は16名。 中央のテーブルが小さく思えるほど。 

 

 発表者は中津さんと安田さんでした。

 

 安田さんは年譜で流れを追ったあと、歌もいくつかのカテゴリーに分けてたくさん引いて丁寧に解説されました。 

 

 中津さんはポイントをいくつか拾いあげながら、この時期の葛原妙子について、またその後についての考察をされ、ふたりのバランスがとてもよかったと思います。

 

 『橙黄』は第一歌集。 幻視の人、のイメージがあるけれど、このころは写実に近く、使われている比喩は直感的で親近感を覚えました。

 

 ・奔馬ひとつ冬のかすみの奥に消ゆわれのみが纍々と子をもてりけり   

 

 この歌がいちばんの話題の歌で、塚本邦雄や岡井隆ほか、いろんなひとの読みが紹介され、興味深かったです。 この歌は1首で読むとイメージ先行の歌のように思えますが、「紋章」という連作のなかで読むとまったく印象が違っています。 すこし引きます。

 

 ・冬の墓群まぢかに照りぬトレーニングの馬のひづめの遠のけるなか

 ・奔馬ひとつ冬のかすみの奥に消ゆわれのみが纍々と子をもてりけり   

 ・酸性土壌きらひて育たぬ冬菜のむれひとたむろみゆわが厨より

 ・怒りの目けふもそびらに寝(ぬ)るものか素直にわれの瞼とざしめ

 ・女孤りものを遂げむとする慾のきりきりとかなしかなしくて身悶ゆ

 ・シリウスの青く凍てつく窓ガラス息塞(う)まるばかりに冷い空気が吸ひたし

 ・西洋の詩の模倣に似たる幻想のひと連ねゆきゆふ日の玻璃しづか

 

 そして、有名歌

 

 ・わがうたにわれの紋章のいまだあらずたそがれのごとくかなしみきたる

 

 につながるのです。

 

 この「紋章」の一連には苦悩や葛藤がみられ、『橙黄』のなかでも最重要な一連だと思いました。

 

 やはり、ひとりで読んでいるときと違って、奥行きと広がりが見えてきて、スリリングです。 次回は坪野哲久『桜』です。

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