じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

10/25  映画「八犬伝」公開
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

エリザベート 2回目

2010-10-21 23:37:55 | 観劇記
今日は黄泉詣で第二弾 MY楽……というほど観てない…か マチネを観に行ってきました。本当は瀬名&石丸の組み合わせが希望だったのですが、自分が行ける日は既に完売 ←直前でも間に合うからいいやと油断してたじいが悪いの~ でも、やっぱりどーしても石丸トートを諦めきれなかったので、この際タイトルロールには目を瞑って黄泉に誘われに 行ってきました。いや~~久しぶりに閣下メインでパパラッチ いろんな意味で“interesting”な観劇になりました

8月の観劇以来ということだったのですが、こなれてるとか楽間近で熱くなってるという感じはなかったな~~ま、今回はベテラン陣が安定していたのと、新キャストとはいえ石丸さんの歌唱力に関しては不安材料なしということで、それなりに安心して観られたような気がします。良いか悪いかは別にして「第一世代」のエリザの時に似た、ちゃんとチケ代を払っただけの公演を見せてくれたな~というところはあったかな~と ただ、、、音楽がね~~テンポ が凄すぎ 塩ちゃん、張り切りすぎです 巻きすぎて(笑)堪能できないナンバーもあったのでちょいと困りましたわ それと、マイク音が大きすぎます!!!確かに……タイトルロールの人の歌唱力に合わせればあのくらいボリューム しないとキツイのかもしれないけど(爆!)他はバズーカ勢ぞろいなので。。。石丸さん、禅さん、村井パパ、浦井君、他いろいろ。特に閣下と陛下は生声でも十分に届く声量なのでね~~うるさくて耳に届きすぎて逆に大変でした

やっぱりゾフィーは寿さんの方が断然良かったですね~~宮廷でただ一人の男!あのハプスブルク家を背負う重みを感じたし、2幕でトートダンサーたちによって召されるところはハプスブルクの黄昏の空気感が漂っていて、まさに一つの時代が終わったことを伝えていて……少しお疲れな感じ 声が苦しそう~という部分もありましたが、逆にそれが公の人間として隠し続けてきた個の部分を表しているようで切なくなりました ルドヴィカは春風さん。阿知波さんとは違う妹像 阿知波さんの場合はアノ強靭な(爆!)ゾフィー様の妹というのが分かるというか、あの姉にして妹もありよね と思わせるようなキャラクターだったんだけど、春風さんの方は対照的な姉妹というか、あんなに強いお姉さんには到底敵わないから下の子キャラでいくわ~という感じの無邪気な強かさというか、まぁ可愛いお姫様キャラとでも言うのかな~~でも、阿知波さんor春風さん、それぞれ違ってそれぞれ良いってことで素敵なダブルキャストだったと思います 村井パパももちろん良かったでっす。「パパみたいに」の時は8月の時よりも自然にシシィと打ち解けてたように見えたし、婚礼の夜にフランツが「自分の幸せ諦めなくては」とシシィに言った時に見せる悔しそうな顔は何度観てもツボなのよね 禅フランツも、、、少しお疲れ気味 これまた声がかすれたり声が小さくなったりするところがあって心配しました しかも……はい、正直に告白します 今回は閣下の方に意識がいっていたので、前回ほど陛下love にはならなかったですぅ~~でも、やっぱり細かい表情や仕草には目を奪われます。バートイシュルの場面や1幕ラストの「私だけにリプライズ」はやっぱり を飛ばしながら観ちゃうし、「夜のボート」は歌う前のシシィを見つめる立ち姿から泣けてしまう それで更に「分かって~~欲しい~~君が~~必要だよ」なんて切々と歌われたら……やっぱ禅フランツには泣かされるわ~~

浦井ルドはそろそろ見納めっぽい 結局またまた伊礼クンは観られなかったんだけど、万里生ルドの初々しさや甚振り甲斐はなかったものの、兄貴分なルドとしてベテランの安定したものは存分に発揮できたんじゃないかな~と思います 敢えて言うなら2001年→2005年の芳雄ルドの変化を考えたら、もう少し深みがあっても良さそうな気はしたんですけどね 独立運動の場面とか、操られる立場なりの独自性というか、もう少し「らしさ」を強く出してきても良かったんじゃないかな~~と。そういう意味では普通過ぎる部分もなきにしもあらず でも、「ママは僕を見捨てるんだね」→マイヤーリンクの流れはシンプルな表現だけど伝わってくるものはありました。ルキーニはね~~“いろんな意味で”言うことなしってことで。やっぱりそろそろ別のルキ像が観たいわ~そして、、、主役の人ね じい、外見や雰囲気は嫌いじゃないんです。未だに男役っぽい立ち居振る舞いは見え隠れするけど、シシィなキャラ的には悪くないと思うので。とにかく、、、歌わなければ、喋らなければ……って、何だかいつぞやの大河主役 演技しなくて立っているだけなら申し分ない義●の中の人みたいな そこまで美しいとも言えないけど(爆!)今回は閣下が相手役をカバーできるほどの舞台力を持つ方だったから結構ごまかされてスルーできてた部分はあったけど……でもさ~~やっぱりどうにかならない???せっかくの素敵なナンバーたちが台無し エリザな世界に入り込むのを阻止してしまうので。毎回の繰り返しになってしまうけど、歌えないにも程があるというか、やっぱりタイトルロールを張るからにはちゃんと歌えないと意味がないんだから

以下はじいの独断と偏見!思いっきり本音炸裂のトート語りでっす 重箱の隅を突くようなマニアックすぎる言いたい放題(笑) 過去&現役なそれぞれの閣下ファンの方はご注意を

じいの石丸さんお初は四季の「オペラ座の怪人」のラウル。あの嫌味のないプリンスっぷりに したのは言うまでもなく その後、じいは別キャストで観たんだけど「異国の丘」のボチさん(笑)アノ役も思いっきりジェントルマンな役だったし。そんなわけで、やっぱイメージ的にはフランツだったので閣下に決まった時は何かの間違いかと思いましたよぉ~~でも、6月の石丸さんのコンサートに行った友人曰く「夜のボート」は微妙だったみたい ま、フランツなら想定の範囲内過ぎて面白味に欠けるから、トートの方で良かったと思いますね~~予測できなくて、意外な方向に行きまくり~で、結果なかなか面白いものを見せてもらったと思うので。

衣装がやたら煌びやかだったのはビックリ。冒頭のゴンドラの時のコートは茶系?最後通告のフランツのナイトガウンに似た色味だったような……ちょっと微妙でしたが でも、基本のメイクは目の下にラメラメが入っているし、他の衣装もやたらキラキラした飾りが付いてるし、「愛と死の輪舞」や2幕ラストのふわふわなマントが付いた衣装←じいのお気に入り、ただしじいの閣下で バックにこれまたキラキラした飾りがあしらわれていたんですよね~~まぁヅカみたいに演歌歌手か? と突っ込みたくなるような無駄なゴージャスさはなかったけど……普通にシンプルでいいんじゃないのかなぁ それにしても、、、石丸さんって思ったよりも大きくない方なんだな~というのにはビックリしました ま、前回観たのがあまりにも外見がかっこよ過ぎる城田トートだったせいというのがあるのかもしれないけど、何気に顔が大きめ ま、愛しの君もそうだけど舞台映えするんですけどね~~その方が 闇広の時に浦井ルドと並んだ時もそんなに身長差がなかったので意外だな~と思ったし ただ、やっぱり舞台的円熟味というか、四季からずっとずっと舞台を重ねていらっしゃった方と、まだまだ未熟な20代トートを比べるのは失礼な話だとは思うけど、外見がいくら良くてもやっぱり青二才なのよね~~若すぎるっ!石丸トートは立ち居振る舞いから空気感から表現から何もかもをちゃんと心得て、演じる役として存在しているところが安心して観ていられるところはありました。そのトート像が好みかどうかは別として……ね。

既に観に行かれた方々の感想は耳に入ってきてはいたのですが、なるほど~~確かに内野トートの系統かもしれない いや、ストーカーぶりはむしろ石丸トートの方が上かもぉ~~ とにかく粘っこくてじっとりしていて性質が悪いくらいの気持ち悪さまで感じる……ってか、関わり合いになったら間違いなくめんどくさいだろうな~と思えるネットリ系のトートでした←褒めてます…多分(笑) 歌もかなりのねっとりじっとり系。ムード歌謡っぽい歌い方だったような……あと、、、特に「最後のダンス」とかスタッカートな歌い方が気になりましたね~~これ、祐サマにも当てはまることなんだけど……やっぱり四季の名残りなのかなぁ ただ祐サマみたいな歌い方とは違うというか、バリバリの正統派ミューな歌い方ではなくてイイ感じの崩し方になっていましたね~~ロック調とはまた違った感じの。。。こういう“冒険”は石丸トートなら許されるというか、チャレンジできる歌唱力があるので無問題。これが武田トートになるとね~~歌えないくせに崩すなよ!と文句の一つや二つや三つや四つ、言いたくなるほど目を覆いたくなる悲惨な状態になってたので。もし「次回」があるなら石丸さんなりのこなれ方、演じ込み方には興味があります。

でも、、、ところどころ??な動きがあって……「愛と死の輪舞」だったか「最後のダンス」だったか忘れちゃったんだけど、よさこいソーラン節みたいな格好(爆!) シシィが反対方向に逃げてそれを追うかのように両手を前に伸ばして前のめりっぽい格好になって歌ってるところがあって 両手の格好は「クヒオ大佐」の藤原官僚の見せ場のアノ手を思い出してもらえると近いものがあるかも~~ 結構こんな風に両手を伸ばして立ちはだかる系な動きがあったのは……あのぉ~~今後進化させて最年長トートみたくならないでくださいね ただ、他の手の動きはその時代に生きた人たちを操る感じだったので……はぁ、、、またもや幻を見るところでした あと、、、ラストの「愛のテーマ」でシシィを迎え入れるところ。久々にシシィラブラブ なトートに出会った気がしたんですよね~~ま、ところどころヅカ的な表現 トート閣下が主役張ってま~す!みたいな瞬間があったのが何だかな~とは思ったんだけど……それはこの際だから置いといて(そもそも東宝エリザ自体がストーリー的に破綻しているところがあるので)あれだけしつこくねちっこくシシィに付きまとっていたのに、最後は笑顔で自信満々、どど~んと手を大きく広げて迎え入れるんですよね~~Oh my god コレはじい的に なのよ 完全に個人的な趣味の話になるので思いっきり独断と偏見な言い分なんだけど、トートは切なくないとダメなの~~ 両手を広げつつもフッと視線を斜め前に逸らして一抹の不安を見せつつ、シシィが来てくれた時に戸惑いや驚きの表情になりつつ喜びを表現する……ってゴメンナサイ 幻影がぁ~~ とにかく、、、何か違和感があったんですわ。Lサイズのトート殿みたいに別の意味で超越しててやりたい放題で最後にドーン!みたいな包容力いっぱいなのは例外的に許せちゃう……ってか帝王だからどうぞ好きにしてくださいって感じなんだけど、石丸トートの場合は、シシィのエネルギッシュな生命力に惹かれていて、その圧倒的な輝きの前に近づきたくても近づけないもどかしさという意味の切なさみたいなものを全編通して感じたんですよね~~例えばシシィに命を返した後の後ろ姿!!!もちろんじいの視線の先は家族や親戚に囲まれたシシィじゃなくて閣下にロックオン!!!背中は何にも語ってなかったけど(爆!)シシィをじっと見つめる少し寂しそうで恨めしそうな視線にはドキッとしましたね~~だから、最後の最後で無条件に受け入れるという流れがどうもしっくり来なくて。。。あと、、、1幕ラスト。以前武田トートが一歩足を階段に出して正面を向いた時に怒り心頭になって初エリザから一緒に観劇してた黄泉友に呆れられたことがあったけど、今回は石丸トートのみ演出が違う???シシィが「陛下と~共に~歩んで~まいります」と歌うところでは既にトートが出てきてて、その歌詞に対していろんな受け止め方をする姿が見られるんだけど、今日はずっと出てこなくて「何かあったの?」と無駄に心配しちゃったじゃないのよ~~ トートのナンバーの直前に現れるのね~~お初の演出にビックリでした。しかも一歩間違うと(笑)じいの逆鱗に触れる真正面の姿、、、う~~ん、まぁいいか

「私が踊る時」の馬車は飛び降りなし、闇広ははしご、、、ちょっとね~~期待していただけに残念……って何をそんなに拘ってるのか?って感じですよね~~動きも意外にゆっくりな感じで、もう少し激しく動き回る方なのかな~と思ったのでアレレ~と。ただ、独立運動のところで下手でトートダンサーたちから少し遅れてルドルフを誘う死の舞を踊るあの振り付け!!!またまた思い出しちゃったよぉ~~大好きな場面だったから。でもね、、、1つだけ、今まで観たどの閣下よりも、、、はい、ここだけはじいの閣下を超えたと認めようじゃないか 悪夢のマエストロっぷり。いくら愛があるといえども、光王子よりも格段に進歩したといえども……やっぱり芸大出身の音楽畑を歩いてきた方には敵わないものがあります。あまりにも音楽的に理にかなった指揮、リズムの取り方、ブレスのタイミング、、、普通にオケを操れる指揮っぷりが凄~~く自然だったんです。これには脱帽 ここまできちんとマエストロの役割を果たした閣下は初めてだと思います☆☆☆

結論 山口トート+内野トート÷2、ただし山口トート寄りって感じかな~~石丸トート。う~~ん、、、何だろうな~~この感覚。5年前に「オペラ座の怪人」を観た時の感覚に似てるかな~~悪くはないんだけど何だかな~と。こう、、、ね、心のメーターは普通に揺れるけど、そのメーターが振り切れるような刺激を感じないのよね。むせ返すほど気持ちが高揚する萌え萌え感、吐きそうになるほど心が痛くなる衝撃、そういうのがないのよね~~って、ま、これは誰が悪いわけではなくて、仕方のないことだから。これぞ永遠だからこその思いだから
コメント (2)
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