じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

10/25  映画「八犬伝」公開
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2010 シンポジウム

2010-10-26 23:23:48 | 内野さん映像のお仕事(連ドラ)



今日は忘れんぼな1日でした 会う予定にしていた友人に渡さないといけない“ブツ”をキッチンに置き忘れ、せっかく充電したMP3ウォークマンを本棚の上に忘れ、ついでに朝ごはんを食べるのも忘れ……いくら掃除当番で早く出ないといけなかったとはいえ、これはないでしょ~~な状態でした 朝ごはんは職場のロッカーで食べましたが、こんなダメダメでも財布と携帯を忘れなかったのは偉かったぞ~~自分(爆!)

勤務後はダッシュで紀尾井町にある千代田放送会館へ 実は当選してたんですぅ~~ドラマフェスティバルのシンポジウム「ヒットドラマの舞台裏~「JIN-仁-」の目指すもの~」 邪な心は置いといて、製作現場にいる人のナマの声を聞けるチャンス!こういう話を聞くのは好きなので応募したのですが……当選メールが来てシークレットだったゲストが判明してテンション したのは否定しないけど(ファンの方、ゴメンナサイ)でもね~~パネリストお三方の話はどれも興味深い内容で、JINのあれこれを思い返しつつ、自分の考えを思い巡らしつつ、充実した1時間を過ごすことができました。行って良かった~

開場時間をとっくに過ぎた頃に着いたので混み混みかと思ったら結構空いてましたね~~後ろの方はほとんどプレス関係の人たちだったみたいだし、前の方もテレビ局や制作会社の関係者 一般の参加者じゃない感じの人が結構いたし。進行役の日大芸術学部の中町綾子教授、パネリストに小出恵介さん、TBSプロデューサーの石丸彰彦さん、オフィスクレッシェンドディレクターの平川雄一朗さんが登壇……と、その前にJINのダイジェストが2、3分だったかな~~壇上後ろにあるスクリーンで映像が流されました。そんなに内容に突っ込んだ編集ではなくて放送前の番宣っぽいサラッとした中身。じいの中では既に過去となっていた龍馬さんだけど、やっぱり姿を見るとドキドキしてしまいましたね~~すぐにその世界に魂が飛んでいける病気っぷり(笑) しかも、放送当時は“昔の男”と並んでどっちにも目がいって困るぅ~と言っていたヘタレなじいでしたが、今日は……ごめんね~~仁先生はアウトオブ眼中←死語 やっぱり乗り越えてきたものが違うわ~~これぞ真の愛?なんて……ね

映像の後に前述の4人が登場、話が始まりました。メモを取らずに聞いていたので覚えている範囲で このドラマは仁先生=現代の人の感覚で言う“江戸”を表現したかった、日曜劇場ということや当時の江戸を懸命に生きた人を大切にしたくて、中でも笑顔を大切にしたかったとのこと。そして、ヒットすることを決して狙ったわけではなくただただ熱く作り上げた作品だったというような話も出てきました。時々、石丸Pや平川Dが携わった「ROOKIES」「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」の話も出てきましたね~~ドラマ制作云々というところから。じい、「ROOKIES」は見ていなかったしセカチューでまともに見たのは映画の方だったから話が??な部分はあったけど、「白夜行」は見ていたのでなるほどな~と頷く話もいろいろとありました。それで、小出君が石丸Pの仕切る現場の話をしていて、とにかく厳しくて限界まで演じさせられると これに対して石丸Pは「例えば泣く演技にしても、ただ泣けばいいものじゃない」と言ってましたが、じいは冷静に~~冷酷に~~(爆!)それが普通じゃないの?ってかそうじゃないのが通用するテレビドラマの世界の常識 を疑うよ!と思いました。ま、「そうじゃない」ことがまかり通っているんだろうな~と思う節はありますけどね

石丸Pの話や小出さんや平川さんとのやり取りを聞きながら、JINという作品の置かれた現実やら昨今のドラマ事情が垣間見られたような気がしましたね~~ある意味、シンポジウムのタイトルとバッチリ合ってると感じましたが JINは現代劇半分、時代劇半分、ん?ほぼ時代劇か 石丸Pも平川さんも現代劇メインでやってきた人たちなので、JINで時代劇スタッフとコラボ状態の現場だったので、難しかったけど勉強にもなったと……ついつい「ヅラ」と言ってしまって激しく叱られたとか、いろんなしきたりがあって大変だったとか。。。そんな中で積み重ねてきて、最後は役者もスタッフもまとまって良いカンパニーな状態になって、これぞドラマ制作の理想形ができたと思ったそうなんです。相手の狙いや行動等々をお互いに言わなくても阿吽の呼吸でできると。ただね~~これを聞いた時にじいは「俺のとは違うな~」と。確かにそういう関係は素晴らしいけど両刃の剣というか、馴れ合いや時として邪魔になる安定感が生まれてしまうと思うから。でもね~~その後が実は嬉しかったりして じいの“勘”はまんざらで嘘でもなかった そんな阿吽の現場の中に曲者が2名 内野さんと武田さん!!!このお二方だけは想定外のお芝居だったり流れだったりを巻き起こしていたそうです。もうぅ~~思った通り。武田鉄矢さんのことはじいは分からないので置いといて、、、やっぱり愛しの君 ここで勝手に愛が深まる奴がここに あと、、、最後の方でこれからJIN続編あるいはドラマを作っていく中で考えていることを話した石丸Pですが……視聴者が見たい物を作って期待に応えること、白夜行やセカチュー、JINはテーマや方向性が似ているから殻を破りたい、この程度の狭い発想みたいな感じになるのはプロデューサーとして避けたい、でも自分の決め球=こうすれば勝てるみたいな部分に拠ってしまう、そんな話が出てきました。JIN等々のテーマが似ているというのは恋愛ドラマよりもヒューマンドラマの雰囲気が して、ともすれば宗教っぽい雰囲気なりテーマになっていると感じる部分があるということだったのですが、じいが思ったのは、やっぱり人間が見たいんですよね~~その心や行動を見て感じる、まさに人間ドラマ、これがキーワードだと思ったんですよね。確かに似ているけどそれは普遍的な題材=人間だから。似ているように見えて似て非なるもの、それを作り出していくのがプロじゃないのかな~~と、偉そげでゴメンナサイ そんなことを考えながら聞いていました。

最終回についても話が振られてて、最後の仁先生の「え?」というシーンは遊び的な感覚で作ったそうで、初期のプロットの時点で既に初回~最終回までの流れはできていたとか。でもあのお遊びシーンがいろんな憶測を生んで騒ぎになったということだったみたいですが……ま、信じてませんけどね~~じいは ただ、最終回のあのシーンの時点で“続き”は決まってたらしいです。当初はSPドラマ→映画だったと、思わず小出君がポロリ 石丸Pに「そんなことまでばらして、、、バカ!」と突っ込まれてましたが でもね~~↑の話も含めてドラマの現実がにじみ出ているような ただただ良い物を作ろうとする製作現場の熱、純粋ではいられない現実とスタッフ自身&出演者自身の野望、そんなこんなが現れていたのがJINという作品であり、到底納得できなかったグダグダな最終回(と、じいはしつこく思ってるの~)だったんじゃないかな~~と、今日の話を聞きながら改めて。。。

そしてそして お待たせしました~~って、誰も待ってない…か(笑)ここは内野ブログなのでこれがある意味メインディッシュ いきま~~す いや~~まさかのまさか、こんなに内野的エピソードを聞けるとは思いませんでした。他の聴衆の皆様は感心したり驚いたり爆笑したりと、結構ツボりながら聞いていた感じ ま、魔女世界にいると至極当たり前というか、内野さんならやるよね~ という話が満載。でも、そこが内野愛なんですわ。作品や役の人生に向き合われる姿勢が愛する所以だから


JINのキャストは石丸Pの中で勝手に膨らんだイメージで決めていったそうなのですが、各出演者を口説くのは大変だったとか。仁先生なんぞは8年ぶりのテレビドラマ出演、役やら作品やら以前にドラマに出演すること自体、それはそれは高~~い壁があって大変だったそうです。内野さんには3回手紙を書いたそうです。最初はJIN→仁先生の物語というところに引っかかった内野さん。「それじゃあ龍馬はどこまでやるの?ただの添え物、お飾りとして描かれるのは困る」とおっしゃったそうです。誰もが憧れる歴史上のヒーローな存在というだけでは納得しない内野さん!かっこよければ何でもOKじゃないところが“らしい”と思いましたね~~それで、石丸Pは「龍馬物語」 JINの中で表現する龍馬の人生を切々と手紙に書かれたそうです……20枚も!!!でも、今度は3話までの台本を読みたいとおっしゃったとのこと。その時点で3話どころか1話分も台本は上がっていない状態……って、出演交渉の段階だから無理もないんだけど。それで京王プラザホテルのスカイラウンジで会った時に、石丸Pはもう無理だ、自分の交渉術がダメだったんだと思いつつ駆け引きに出た模様。。。「分かりました、ありがとうございました」と退散しようとしたら、内野さんが「石丸ちゃん、ちょっと待って」と引き止めたそうで……石丸ちゃんと呼ばれていたのね もうぅ~~素直じゃないんだから(苦笑) 石丸Pもそんな風なことを言ってました。それで、結局第1話の台本を渡したそうで、その後に……はい、お馴染みのアレですぅ~~夜中の電話 いろいろ質問攻めがあり~ので龍馬役を引き受けられたとのことでした。

撮影中は、石丸Pが平川Dのところにいくのを嫌がったそうです。これ、内野さんだけでなく他の出演者もそうだったみたいですが。演出責任者は平川さんだったっぽい 内野龍馬の演技が石丸Pが想定していないことや狙っていないことだったりすると、石丸Pが平川Dのところに行って相談したり手直しが行われたりしてたんだそうです。だから時として意見が食い違ったりとかあったんじゃないかな~と想像したりするんだけど、ポジションに関わらず熱いやり取りを重ねて作品を作っていくお人ですよね~~内野さんは。だから「石丸ちゃん、5分でいいからそこを動かないで」と引き止めていたとか あと、石丸Pが携わるドラマの台本は細かい指示やト書き、行間の指示があるとのこと。そこで少し微笑む、少しずつ下がりながら振り向く、とか……これ、演じ手を信じていないわけではなくて、100人近いスタッフや出演者をまとめ、同じ方向に向かせるためには必要なことなんだそうですが(石丸Pの立場的には分かりますわ)あはは~~ここでも思ったわ。台本を読んで世界を膨らませる時間を大切にされている内野さんには……ねぇ 本当にそうだったみたいで、何て細かい台本なんだ!とおっしゃっていたそうです

続編の話もちらほらと。今は5話の台本に手を入れている最中だそうです。テーマとしては「生きた証」「何を持って責任を問うか」とのこと。生きた証か~~何となく龍馬な視点では想像できるような気はするけど……とにもかくにも、マジちゃんと決着をほしいものです
コメント
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