e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

蹴りたい背中

2006年09月30日 19時46分58秒 | 
遅ればせながら2度目にして完読しました、綿矢りさ著『蹴りたい背中』。もう何年前のことでしょうか?芥川賞を若い女の子がW受賞して、社会現象にまでなりました。文芸春秋もバカ売れしたみたいですし・・・かく言う私も文芸春秋を買って読んだのですが、金原ひとみの「蛇にピアス」は一気に読みきったのですが、この小説はちょっと目を通しただけで断念してしまいました。

実は最近読んだ「文学賞メッタ斬り」という、小説と文学賞を評論する本の中で、この綿矢りさ「蹴りたい背中」がめちゃくちゃ高い評価を受けていたのです。なんだ、そんなにスゴイのか?オレはそんな小説をまったく理解できなかったのか?とチョット悔しくて、もう一度挑戦した次第です。

でも、面白かったけれどよく分かりませんでした。たぶん非常に繊細な部分を扱った内容なんでしょうが、そういうデリケートな所にまで私は感応できないようです・・・残念です。

今日も一日、なんとなく体調不良でボケッと暮らしていました。最後にランニングしたのが9月22日、もう1週間以上体がイマイチ・・・でも、咽が腫れてヘンな咳が出ていたけど、どうも今日でほぼ完治、もう大丈夫そう。そんな訳で晩飯は缶ビール1本飲みながら、サラダや豆腐など喰う。

今日はぐっすり寝て、明日からウォーキングくらいから再開しよう。

熱パ!パ・リーグが面白い!

2006年09月29日 18時33分39秒 | スポーツ
野球がつまらないというが、それにしても今年のパ・リーグはスゴかった・・・まだ終わってないけど。昨日で日ハムの1位が確定し、最後の最後まで盛り上がった。

新庄があれやこれやと派手なパフォーマンスをしたのも良かったみたいだ。日ハムは北海道密着型の戦略が、新庄効果とあいまって人気・実力ともに爆発した。今日は王監督がソフトバンクの練習球場に現れ激を入れていた。パ・リーグのプレーオフが本当に楽しみだ。

セ・リーグもほぼ中日で決まりだろうが、それでも阪神の連勝で4ゲーム差。こんどの直接対決で阪神3連勝なんてことになれば、ほんとどうなるもんかわかったもんじゃない。

駒大苫小牧の田中が高校生ドラフトで楽天に決まった。本人はヤル気十分みたいで、巨人を退団する桑田も楽天が目を付け始めたようだ・・・面白くなるぞ。

日本シリーズは本当に楽しみ。野球は面白い。

メジャーもヤンキースは決まったが、田口のカージナルスもわずか1~2ゲーム差で1位、斉藤のドジャースも1~2ゲーム差で2位。この両チームはプレーオフ進出の可能性は充分ある。井口のホワイトソックスは厳しいかなぁ。


話は変わるが、ニュース23に新キャスターとして元NHKの膳場アナと山本モナの2名が出始め、山本モナがオレの好みに一発でハマって、いやぁこれからは欠かさずニュース23見よう、なんて思ってたら、なんか民主党の代議士とフライデーされたみたいだ・・・う~ん、美人にはいろいろあるよなぁ。

ニルヴァーナ

2006年09月28日 20時56分36秒 | 音楽
時代的にはもう一昔前といった感じなのか?ちょうど高校・大学のころタイムリーに聞き続けていた「ニルヴァーナ」。CDはとっくに売ってしまってないが、久しぶりに図書館で借りてPCに保存する。

懐かしい、とにかく一時期聞きまくっていただけに、もう飽きてイヤになるかなぁと思っていた。けれどすんなり耳に入ってきてイイ気分だ。

やっぱjazzだなぁ、なんて言ってたけど撤回します。良い物はイイです!


絲的メイソウ

2006年09月27日 20時18分04秒 | 
絲山秋子著『絲的メイソウ』読み終える。かなり面白いエッセイ集。笑える。お気に入りの作家で、小説だけでなくエッセイも素晴らしい。まだ読んでいない作品も図書館で予約中、大いに期待できるなコレは。

昨日の夜からすごい雨だ。夜中の3時頃に目が覚めて、ちょうど欧州チャンピオンリーグ「セルティックvsコペンハーゲン」を見る。中村俊輔がうまくファウルを誘い、PKを獲得しそれが勝ち点となった、1対0で勝利。中村俊輔やるなぁ。

薬がたいぶ効いているのかノドの腫れもひいて、体もだいぶラクになったが、まだ完治とまではいかない。大事をとって明日の仕事は休むことにした・・・完全にサボりたいからだけど。明日はのんびり「男はつらいよ」のビデオでも見よう。いいのか?こんなんで??今の職場になって働く気が失せた、そんなこと言ってる場合じゃないのに。給料だって減るし、大丈夫か??貯金だってないぞ!

寝れない、疲れていても寝付けない。寝ても1時間おきくらいに目が覚め、眠りも浅くて起きているのか寝ているのかハッキリしないような、あいまいな所を漂っているうちに朝を迎える、そんな按配。ガーッとストレス発散できる何かを見つけないと・・・

今日もトレーニングは中止。完全によくなってから再開だ。

体力?免疫力の低下??

2006年09月26日 17時21分26秒 | 病気
仕事の帰りに医者に寄って、今戻ってきた。

土曜日は天気も良かったし、電車に乗ってどこかへ行こうと朝早く出かけた。が、しかし、持って行った本が面白くて(『「反日」とは何か ―中国人活動家は語る―』)電車に揺られながら本ばかり読んでいた。ところどころで降りてお茶を飲んだり、メシを喰ったりして本を読み続けた。

その日は天気は良かったけれど、風は強くてそのせいでなんとなく風邪っぽく、その晩は風邪薬を飲んで寝た。翌日は熱があり、いわゆる風邪の症状だったので薬を飲んで寝ていたら、その日のうちにラクになった。

昨日も特に何の不調もなく、ただ首のリンパ腺が腫れてしこりがある感じだったが、それほど気にするものでもなく、今朝になって唾を飲むと痛いくらいにのどが腫れていた。のど飴を舐めながら仕事をしていたが、このままだと声が出ないくらいになってしましそうなので、医者に寄った。

医者はビックリしていた、ここまで腫れてるのはヒドイと。薬をもらい帰宅。夏の疲れが出ているのではないかとのこと。

とにかく風邪薬を飲む機会が多い。去年、あまりにも頻繁に薬ばかり飲んでいるので気になって、今年はどれくらい薬を飲んでいるかチェックしてみた。今年の初めから9月14日までの間に市販の風邪薬「パブロン ゴールド 42包」を2箱。医者でもらった処方薬を2週間分飲んでいる・・・ちょっと飲み過ぎか??こんなもんか??一般的な平均なんてないだろうから、なんとも言えんか。

やはり体力が落ちているのか?でも運動するぶんには問題はないし、どうも精神的な問題みたいだ・・・厄介だな。どうも眠れないし。

睡眠導入剤ってどうなんだろう?

とにかく、しっかり薬飲んで治そう。

クラクフ、ポーランド

2006年09月25日 20時21分03秒 | テレビ
NHK BSで放送されている『世界ふれあい街歩き』を見る。ビデオにとっておいたもの。ポーランドの古都クラクフ。私がここを訪れたのはもう10年近く前になる1997年。

クラクフは「クラコウ」と発音する。ドイツとソ連にはさまれたポーランドの南部にある都市で、幸いにも第2次世界大戦の惨禍を逃れ古い町並みがそのまま残っている所である。

とはいっても、テレビを見るまではっきり思い出せなかった、クラクフの街並みがどのようなものだったか。テレビを見始めた瞬間から次々と記憶が甦り、あぁこんなところだったなぁと。

キレイな街だった。そして寒かった。ここからユダヤ人収容所として有名なアウシュビッツへも行った。そこを訪れたときは雪がチラチラ舞ってきて、精神・肉体ともに震えた。

ポーランドには明るさがなかった。このテレビに映る街は良い季節で青空に包まれていたが、それでもこの国にはある種の暗さがあるように思えた。かなり主観的な思い込みによるものかもしれないが、そう云った暗さがオレにとってはとても好ましく居心地が良かった。

駅の近くにあった小さな食堂で食べたスープとパン、上手くて毎晩通って食べた。いつかまたヨーロッパに行く機会があるだろうか・・・


ボウリング・フォー・コロンバイン

2006年09月24日 21時11分43秒 | 映画
マイケル・ムーア監督『ボウリング・フォー・コロンバイン』見る。見始めてすぐに、以前に見ていることに気づいたが面白くて見続けてしまった。

なぜアメリカは銃による犯罪が多いのか??銃が簡単に手に入って多く出回っているからか?いろいろな人種が存在し、それだけ問題が多いからか?アメリカの歴史が既に殺戮の歴史そのものだからか?マスコミが過剰に恐怖心を煽るからか?

答えは出ない。それでもアメリカは銃を持ち続け、互いを恐怖で縛り続ける・・・

なんだか感動的なくらいアメリカの持つ問題の根深さを、さらりと感じることができるドキュメンタリー映画だ。アメリカってバカだ、でもカッコイイ。好きじゃないけど、ある意味でとんでもないくらい健全なところがあることを多くの人は知っている。不思議だ、アメリカって。

その時代の覇権国家は常に野蛮で暴力的であるのは、モンゴル帝国や大英帝国をみても明らかだ。アメリカはこの先どこへ向かっていくのだろうか?

「反日」とは何か ―中国人活動家は語る―

2006年09月23日 23時56分43秒 | 
熊谷伸一郎著『「反日」とは何か ―中国人活動家は語る―』(中公新書ラクレ)を読む。

反日デモの中心人物や反日サイトの運営者などにインタビューを行い、日本側中国側からだけでない新たな視点で描かれた「反日」の検証本。新世代の活動家の本音を聞きだし、ステレオタイプなありふれた「反日」に一石を投じるかなり面白い本。

まずマスコミが常用する「反日」という表現そのものが、誤解を招く非常にあいまいな言葉であると何度も本文に登場。活動の中心となる人物の大半は右傾化した政治家や人々のみを攻撃の対象としており、一般の日本人とは仲良く共栄共存を図りたいとしている。つまり「反日」ではないと主張。

次に筆者である熊谷氏が季刊誌『中帰連』の編集長という肩書きを持つ。(現在は中帰連は解散し「撫順の奇跡を受け継ぐ会」がこの事業を継続している)この「中帰連」とは、戦争被害にあわれた中国人の補償を手伝う日本人が中心となっている団体のようである。

たしかに個々の人を見ていくと国籍など関係なくいい人は多い。私も世界中を旅していて、人種や宗教など本当に関係ないのだなぁと実感することがしょっちゅうであった。しかし、現に上海で行なわれたデモ隊による投石などは、実際に行われた暴力行為でありそのことに関しての謝罪はあるべきであろう。もっと根の深い所に原因があるのだから、そんな表面的なことだけで怒っているようでは話の本質は掴めない、と正論の如く語っているが投石という暴力行為は行なわれているのだ。過去の問題はそれとは別に議論されるべきだ。

また筆者が中国人の戦争被害者の裁判や補償問題をお手伝いし、中国との関係が非常に深いせいか多少視点が中国よりに傾きすぎている感は否めない。もちろん完全な中立的視点などありえず、そういった点を差し引いてもこの本は意義深くいろいろな示唆を与えてくれる。

私は隣国同士が無理してまで仲の良い関係を築く必要はないと思っている、かといって争いが絶えないようでも困る。つまり戦争しない程度に、経済だけの、民間交流が盛んな・・・そんな程度でいいのではないかと思っている。

現在は国家の時代である。どんなにその国民が好い人々であり平和を望んでいようとも、国家の姿勢が表面上の顔である以上その部分がクローズアップされて、そこを通してしか相手の国民に物事が伝わらないという限界をある程度理解し(諦めて)接するしかない。それは自国日本を見る場合にも当てはまるのだが・・・