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いつでも君のこと好きだったよ

高安国世ツアー(京都編)

2016-05-24 18:38:06 | 日記

 きょうは高安国世のゆかりの地をめぐるツアーの最終回。 京都編。

 

 叡山電車の茶山駅をスタートに、徒歩で銀月アパート、高安邸、京都大学、来光寺をまわりました。

 

 高安邸のある疎水沿いの道を歩いたのは2回目。 前に高安国世を読む会で、私が『朝から朝』の担当になって現地視察?をしたとき以来。 疎水沿いにドクダミの白くはっきりした花が咲いていたり、赤花夕化粧や昼咲月見草も咲いていました。

 

 銀月アパートは初めて行きました。 想像していたよりおしゃれで、趣きがあって、1年くらい暮らしてみたいなぁと思いました。

 

 古い樹があったり、大きなお地蔵さんが祀ってあったり、ところどころに昔を思わせるものがあって、この地を高安さんも歩いておられたのかなぁと思ったりしながら、初夏の眩しい道を歩いていました。

 

 お昼は学生に紛れて学食でいただきました。 豆腐ハンバーグ、麦ごはん、温泉卵で406円。 ほかにもいろいろメニュー豊富で。 

 

 京大の時計台記念館歴史展示室の資料はわかりやすく展示されていて、昭和14年当時の大学の様子がジオラマになっていて、ジオラマ好きの私はいつまでも眺めていたい気持ちになりました。

 

 高安邸が改築中だったり、お墓の石が新しくなっていたり。 少しずつ変化していました。  お墓はいつまでもそこにあると思っていたのに、木陰の下にあった一枚岩のようなお墓が、灰色の直方体の普通のお墓に代わっていて、木もなくなってがらんと明るくきれいになっていて。 それはそれできれいに整備されていていいのですが、人の記憶はそのときのまま更新されないので、イメージがまったく違っていて、別の人のお墓のようでした。

 

 ・わが病むを知らざる人らわが心の広場にあそぶたのしきさまや 


 という高安さんの歌は前と同じものが彫られていましたが、字体も違っていました。


 お墓はもちろん、ご家族のものだから、新しくされたりすることに私たちがなにもいうことはないのですけど。 あのまえの石はどうなったのか訊きたくて、帰りに来光寺へ行ってお寺の方に会いにいったのですが、詳しいことは訊けませんでした。


 自分が行かないうちに、自分の記憶にある場所にも時間が流れているというあたりまえのことを感じた日でした。



コメント
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