養老孟司・内田樹『逆立ち日本論』(新潮選書)読む。非常に面白い対談集。
内田樹氏の「私家版・ユダヤ文化論」は非常に感銘を受け、彼と養老孟司の対談なら面白くないはずはないと手に取る。もう最高!!
ユダヤ人の人数についてこんな内容があった「2002年の統計によれば、世界のユダヤ人総人口は約1330万人。そのうち約600万人が北米、500万人がイスラエル、100万人がEU、旧ソ連に40万人が集住しているほか、南米、アフリカ、アジアにも散在しています。日本にも詳しい数はわかりませんけれど、たぶん数千人住んでいる。」
なんかいろいろと面白い内容があって抜書きしておきたいのだが、キリがないので・・・ユダヤ人について考える事は結局日本人を考える事だ、との思いに養老孟司は行き着いたようだが、その背景にはユダヤ人の宗教性にかなり高度に共鳴できるのはヨーロッパ人よりも日本人であるからだ、と言った話など秀逸。
イイ本でした。忙しくても対談なら読めるのでいいかも・・・