e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

寝るのは難しい

2006年02月28日 22時40分21秒 | 病気
睡眠不足や睡眠障害などは現代人が抱えるありがちな症状のようだ。げんに周りにも寝不足でボーッと仕事に来ているのなんてザラにいるし、夜なかなか寝付けない人も多い。

そんな私も寝るのが苦手だ。子供の頃から布団の中でいつまでもぐずぐず寝付けず、あっちにゴロゴロこっちにゴロゴロを繰り返していた。高校生の頃はただでさえ眠れないうえに余計な悩みに振り回されていたため、朝方まで起きていることも多く学校ではつねに撃沈していた。

とにかくバカみたいに疲れたいがために大学時代に始めたのが道路工事のバイトで、穴を掘ったり土を運んだりを1日続けているとさすがにぐったりして、パッとシャワーを浴びてビールをゴクゴク飲むとスッと眠りにつける。これが快感だった。ぐっすり眠れるから当然目覚めも良いし、なんか妙に爽やかな気分になれた。

私の大学4年間は穴を掘って鉄筋を運んで、庭木を運んでいたといってよいくらいだ。

それでも人間、本質的にはなかなか変われないようでそれ以降も寝れないことで間延びした日常を過ごすことが多い。これも私の生き方なのだと悟ってしまえばどれほどラクか・・・しかしいくら悟ったところで夜寝ていなければ昼間は眠くて仕方ないのである。

これが問題だ。

羊を数えるとか、足の指先に神経を集中するとか、真っ黒い壁をイメージするとか・・・いろいろあるみたいです。眠りにつく方法は。でもダメなときはダメなんです。

たいして酒なんか強くないのに、ちょっと寝酒になんて軽くあおるとかえって目が覚めちゃうことも多いです。

ホント参りました・・・最近も寝れない日が続いてます。年度末で仕事もごたごたしてるってのに・・・数日前も仕事で凡ミスしちゃいました。ボケッとしてるからなぁ


最近、また音楽を聴くようになってきた。いま音が出るものといえばPCだけだ。auの音楽ケータイに変えようかなぁ


バルセロナ VS チェルシー

2006年02月27日 18時13分00秒 | スポーツ
明日(今日月曜日のこと)の朝は仕事の関係で5時起きなのにテレビでやっていた「チェルシー VS バルセロナ」最後まで見ちゃいました。それにしてもスゴイ、両チームとも。テレビに釘付け。前半いきなりレッドカードで1人欠けたチェルシーには厳しい展開だったが、それでも後半チェルシーが先制点をゲット。ただどうしてもひとり欠けている負担は大きく、徐々に疲れが出てきて明らかに選手たちの動きにもその影響が見てとれた。バルセロナが1点を取って同点に追いつき、その後も押しまくり2点目をゲット。結局2対1でバルセロナの勝利、アウェーでの勝ち点は大きい。

ロナウジーニョがボールを持つとちょっとやそっとじゃ奪い取れない。オレみたくサッカーに関してはおもいっきり素人でも、彼のズバ抜けた動きには感動の連続。だいたいコレくらいのレベルになるとゲーム全体の動きも違い、誰の目にもそのスゴさは一目瞭然。

興奮してすぐには寝付けず2時間も寝ないうちに目覚ましが鳴り、死んだような体を引きずって仕事へ。顔色はめちゃくちゃ悪いはどうにも使い物にならないはで、会社の皆さん今日は本当にスミマセンでした。


オリンピックで夜更かしや睡眠不足が続き、そのせいで疲れがたまっている・・・社会人として有るまじきだらしなさ。それにしても数日寝不足が続くだけで体にくる、おもいっきり歳だ。




ウナギのふるさと

2006年02月26日 17時45分31秒 | 理科系
『ウナギのふるさとはグアム沖』(朝日新聞 2006年2月23日)

‘長年謎とされてきたニホンウナギの産卵場所がグアム沖であることを東海大学の研究グループが突き止めた。産卵場所は半世紀以上にもわたる調査でもはっきりせず、今回の研究結果は激減するウナギ資源の保護に役立つと期待される。’

DNA研究による遺伝子組み換えやロケットの火星到達。科学の力は素晴らしい発展を遂げていると見える一方で、実は身近なことで分からぬことが山のようにある。当たり前のように食されているウナギの生態が未だにつかめていないのも氷山の一角で、こんな例はゴロゴロしているにちがいない。

半年くらい前だろうか、新聞に『花成ホルモン 正体肉薄』といった記事があった。花を咲かせるべくその命令を伝えるのは「フロリゲン」と呼ばれる植物ホルモンと考えられてきたが、その正体は謎だった。そして研究の結果あるタンパク質が花を咲かせることに関与するホルモンである可能性が高まっていると記事では言っていた。

つまり未だに花の咲くメカニズムの全容は明らかになっていないのだ。なんか不思議だ。どうして花が咲くのか今でも分かっていないなんて・・・

科学って何だ??

話は戻ってウナギちゃん、ずいぶんといろいろな所を泳ぎ回っているらしい。やるなぁ、ウナギちゃん。ただ旨いだけじゃないところがスゴイ!!


荒川静香やりましたねぇ、これでもかっ!!ってくらいテレビでやってましたね。でもよかったよかった。

東京はすごい雨が降ってます。どこも行かなくていい日は、外が雨だとなんか落ち着きます、気分が。

山本文緒著 『ブラック・ティー』

2006年02月25日 23時18分40秒 | 
1995年発表の短編集。彼女の小説「恋愛中毒」を読んだのは随分と前のことで、ベタベタした恋愛小説じゃないものを描くところが見事にヒットして一発で気に入った。ストーリーテラーとしてもオレ向きで、それからエッセイなどもいくつか読んだ。この本もよかった。けっこう短い話が10くらいあって、続けて読んだせいか多少お腹一杯の感はあったが・・・山本文緒はイイ。

サラリーマン時代に仕事で赴任していた長野に住む友人から連絡があったのは去年の暮れの頃だ。当時会社でよく行っていた飲み屋のひとつに韓国人ママが経営するクラブがあリ、そこのホステスRとかなり深い仲になった。でも2年後私は東京に戻りそれっきりだったのだが、どうやら彼女Rはいま東京の錦糸町のある店に移ってきているとの事で、時間があれば顔を出してみればと友人の連絡だった訳だ。

それ以降けっこう気にはなっていたのだが、今更行くのもなんだか・・・そんなうやむやな気分のまま数ヶ月が過ぎた。そして10日ほど前に彼女から電話があり(友人から聞き出したとの事)逢う約束となった。そして昨日彼女が店から上がる時間のころに錦糸町まで行った。

久しぶりで懐かしくもあり、恥ずかしくもありヘンな気分だった。いざ会ってみてどうなることかと正直いろいろ考えたが、すぐに昔のようなさばさばした雰囲気で楽しめた。

これについてはいろいろ書きたいのだが、実は今日飲みすぎた頭を抱え昼過ぎまで寝ていたら電話があった。あるところの正社員募集に履歴書を送っていて、面接の連絡が来たのだ・・・突然のことでビックリ。

そんな訳であれやこれやと混乱気味である。しかも朝帰りで疲れているし酒は残っているし、どうにも使い物にならない一日だった。

なんか話しが締まらないけれど今日はココまで。




高橋源一郎  『私生活』

2006年02月23日 20時19分36秒 | 
高橋源一郎著『私生活』。1999年の夏から約4年に渡って、月刊プレーボーイに連載されたエッセイをまとめたものです。学生時代はよくエッセイを読んでいたんだが最近は本当に久しぶりだ。それより最近の文学賞受賞者はエッセイなんか書いているのだろうか??どっちかというとエッセイは芸能人やなんかがテキトーに書いたり、エッセイストなどといわれる人種が書くもののような雰囲気になってないだろうか?・・・オレが知らないだけか?なにか面白いエッセイがあったら教えてください。よろしくお願いします。

気になった内容をメモ代わりにココに記しておきます。

モダンジャズ ‘アルバート・アイラー’ ‘セシル・テイラー’

アジアを代表する現代音楽家 ‘譚 盾’(タン ドゥン)『九歌(NINE SONGS)』『マルコ・ポーロ』

現代音楽 ‘ペンデレッキ’ ‘グレッキ’ ‘アルヴォ・ペルト’ ‘ジョン・ダウナー’ ‘マイケル・ナイマン’ ‘ウイントン・マルサリス’ ‘ストラヴィンスキー’

『フェルマーの最終定理』サイモン・シン著 青木薫訳 新潮社   『放浪の天才数学者エルデシュ』ポール・ホフマン著 平石律子訳 草思者   『天才数学者たちが挑んだ最大の難問 フェルマーの最終定理が解けるまで』アミール・D・アクゼル著 吉良良正訳 早川書房

映画『SEX:EL』監督 ジャン=マルク・バール

写真集『たまもの』神蔵美子 筑摩書房



フィギアスケートのニュースがてんこ盛りで、安藤美姫の時に流れる曲‘戦場のメリークリスマス’か頭について離れない・・・つい口ずさんでしまう。


スターリングラード

2006年02月22日 22時28分16秒 | 映画
『スターリングラード』を観る。有名な独露攻防戦を舞台にしているが、内容はそこで活躍するスナイパー(狙撃兵)の物語。オレ個人の感想だがたいして面白くなかった。主演俳優がジュード・ロウであることを映画終了後のテロップで知る。まぁ名前は聞いたことあったが、こういう奴だったかと感心した次第である。私は男なだけにいくらカッコイイ俳優が出ていてもそれほど嬉しくない。気になるのはやはり女優だ。

エンドロールは共産主義時代のロシアン・アバンギャルドといった感じのスタイルで構成されており、そっちの方に興味があった。社会主義(マルクス主義、しかもレーニン考案スターリン実践のロシア式のモノ)の台頭とともに、その新思想に呼応するかのように新興芸術も立ち上がり、その影響は欧州やハリウッドにまで及んだらしい。一度見ればすぐに分かりますよ、あぁ社会主義国独特で典型的なプロバガンダの壁画やポスターなどに使われてる構図でだなぁって。

モスクワの大きな古本屋を訪ねたときのことだ。細かい雪が次々とひっきりなしに落ちてくる中、重たくて分厚い木で出来た大きな扉を押して店の中に入った。コツコツ音を立てる床を進むと、金文字が刻印された立派な装丁の本がたくさん並ぶ中に、社会主義時代のポスターが山のように積まれていた。どれも時代を感じさせるとともに、どこか新しく他を寄せ付けない圧倒的な存在感があり、買うべきか買ってしまうとこれからの旅の荷物が増えるのでどうしようかとずいぶん迷った。

ベトナムを訪れたときも、同じようなポスターが売っている店があり、それらを1冊の本にまとめた画集まであった。今思えば、その画集だけは買っておくべきだった・・・値段的には問題なかったのだが、厚さと大きさその重さに躊躇してしまった。

そして今私の部屋に貼ってあるポスターはアインシュタインのものだけである。


冬季オリンピック、カーリングには本当にハマリました。月曜日は仕事が早くて朝5時に起きなきゃいけなかったのに、その前日の日曜日の夜1時くらいまでしっかり見ちゃいました。一昨日も最終のスイス戦がNHK BSの生放送で朝4時からということだったので、目覚ましをセットしてわざわざ起きてまで見ました。いやぁ、本当に面白かった。深いですねぇ、カーリングは。おかげで寝不足+疲れ気味です。


口をつけずに水を飲む

2006年02月21日 22時03分03秒 | インド
今日仕事場でなに気なく、本当に無意識にペットボトルのお茶を飲むとき、ペットボトルから僅かに口を離した状態で、つまりはペットボトルから流れ落ちる液体を口で受けるようにしてお茶を飲んだ。・・・この説明で分かってもらえるだろうか?

もう一度説明しておこうと思う。ペットボトルを顔より少し高い位置に持ってきて、少しずつ傾けながら液体を流し出す。本来ならここでペットボトルに口を付け(当たり前だが)その液体をゴクゴクと飲む訳だが、今回はペットボトルから少し離れた所に口を持ってきて、流れ出た液体を受け取るようにしてゴクゴク飲むのだ。

もちろん口とペットボトルが離れているといっても僅かな距離で、ようは直接口を付けずに飲むということが重要なのだ。何十センチも離れた状態で飲むことをウリにしているわけでなく、思わず昔の癖というか、以前にやっていた習慣のようなものが無意識のうちに出てしまったのだ・・・それをたまたま見たアルバイトの女の子が「うわぁ~なにしてるんですかぁ」と喰い付いてきたから話がデカくなり、いちいち説明するハメになった。

インドでは食器なども不浄(穢れている、ケガレている)といった観念で捉えているようで、そのせいでスプーンやフォークを使わず手で食事をとるようなのだが、コップなどにも同じ考え方があてはまるらしく(使い捨ての素焼きのカップでチャイを飲む事もある)、食堂などでインド人がコップの水を飲むときに口を付けずわずかに離した状態で水を飲んでいる姿をしょっちゅう見かけた。というよりコップに直接口をつけて水を飲んでいる姿を見たことがあっただろうか・・・?チャイ(紅茶)やコーラなどは普通に飲んでいたが、水はこんな飲み方ばかりだった気がする。

私のインド訪問は全部で5回計2年ほどになり、そのころコップの水はもちろん大きなペットボトルから水を飲むときは、インド人の真似をして口を付けずに飲んでいた。そうしたら日本にいるときでも、たまにだが同じようにインド式の飲み方をしてしまう。ずいぶん昔にそのことを彼女に指摘されて以来、飲み物はできるだけコップに入れて普通に飲むようにしているし、人前でそのような飲み方(口を付けずに飲む)をすることもまずなかった。

しかし今日、思わずやってしまった。そしてエラク驚かれた。別にそれほど大騒ぎすることでもないと思うのだが・・・

わざわざ離して飲むことないのにとも思った。でも、それがインド式なのだ。インド人の考え方にのっとっているのだ。だからコレでいいのだ!

でも日本ではダメなのだ、ダメらしいのだ・・・そおかぁ、難しいなぁ。


そのオレのことを指摘してギャーギャー騒いだバイトの女の子にヘンなやわらかい飴みたいなのをもらって食べてたら、歯に詰めている銀のヤツが取れた。やっかいなことがひとつ増えで面倒臭いったらありゃしないが、仕方ないので仕事の帰りに歯医者によって治療した。キズは浅いので型を取ってもう一度新しい銀の詰め物を作る必要はなく、上から直接白いモノを詰め込んで固まったら完成、終了。うーん、素晴らしい。


昨日やっていた「西遊記」けっこう面白くて最初の数回は見ていた。あのエンディング・テーマいい曲で気に入った。ああいう旅モノはとにかく好きだ。ふと澁澤龍彦の「高丘親王航海記」が頭に浮かんだ。


ナイジェリアでのデモ

2006年02月20日 16時57分49秒 | アフリカ
ここ最近世界中で話題を振りまいているムハンマドの風刺画事件。西アフリカの大国、ナイジェリアでも大規模な抗議デモがあり暴徒化した参加者が教会やキリスト教関係の建物や人を襲い、16人の死者が出た。

ナイジェリアは南部がキリスト教が多く、北部はイスラム教が多数派を占める。数年前にも、北部のいくつかの州がイスラム法に基づいた州法を制定しようとして問題になっていた。以前からナイジェリア北部ではデモが続いていたが、死者が出たのは今回が初めてのようだ。

ナイジェリア一番の都市(実質上の首都だ)ラゴスは香港とカルカッタを足して2で割ったような景観だった。英語が通じたのはラクだったけれど、警察がドロボウみたいな奴らが多く、旅するのはキツかった。それでもカメルーンとの国境付近のジャングルは壮観だった。

桐野夏生「グロテスク」、長嶋 侑「猛スピードで母は」、町田 康「きれぎれ」

2006年02月19日 15時28分27秒 | 
長嶋 侑「猛スピードで母は」読了。「サイドカーに犬」と二作品が収められている。「猛スピードで母は」この作品は芥川賞受賞作。何年前のことだか忘れたが、この本を一度手に取ったものの文字を目で追うだけで、一向に頭に入ってこないので途中で読むのをやめた記憶アリ。

正直どう感想を書いてよいものか分からない・・・つまらなくはなかったがコレといったものもなく・・・

町田康「きれぎれ」を図書館で借りて読むも途中で放棄。全体の構成というか話の流れが、いくら読んでも入ってこない。おそらくこう云う文章自体が評価の対象になるような良いモノなのかもしれないが、私には皆目わからず理解不能な言語とまでは言わないが、全文英語の文章を読んでいるような感じで、ところどころ一文々々は入ってくるが全体としてとらえると何ひとつ分かっていないような状態だ。

もう随分前に「すっくん大黒」や「夫婦茶碗」などは読んだ。けっこう面白かった記憶はあるのだが・・・

桐野夏生「グロテスク」100ページまで読んだがダメだ・・・面白くない。私には向いていないようだ。全然迫力というものが感じられない。この女性がこの後どうなって行くのか?街娼となった彼女の思いは??などなど気になることもあるが、そこにたどり着くまで我慢して読み続けることはできなさそうだ・・・ここで諦める。彼女の小説を読んだのはこれが初めて。まだ他にもいろいろとありそうなので挑戦してみるつもりだ。

そういえば随分と前に読み始めた「ダヴィンチ。コード」も途中でやめた・・・単に飽きやすいのか、読書力が足りないのか・・・

バレンタインのチョコは立派な箱に入って、ひとつひとつがキレイで高級そうだ。こんな高そうなものいらないのにと、かえって気を揉んでしまう。チョコなど甘いものは好きだが、バレンタインだとお返しをしなくちゃならないし、面倒臭い。それにしてもこんな豪華そうなチョコ、いったい何なんだ??


キリン新発売の発泡酒 「円熟」

2006年02月18日 14時26分37秒 | 
ビールはすぐに腹がガボガボになって、たくさん飲めるモノではないのだけれど大好きな酒だ。発泡酒はビールじゃないという人がいるかもしれないが、まぁ細かいことはさておき最近キリンから新発売になった発泡酒「円熟」を試してみる。

ビール関係の新製品が出るととりあえず一度は試してみたくなる。第3のビールといわれるモノは、どうしても違う飲み物という感じから抜けきれずどれもイマイチだが、発泡酒はむしろビールよりコクがなく、そのぶんだけヘンな甘ったるさがなくて好きだ。

しかしコノ新製品「円熟」は、いろいろな麦芽を使ったコクが売りになっていて、果たしてどんな味かとひとくち飲んでみると、ビールほどではなく程好いコクと濃さ・甘みであり旨い。しかも他の発泡酒の飲んだ後に残る独特の変わった風合いがなく(オレだけが感じるのか、たまに鉄サビのような飲後感が残ることがある・・・)コノ新製品はなかなかどうしてイイではないか。

1本飲み終わって、引き続きいつもの「淡麗」をやる。う~ん、でもコッチも旨いなぁ。このアッサリ感がいいんだよなぁ。

しばらくは両方試してみて、しかる後に判断しようと思う。


『わが父 薄傑 ラストエンペラーの弟 波乱の生涯』(NHK教育 ETVアンコール)を見る。日本の傀儡国家で中国東北部に建国された満州帝国の初代皇帝で清朝最後の皇帝でもある‘愛新覚羅 薄儀’の弟‘薄傑’(ふけつ)が日本人の妻との間にもうけた子供が、当時を回想し中国を訪れるドキュメンタリー。

すさまじいほどの勢いで混迷を深めていた当時の大日本帝国の重要な人物の一人である薄儀のすぐ傍で日本の凋落を体験し、その後満州帝国の崩壊・中国内戦・シベリア抑留・文化大革命を経て日中友好締結により再び日本との架け橋を自らに課したひとりの男の人生は波乱に満ち溢れていて、なんと感想を述べてよいものか。

見ごたえ充分のドキュメンタリーであった。時代に、歴史に翻弄される人間の小ささにある意味で感動。


中島義道「孤独について -生きるのが困難な人々へ-」(文春新書)読了。自分の思いを見事に代弁してくれている書で、読んでいてもスッキリで読後も爽快。オススメです。



なんかハマってしまう、カーリングの不思議な魅力

2006年02月16日 21時47分51秒 | スポーツ
こんな地味なもの、と見向きもしなかった。こう云うスポーツがあることは前から知っていたが、こんなにじっくりと見たのは始めてだった。そしてハマった、おもいっきり見事にハマった。

面白い。オモシロ過ぎる!!微妙な感覚による細かいところへの操作と、相手の作戦を読み全体の構成を考える頭脳戦。いろいろな要素が絡み合って非常に奥が深い。でも正直、得点に関するルールでいまひとつ腑に落ちないところもある。それでも見応え充分で、週末は夜中にBSで放送する試合をビールでも飲みながら堪能したいと思う。いやぁ楽しみだ。

選手の女の子たちもカワイイ、これじゃなお良いではないか。途中でフルーツなんか食べながら作戦タイムなんかあって、うーん、やるじゃないか、カーリング。モップみたいので一生懸命にゴシゴシやる姿も、ちょっとスポーツとは思えず感激です。


冬季オリンピックをこんなにしっかり見たのは初めてだ。けっこう面白い。スノーボードのハーフパイプは競技そのものにも魅力を感じたが、それより選手がアスリートという雰囲気からは程遠く、無精髭をはやした長髪のそこら辺にいる若者といった感でビックリ。女子選手の中には競技前に自分のi‐Podをいじって音楽を聴きながらスタートしたのには新しいスポーツの風を感じた。

スポーツはいいねぇ、やるのはキツイけど。観るのサイコー!!


ある古書店

2006年02月15日 22時45分00秒 | 
10代後半から濫読時代に入ったが買うのはもっぱら古本中心で新刊は図書館で借りていた。あまり新しい作家の本は馴染まず一世代、いやそれ以上前の作家のモノを好んで読む傾向が強かった。大学を卒業してからはノンフィクションや新書・実用書などにもハマッて活字ならなんでも来い!!くらいの感じだった。

学生時代に付き合っていた彼女は女子大の国文科に在籍していて、そのコの影響もあって本が更に身近なものになり、デートで高田馬場や神保町などの古本屋巡りをしたこともしょっちゅうだった。今にして思えば非常に充実した時だった。

ここ数年はネットでも古書検索ができて、本当に信じられないくらい便利になったものだと呆れるほどだ。こんなにいろんなところで値段を比較されたら、古本屋もたまったものじゃないだろう。そうしてネットで古書を探しているうちに出会った古本屋が‘ 湧書館 ’である。この古書店は比較的マニアックなものを取り揃えていて、なかなか面白そうなので仕事の帰りに寄り道をして訪れたのが数年前のことだ。

それ以来たまに訪れてはウイリアム・バロウズやアレン・ギンズバーグなどビート世代の作家のものや、澁澤龍彦やつげ義春、サブカルチャー系のモノなどちょこちょこ買っていた。

ちょっと前に新宿に出たついでに寄ってみたらシャッターが下りていて、貼り紙がしてあった。どうやら店舗移転に伴う一時閉店(ネット販売はしているようです)とのことだったが、はたして本当に再開するのだろうか・・・ちょっと寂しかった。こういう味のある古書店には頑張ってもらいたいので、このブログのブックマークにも登録しておいた。みなさんもぜひ一度たずねてみて下さい。



今日はバレンタインのお返しにと、下北沢で飲むことになり?これじゃお返しというか、無理やり連れて行かされたような感じだが、まぁ学生時代のころは毎日のように通っていたシモキタも随分と足が遠退き、久しぶりに行ってみるかと大学生のバイトの女の子数名と会社の事務の女の子を連れて出向いた。

下北沢は通過することはあってもこうして街を歩くのは本当に久しぶりで、昔の面影を留めつつも店の並びはすっかり変わっていた。でも若い女の子に囲まれシアワセでした。

今日はビールだけ3杯。いい気持ち。

「男はつらいよ  寅次郎春の夢」

2006年02月14日 20時48分57秒 | 映画
寅さん、相変わらずやってくれます。今回のマドンナは香川京子です。林寛子も娘役で出てます。

いつものようにフラリとやってきて、タコ社長なんかとゴチャゴチャ揉めて、怒ってプイと出て行いこうとすると綺麗な女性が現われて、出て行くどころかそのままとら屋に居ついちゃう・・・お決まりのパターンです。これがイイ!! (もうひとつのパターンは、怒ってプイと出て行き、旅先で綺麗な女性に出会ってハマると云うもの)

寅さんは何度見てもいいです。どうしようもねぇなぁ、なんて思いながら止められません。水戸黄門もインド映画も吉本新喜劇もどれもみんな分かってるんです、この先どうなるか分かってるけど止められない。もう様式美の世界です、コレは。

実際はそんなことないんだろうけれど、あぁこの頃の日本って人情もあって今より穏やかでいいなぁなんて勝手に思って、ひとりで納得しながら満足するという、こういうのって精神衛生上もイイと思う。

あとマドンナ役の女優がいいんです。私は太地喜和子が気に入りました。けっして美人じゃないけれど、いいオンナですね。


ヘミングウェイとキューバ

2006年02月13日 23時29分24秒 | テレビ
録画しておいた「世界 時の旅人 ヘミングウェイ」(NHK BS 再放送)を観た。作家の矢作俊彦がヘミングウェイの足跡を追ってアメリカやキューバを旅するものだ。少しみて、あっコレ以前にも見たなぁと思ったがそのまま最後まで見続けてしまった。ヘミングウェイの生まれたアメリカ北部からキューバへと足を延ばし、彼の作品の舞台や実生活を追って行くというもの。

学生の頃に片っ端からヘミングウェイを読んだ。どの作品も面白いが、とくに短編は秀逸だと思う。『キリマンジャロの雪』が私の一番のお気に入りだ。彼はその存在そのものがカッコ良くて、世界中を飛び回り酒と釣りを愛し、各地の戦争に従軍したり、アフリカでハンティングをし、美しい女優と恋をして・・・

ヘミングウェイがパリにいた頃は、世界中から芸術家が集まりくすぶっていた時代で、その最晩期にはヘンリ・ミラーなどもあてどなくウロウロしていたようだ。彼らの世代はロスト・ジェネレーション(失われた世代)と呼ばれ、この時代に文才を培った彼の作風からハード・ボイルドという言葉が生まれたようだ。

強いアメリカを体現したような彼の存在は広く受け入れられ、一方で併せ持った繊細な側面を作品の中でのぞかせ、そのどちらもがヘミングウェイでありそこが格好良いのだ。

よく開高健がヘミングウェイと比較されるが、たしかにどことなく似た雰囲気がある。わたしはどちらの作家も大好きで、彼らのように大胆でありかつ繊細なところが非常に好感がもてるし、これこそ男の本質的な姿ではないかと思っている。

番組の中でヘミングウェイの飲んでいたジンの銘柄が‘ ゴードン ’であることを知るシーンがあり矢作俊彦がエラク喜んでいるのだが、私もなぜだか感動した・・・

キューバには行ったことがない・・・行きそびれた感じだ。カストロが生きているうちはキューバがキューバらしくいられるのかも知れないが、それもあと何年のことか・・・

カストロが死んだら、毛沢東やレーニン、ホーチミンのように剥製にして保存し公開するべきだ。これは良し悪しでなく、こういった人間を思想だけでなく形として後世まで残しておくのも重要なことではないか?

カストロはチェゲバラとともにキューバ革命の立役者だった。イスラエルのシャロン首相も中東戦争で活躍した軍人あがりで、江沢民は日本の侵略により身も心もボコボコにされた(その恨みで反日教育に心血を注ぎ込んだ)、亡くなったパレスチナのアラファトもゲリラだったし、アフリカの大統領なんかそんなのばっかりだ・・・世界中には戦争や闘争を引きずったまま政界のトップとなったようなのがゴロゴロしてる。これでは争いが簡単になくなるとは思えない。

キューバのような適度に暑くカラッとした爽やかな気候の中で、のんびりとビールでも飲みながら妄想にでも耽りたいものだ。


吉村萬壱「ハリガネムシ」

2006年02月12日 16時21分23秒 | 
いやぁ、来ました、スゴイです。打ちのめされましたね、久しぶりに。気持ちよかったです、読んでいて、吉村萬壱著「ハリガネムシ」きれいにグロテスクですよね、こういう表現の仕方って素晴らしい。けっして暴力とかを賞賛しているのでなく、手段として使いこなしているなぁ、といった感動がありました。話にも引き込まれて一気に読了しました。最近読んだ中では一番オススメです。

花村萬月とか金原ひとみなども暴力や性的な描写があって、初期の大江健三郎などもグロいけれど、この本のグロさに惹かれます。まだ読み終えたばかりで興奮してます、スミマセン・・・話がまとまらなくて。

ヒトなんて信じられないくらい暴力的で破壊的な本質を薄っぺらなオブラートで包んでいるだけで、しかもその包み方もいい加減だからしょっちゅう残酷なことやってて、更にタチの悪いことに直接手を下さずに間接的に、自分は何もしてないんだよみたいなごまかしの中で堂々と胸張って生きてるような生命体なだけに、ヒトをうまくいい表すのにこう云うズバッといくのもいいかなぁ、と正直思います。

なんとなく阿部公房の風味が漂っていました・・・そんなことないか?

彼が芥川賞を受賞したときは、どのような評価だったのでしょうか??おそらくその当時は私は日本に居なくて何も知りません。ご存知の方いましたら御一報ヨロシクおねがいします。


昨日この本を読み終えて興奮冷めやらず、ウイスキーのソーダ割りを飲みながらオリンピックを見ていたら、すっかり酩酊してしまい本日はどうにも使い物になりませんでした。