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Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

上海のライトアップされた歴史的建築物

2014-03-21 22:15:56 | 旅行
上海市は、世界有数の世界都市である。
中国最大の都市で人口は北京の約2,000万人を凌ぎ約24,000万人なのが驚きだ。

中国人のベテラン観光ガイドに、一日間案内してもらい観光した。
上海事情は無知だったので、豊富な知識での説明は理解しやすかった。
知らなかったことばかりで、そうだったのかーと認識の希薄だったことを恥じた。

最初に、歩くのは平気だと告げていたので、地下鉄の他約10kmは徒歩だったが、ウォーキングシューズをはいていったのは正解だった。
浦東新区・外灘・豫園・上海博物館・中華美術館・新天地を興味深く巡った。

上海は、アヘン戦争終結後には条約港(1842)として開口したのを契機に、イギリスやフランスなどの租界ができ、後に日本やアメリカも租界を開いたのだそうだ。

外灘(ワイタンとかバンド)と呼ばれている地域には、イギリス租界だった当時に建てられた欧風のノスタルジックな建造物が現在も健在なのだ。

黄浦江西側の中山東一路の南北に沿って約800mの間に建つ歴史的石造建築物群に出会うと、ヨーロッパのどこかの国の街角にいるような錯覚がする。

    
左から バンコク銀行・招商局・外灘12号・上海海関

昼間は、普通の欧風建築物だが、夕刻からの変貌する夜景は衝撃的だ。

    

以下の写真は、広東路から漢口路までの約500mの間に立ち並んだ石造建築物群で、ライトアップされた圧巻の夜景に興奮する。

    
    外灘5号の昼と夜(1925年建)

   外灘6号(1897年建)   バンコク銀行(1907年建)

   招商局(1877年建)      外灘12号(1923年建)

     
     上海海関(1925年建)

色の照明があれば全て使ってケバケバしいライトアップしてしまうのとは違い、程よい調和のとれた落ち着く感じが気に入った。
何度もライトアップを試みた末に、美しくコントロールされ、この品のいいまばゆい輝きが生まれたそうで、その壮観さは名実共に観光の目玉の一つだということが素直に納得できる。

ここが、想像していた中国なのかと夢ごこちもしたが、波瀾万丈の歴史の舞台にいる実感もあって、中国というより上海についての関心が深まった。


上海浦東エリアの夜景に魅了

2014-03-18 23:50:08 | 旅行
以前に上海の代表的観光スポットの写真を、憧れる思いで見ていたことがあった。
それらを実際に眺めることができるとは思ってもいなかったが、上海での木版画展を開く機会に合わせて訪れた上海で、驚愕の夜景を眺めることができた。

夕刻に着いたホテルの20階の窓から、さっそく眺めた。
スモッグのためか、少し霞んで見えたにしても、目前の浦東エリア方面の光景に魅了された。
     
    

陽が沈んでからの大都会の夜景は、魅惑的にきらめいた別世界が広がっていた。
         

午後9時過ぎになってから、一人歩きは怖い思いもあったが、案内略地図を頼りに狭い広東路を通って黄浦河方面へ行ってみた。

数分歩くと、急に明るい照明で輝く中山東一路を横断すると、一段高い見物用の広く長いスペースで、黄浦河の東側に広がる浦東エリアのビル群が林立する夜景が一望できた。
多彩な照明で妖艶に輝く夜景が迫る光景に酔って、夢ごこちだった。     
    

         
     
これまでに見たことのないきらめく夢の世界が広がり、この場に居る自分を疑うくらいの感動が胸を突き上げた。
  
多様な照明で着飾った姿の遊覧船が、右から左からゆったりと流れるように目前に現れて通り過ぎる。
豊かに水面を彩るパノラマは、過剰なまでのケバケバしさにも感じる。
怪しく迫る世界に誇る光景は、息が詰まるような気分だ。

ここの広いスペースの観光客数の多さもびっくりものだ。
特に、見物人の往来は南京東路からが圧倒的に多く、おそらくは千の単位で数える人数がこの光景を眺めている。

昼間の景色は、落ち着いた静寂な雰囲気は夜景とは真逆だが、超高層ビル林立が迫る光景も圧巻だ。

          
    中央の東方明珠電視塔は高さ468m

          
中央奥に見える穴の開いたようなビル「上海環球金融中心」の高さは492m

高く見える上海中心塔は完成すると圧倒的な632m.
高そうに見えないが、どれも超高層ビルの競い合いで驚きの光景だ。

上海が世界に誇るだけあって、正真正銘の世界的景観だと印象深く感じた。
疲れた後でも、3夜続けてこの景色に誘導されて足が向いてしまった。


上海の磁浮(リニアモーターカー)

2014-03-16 23:41:07 | 旅行
上海に行けば、世界最速で営業している浦東空港から地下鉄駅「龍陽路」までの上海リニアモーターカーに乗ってみたかった。
乗り方が不安なので、市内までタクシーにしようか、リニアモーターカーにしようか迷っていたが、結局はリニアモーターカーに決めた。

空港で東方航空の日本人乗務員を介して中国人からニアモーターカー駅への通路がわかった。
ニアモーターカーは「磁浮」だとわかり、道路をまたいで別棟の駅へ行く通路へと進んだ。

  空港2階の入り口       長い回廊を真っ直ぐ進む

チケットは当日の航空券を提示すれば、片道50元のところ40元だった。

上海では地下鉄も同じだが、荷物のセキュリティチェックがある。
ホームに進入する前に一旦待たねばならない。
綺麗な駅にニアモーターカーの姿はよく似合っている。

    
      
走行中の時速が客室入口上に表示されるので、楽しみに見つめながら途中駅無しで龍陽路駅まで約8分間の走行だった。
時速400kmで走行する時間帯ではなかったので、301kmまでだったが地上の乗り物ではさすがに未経験スピード感だった。
  
列車がすれ違う時には、ただドンッと破裂音が聞こえるだけだった。

帰りもニアモーターカーに乗った。
中心街から地下鉄2号線で龍陽路(?阳路)駅へ行き、別棟のニアモーターカー駅に行った。

  地下鉄駅の標示         地下鉄構内                   
地下鉄チケット販売機のモニターの路線番号をタッチすると、路線内の駅名がモニターに現れるので、行く先の駅名をタッチすると料金が表示されるので、コインを投入するとチケットが出てくる。

現地の表示は中国式?簡体字だとうことは認識不足だった。
           
    この標示は、リニアモーターカー龍陽駅
現代の中国式?簡体字の龍陽路の文字は、龍も陽も全く別文字の?阳路で、それらを事前に学習していたので、難なくチケットをゲットできた。

駅名だけではなく、道路名も建物などもガイドブック添付のマップなどに書かれている漢字では読めないのだ。

ニアモーターカー駅で、帰りの航空券代わりにeチケットを提示すれば40元なのに、それを知らなかったので50元払って帰りのニアモーターカーを買った。

帰り乗った時には、ラッキー?にも時速431kmで走行を体験できたが、最速の間は40秒くらいだった。
     
        
少し揺れがあるものの、上海でなければ体験できないスピード感満点の時速431km走行に遭遇できたのには満足した。

フュッセンの思い出

2013-12-14 00:06:12 | 旅行
疲れが取れていないのに、カーリングのゲームを深夜までTV観戦した。
レーンの表面に現れたフュッセン市の懐かしいロゴや、掲示された大きなノイシュバンシュタインの写真に気が付き、2000年秋に息子の案内でドイツスケッチ旅行のことを思い出した。

     

ドイツの南端に位置するフュッセンは、その頃は人口約17,000人だったが、今(2012)は15,000人くらいのようだ。
昨日街中を塗り替えたような美しい街並みとゴミが見えないクリーンな街が印象的だった。
     

フュッセンといえば、ノイシュバンシュタインへの入り口の街だから、ロマンチック街道の観光客は必ず通ったはずの街だ。
      

民宿に泊まって、その年の春にオープンしたばかりのミュージカル劇場に、街中から雨の中濡れながら徒歩で行ったが、以外に遠かった。

     
公演中の「ルートヴィヒ2世-天国へのあこがれ」を雨で濡れたまま観た。
日本語の字幕スーパーもあって、大舞台が湖になるのを見下ろしながらの観劇だった。

      
フォルッゲン湖畔に独立して建つ巨大な劇場の広い前庭から急いでスケッチしたが、湖の彼方にノイシュバンシュタインが山麓の緑の中に見えて、そのパノラマが魅力的だった。 

息子の友人が劇場のオーケストラ団員だったこともあって、翌日彼の車でツアーでの観光では行けないフュッセン郊外を案内してもらった。

フォルッゲン湖畔からのドイツアルプスが水面に映る静かな絶景を、車を止めてもらって見とれた。
   
    多色刷り木版画「フォルッゲン湖畔」

小さな湖「アラート湖」の観光客のいない静かな空間は映画の中にいるようだった。
     
素敵なレストランのベランダでのランチは、鹿肉にジャムが添えらていた。

小さな村の丘に建つ小さな教会のベンチに座り、ここでもドイツアルプスを眺めながらゆっくり休憩した。

その旅で描いた懐かしいスケッチや、探し出した数少ないフュッセンの写真を眺めながらのカーリングのTV観戦も、フュッセンが近くに感じていっそう懐かしい。

思い出せば、山麓にスキー場らしいのも見えたなー。
フュッセンは国際大会をするほど立派なカーリング場が存在するくらいだから、ウインタースポーツの拠点なのだろう。








ソウルの街角で見た緑の空間-3

2013-06-16 11:59:09 | 旅行
これはすごいと感心した大都会の緑の空間は、建築工事中の覆いの壁面だ。
巨大な横長い覆い壁のリアルな木立の茂みの写真と、手前の道路脇の本物の草木と同化して、大都会の中に美しい林が出現したオアシスのようだ。

     
この建築現場の覆い壁はいいアイディアだと感心した。

ソウルで自然を愛でる環境を新鮮な目で眺めることができた。
普段の生活周辺とは異なる見慣れない緑の空間に出会う時はうれしい。

余談:大都会の広い道路を車の波が往来する活気ムンムンの息づかいが感じられたが、街中で犬の散歩を見なかったし、猫一匹にも自転車に乗る姿にも出会わずなかったのは偶然だったのだろうか。