最近パスポートを取得した。
最初の海外渡航は1959年の船旅のフイリピンだったが、ボーイスカウトの世界大会参加だったためか、IDカードだけで渡航した。
2度目は、1964年(昭和39年/東京オリンピックの年)に初めて取得したパスポートだったが、旭川から札幌市の道庁に行って手続きした。

山羊皮の黒い表紙で、ペンでの手書きの独特な書体で書かれていた。
パスポートの他に伝染病感染予防接種に関する国際証明書が必要で、1959年と1964年は札幌医科大学病院で予防注射を受けなければならず、何度も札幌往復して取得したのだったが、1964年と1975年は旭川で接種できた。

イエローカードと言っていたが、いつから不要になったのは分からない。
今回の取得はIDカードを含め7回目だが、その度に変化するパスポートの編集などの違いに興味があった。
1964年の革張りのパスポートには、縦書きで氏名の左側に「右の者は日本国民であって、○○○○のため第七頁記載の諸国へ赴くから通路故障なく旅行させ且つ必要な保護扶助を与えられるよう、その筋の諸官に要請する。」と記載され、日本国外務大臣の氏名印と角印があり、別のページにローマ字サインの印が押されてあった。
その後は、横書きで「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係諸官に要請する。」と文章を変えている。
その他のも変化があるが省略。
これまでに取得したパスポートの写真を見比べると、年齢を重ねると顔が変わるのは当たり前のことだが、我ながら老いが進んでいることを実感させられる。
今回のパスポート取得手続きは、旭川市役所だったので手続きが簡略されていると思ったが、なんと役人の対抗は懇切丁寧だったが、マニアルに忠実過ぎる紋切り型にはムッとなってしまった。
パスポートを受け取る時、パスポートの写真と本人を確認する際は、身分を証明する運転免許を見た時には、何もせずにOKしておきながら、細ふちの眼鏡を外させてスケッチでもするかのようにジロジロ見比べるパフォーマンスは失礼だ。
なぜかとの質問に「サングラスなどをかけていて、パスポートの写真と違う場合があるからです。」との返答だった。
私のこの場合は、サングラスをかけてはいないし、厚化粧をしていない。
眼鏡を外したパスポート写真だったのだが、誰がどう見ても違いが大きいはずはないのだ。
「失礼ですが・・・」くらいは言ってもいいのではないか。
手続き上不審と思われる本人に相違ないと、要注意人物とは思っていない本人が思っている本人の言い分だ。
素顔が分からないのに、化粧をして甚だしく素顔と違う人物を発見する対応はどうしているのだろう。
化粧後の写真では素顔が分からないのに、化粧後の写真がOKなのだから、パスポートを渡す際には化粧を落として素顔になってもらうのだろうか。
素顔と化粧後との違いについての興味深いTVトーク番組(バライティー番組?)を視聴した。
話題になったのは、ある有名女性タレントが素顔と化粧後の顔を左右半分に分けて撮影した写真を、ブログで公開して大受けしていることだった。
初めて知ったが、これを「半顔」というのだそうだ。
これを知った出演中の梅沢富美男さん(勿論素顔)が大変興味を持ち、自分も帰ったら自分の半顔を撮ってブログに公開すると明言した。
梅沢富美男さんは、本当に
自分のブログで公開しちゃったのだから笑える。
梅沢富美男さんの化粧前と後の違いで分かるとおり、パスポート写真は化粧後の顔はマズイとも言えるよね。