e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

絲山秋子著 『海の仙人』

2006年03月10日 17時27分53秒 | 
ある男が宝くじで3億円当てて、それを機に全てを捨てて田舎に引っ込んだ。砂を敷きつめた家でのんびりと確実に自分だけのペースで暮らしていた。そこにファンタジーが現われた。その町を旅で訪れてきた女との出会いや、東京で仕事をしていた頃の元同僚などとの交流を長い視点でさらりと描いた作品。

一歩引いて考えると現実感のない設定や、ちょっと強引とも思える展開が不自然なくらい自然に道を開いていくところがこの作家の凄いところかなどと考えたりした。

考えるのでなく感じる作家が持つ独特の筆感、ある人の人生を高い目線から俯瞰し淡く薄く細く描いている素晴らしい作品です。面白かった。

彼女の本は「袋小路の男」に次いで2冊目。どちらの作品もちょっとありえない究極の純愛を形にしている。ぼんやりと輪郭が残るといった読後感です。彼女の他の本にも挑戦してみようと思います。


昨日夜中3時までアーセナル VS レアルマドリードを見る。ロナウドの調子最悪、ベッカムにもキレがない。アーセナルのアンリの活躍が際立っていた。ジダンも今年で引退か?などと言っていたが、そのボールさばきには素晴らしいものがある。このレベルのサッカーはオレのような素人が見ていても面白い。


3時間半ほどしか寝てないボケた状態で仕事に行った。今日も昼までだったので、仕事を終えると急いで帰宅し2時間ほど眠る。まだ最終決定ではないが転職の不安やなんかのせいで気持ちが落ち着かない。もう30半ばで最後のチャンスかも知れないが、それほどバリバリ働くタイプではないのでこれでいいのか?とも思う。まぁあまり先のことを考えすぎで思い煩うのも疲れるだけなので、慌てず悠々と構えていよう。

この前の面接で言われた“仕事の能力も大事だが、それ以上に組織の中で人間関係を作っていく力が大切だ”という言葉にひっかかっている。そういうのが一番苦手なのだ。もともと苦手だったのもあるが、長い時間をかけてより避けて通るものへと造り上げてしまった。

でもこの辺がターニングポイントかもしれない。すこしだけ頑張ってみようかと思う。


これから昔勤めていた会社の同僚たちと飲みに行く約束があるので、錦糸町まで行くことになっている。ちょっとテンション低いけど大丈夫だろうか・・・