旭川市のヒラマ画廊企画で恒例の「2015新年おめでとう展」が開かれている。昨年12月27日~1月4日には前期として油彩作品のみが展示され、今日から11日(月)までの後期は、油彩以外の小品が展示されている。
水彩・版画など35点ほどの小品が、開場一杯に展示されている。
地元作家が、それぞれの持ち味を表現した小品で、年頭の挨拶を交わしているように、新年の意気込みを交流する新年会を開いているようだ。
美術団体展に大作を出品してる作家が多いので、小品での表現は別の趣があって興味深い。
小品しか創っていない作家にとっては好機だが、個展やグループ展で、小品での発表の機会が少ない作家の作品は中々観ることができないので、個性的な小品の絵づくりの心意気が伝わってくる展覧会でもある。
Ocourrence of forest
今回は、昨年暮れぎりぎりまでかかって創った作品で、黒インクで刷った木版に水彩絵の具で手彩色した30×30cmの作品で、初夏の森の中のある出来事を想像出来るような絵づくりにした。しつこく彩色し過ぎた感があって反省点が多い。
次の展覧会出品は、1月13日~19日NHK旭川局のギャラリーでの「なかま展」で、木版画とオブジェを出品する予定で、1月30日~2月9日までヒラマ画廊企画の「PRINT WORKS 2015 北の版画家たち」展では、大作2点と小品3点の木版画の出品を予定している。
地方の地味な作品発表も中央での発表も作品創りに於いては変わりなく、発表の場の違いに関係なく同じ視点で鑑賞してほしいものだ。