さて、二月の献立を考えていこう!!
誰にも知られなくて良い事だけど、
献立を作成するのはなかなか骨が折れる作業だ。
小さな劇場で、毎月新しい舞台を公演するのに似ている。
食卓はステージ、一番厄介な観客が自分の中に居て、批判する。
毎月の構成は、まず前菜があって、次は蒸し物だったり、お造りがきたり。
魚と肉の料理を必ず入れ、それに似合った穀物を次に出して終末。
日本人に穀物は必要だから・と自分の好みを必ず入れる。
最後の果物はほのかに香るような些細なものが好き。
ある方が、「お酒と戦ったらだめですよ、料理は料理であくまでもあなたの味を作り、
そしてお酒は静かに添えるほうが良いでしょう。」
・・と言った。
自分の料理が無色透明な存在になって、体に浸透して欲しい。
「美味しいものは限りなく無味無臭に近ずく」
今でも私の料理に影響している。
さて、こんなふうに毎月の献立は構成される。
時には暗いトンネルに入り込み、
出口が見つからなく悪戦苦闘する時がある。
そんな時は裏手にある堤を散歩してみたり。
自分の食事メニュー(献立)は好きな人と一緒に食べて欲しいから、
と前置きをして。
それが正しい料理の姿勢です、
と、自分は思う。
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