ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

2023-11-27 19:48:18 | 日記
 写真はきのうの朝の雲。

 9時ごろ、葬儀場へ向かう高速で窓からみた雲が不思議だった。

 うろこ雲のようだけど、うろこの一枚一枚が透き通っていて、その間から太陽が見えたり隠れたり。

 きれいだな、と思った。

 葬儀の打ち合わせは10時から。葬儀は13時から。

 流す音楽は美空ひばりの愛燦燦にした。 前日遅く帰ってきていた息子といろいろかけてみて、これがいいんじゃないかということで。この歌、小椋佳の作詞作曲だったんだな。

 ♪ 
   人は哀しい 哀しいものですね
   それでも過去達は 優しく睫毛に憩う
   人生って 不思議なものですね

 初めて喪主を務めた。そんなにたいしたものではないけれど。

 葬儀屋さんがとても親切で、いままででいちばんよかった気がした。身内を亡くした人に寄り添ってくれた。

 葬儀が終わって着替えてから母に会いに行った。母はとても元気そうで、施設のホールに飾ってあるクリスマスツリーを「うちのツリー」といって自慢していた。一緒に面会した息子のことを、途中まではわかっていないようだったけど、会話のなかで「Rちゃんが」とか言ったら、「え、Rちゃん?? Rちゃんなの?」といって、思い出してくれた。

 息子「そうやで、大きくなったやろ」
 母 「ほんと、全然わからなかったわ」

 たぶん、母の中の孫というのは小学生くらいのイメージなんだろう。

 それから実家へ行って、庭の掃除や柚子の実の収穫をしたりした。お好み焼きを食べて息子は帰って行った。私たちは泊まって、今朝は9時から区役所でいろんな申請や保険証の返還などをすませた。

 父のお骨はいま私の自宅にある。寂しがり屋だったから、私の部屋のとなりに祭壇を設置して写真や花を飾った。

 それでもちょっと寂しいので、あとから夫の実家のぼんぼりを借りてくるつもり。写真の父は笑っていて、「ようやってくれたな」と褒められている気がする。

 悲しみより、やれることはすべてやったというか、娘の責務を果たしたという気持ちでいる。

 きのうの朝、出掛ける時に息子が「悲しいことは今年中に全部終わる」って言ってくれたこと。とても励まされた。そうだね。新しい年はきっといい年だね。

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