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Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

スイーツセット

2012-04-06 23:55:45 | インポート
4月に入ったとたん雪が5日間降り続いた。
暖気で湿った重い雪や、粘度のように除雪道具にくっついてしまうほどの春の雪が多かったので、この4月の降雪は厄介物だ。
 
 

特に時季はずれにUターンした大狂いの吹雪は突風混じりだった。
JRの各線は運休し交通網は寸断されてくらしは乱れた地方が多く、緩んだ屋根からの落雪・スリップや視界不良での自動車事故も多発した。

一冬の間で2~3回くらいは大吹雪に襲われるのは普通のことなので、こんな時は時間の過ぎるのを待つしか無いのだ。

自宅付近は、Uターンした雪で白い化粧のし直した4月の冬景色になった程度で、穏やかとは言えないが、混乱することはなかった。

昨日のTVの映像で観た札幌の突風の様子から、今日の札幌の天候が気になっていたが、JRは平常運行だっただけでなく、札幌は寒かったが穏やかだった。

山合いの自宅に閉じこもっていたせいもあって、面食らったのは札幌の人の流れの多かったことだ。
人の多さに酔ってしまいそうに感じて、正真正銘の田舎者を自覚しながら地下空間の人並みを避けて歩いた。

地下空間1番出口付近の「大戸屋OOTOYA・ごはん処」で、久々のカツ重をおしゃべりしながら味わったが、会議前のランチだったのでメニューの選択は誤ったかなーと思ったけれど味は上等で満足だった。

              

会議後に、クロスホテルのMeet Loungeでスイートセットを注文した。何年振りかのチョコレートパフェだったが、味のしっかりしたコーヒーとの相性も良く、これ又満足で、疲れが飛んでいった感じがした。

      

旧岡田邸が高級な蕎麦と料理店に変身

2012-03-31 23:40:22 | インポート
旭川市の旧岡田邸が、善意で取り壊しから救いの手が寄せられ、動態保存の考えから「旧岡田邸200年財団」が、かねてより計画中の蕎麦と料理店を、4月6日から開店(1階のみ)の運びとなった。

今日正午から、そのお披露目の会があった。
紅葉と雪の美しい庭のイメージから「おかだ紅雪庭」と名付けられた。

     

      
 
5条通りに面して新設の門は、高級店に誘うに十分な雰囲気がある。

財団代表の高橋富士子さんが素敵な和服で出迎えてくれ、4部屋の内で一番大きな部屋に案内された。

           

生地の美しい円形テーブルの部屋は元の板張りを活かし、15脚で床暖房が効いていた。
この部屋には、岡田家ゆかりの川上澄生作の木版画が飾られていたそうだが、今日は東南アジアの土産品の拓版画が壁に掛かっていた。

他の部屋は畳の間で、3卓で12脚・2卓16脚・2卓14脚あったが、どのテーブルも新調の上等な木工品だ。

             
窓の格子がアートな部屋が、こんな風に変身するとは意外だった。

お披露目スタート直後だったので、全部屋合わせても10人程度の来客で、従業員は緊張の面持ちで対応していたが、まだぎごちない様子は初々しい。

振る舞い酒の用意があったが、下戸の仲間ですぐに顔が赤くなるので、昼間の酒は控えたが、未練がましくもワインや清酒の香りを嗅ぐだけ。

  
とろけるような豆腐や温野菜・海老・まぐろ・せり・鴨肉など、上質な食材と上品な味付けは、高級感いっぱいだ。
        
メインの蕎麦だけあって、見た目だけでこれは別物だと箸の手が戸惑う。
茹で具合は少々固めで、喉越しの良さは初体験の食感だが、九一蕎麦だそうだ。
音をたててズルズルっとすするように食べるのは、この固さと腰の強さが丁度よさそうな気がする。

水羊羹のデザートでコースは終了したが、その頃はお客で満席状態になっていたが、知人などとも偶然の出会いがあって、たっぷりとおしゃべりの楽しい時間が過ぎた。

開店前で準備が間に合わなかったのか、メニューもお品書きも無いのが残念だが、初日ゆえのことだろうか。

2階の部屋のリニューアルの具合を見物してからおいとましたが、玄関で見送ってくれた高橋富士子さんのホットした笑顔が印象的だった。

       
         
開店後は、市民が誇れる「おかだ紅雪庭」として旭川市の迎賓館並の位置づけとなって繁盛することを願っている。

旭川調理師専門学校の新校舎

2012-03-29 21:59:44 | インポート
4月はリセットする月であり、リニューアルの月でもある。

学校法人北海道浅井学園旭川調理師専門学校は、リニューアルではなく新築校舎で新年度を迎えるが、移転したばかりで新年度スタート準備中の新校舎を訪れた。
  

東旭川町の旭山動物園近くにある工業団地の、動物園通りに面する3階建ての新校舎の外観は、異なる二つの姿に見えて美しいデザインの建築物である。
校舎の裏通りに面して学生の通用玄関があり、南側がサンルームのように光を十分に採り入れた余裕あるスペースで、1階はホテルのホールのようなレストランの実習が出来る空間だ。
 
2階には高級感のある陽光がいっぱいの洒落たホールがあり、十勝岳連峰が眺望できる。
               

調理実習は最新の設備で、学生を待っている。
  1階の調理実習室      2階の調理実習室

  デモンストレーションホール    普通教室

新年度からは新入学生が入り、実質上の2年制がスタートするので、校舎の容量は旧校舎よりも倍以上になって充実している。

この環境の中で、今年も学生の絵心を伸ばす教育に携わることが出来ることにワクワクするが、空間や壁面をアートな環境にする仕事にも意欲を燃やしている。

学生のいない校舎は閑散として静かだが、4月に入ってから学生でいぱいになる様子を想像し、こんな素敵な校舎で勉強できる学生は幸せだと思う。

      
旧校舎の生き残り先は未だに決まっていないそうだが、歴史的な姿や内部を残したままで生き延びてほしいものだ。

冬将軍が振り返った

2012-03-19 23:52:35 | インポート
雪が降らない日が続くと、一直線で春に向かっているように思ってしまうものだ。

例年はこんな時期になってから2~3日は10cm以上の降雪や、吹雪やドカ雪の日があったので、まだまだ降雪の日があることの覚悟はできている。
なのに、長い冬日から解放されたような氷点下ではない気温が続くと、今冬はこれで冬将軍が去ってしまうことを期待してしまう。

ところが、今日は昨日とはうって変わって低温の吹雪になった。
きたきた、やっぱりきたー!。午後からの荒天は、これぞ旭川の冬といった天候だ。

          
       窓越しに吹雪を眺める

道内全域ではないが、高速道路が吹雪のため閉鎖になった箇所もあったと報道されていた。

期待しなかった冬将軍が戻ってきたかのように思うが、去っていたわけではなく、うしろを向いていたのだ。

結果的には15cm以上降ったのだが、昼間は除雪車の稼働がないので、国道も圧雪道路になって、真冬に逆もどりしたような道路事情だった。

もう雪はお断りしたいところで、うんざりが本音で、冬に戻って欲しくないのだが、このような雪の日が早く来ないかと、実のところ待っていたのだった。

それは、水彩画で冬の日を主題にした連作を現在準備中なので、建物に積もった雪の状態の多様なバリエーションを求めていたのだ。

しめた、このチャンスを逃す手はないと思い、吹雪模様の光景を見にいったが、期待以上に雪の日のイメージを膨らますことができて喜んだ。

うんざりの雪も、こんな期待も有りなので、雪が終わるのを惜しむこともあって、雪の日はくらしに密着しているんだと実感する。

やっと屋根の雪が滑落した

2012-03-17 21:58:06 | インポート
今日の午後4時過ぎてから小雨になった。
+6℃を越えた気温は、この冬では初めてかも知れない。

今冬はこれまでに1度も雨が降らなかったので、降った雪量が減らずまま1.5mの深さで、未だに庭いっぱい雪で埋まっているが、こんな深雪は初めてのことだ。

雪は庭の果樹の殆どが埋まってしまい、横に張った枝の一部は、雪の重量に耐えられずに折れてしまった。

木々を掘り起こすようにして枝を短く剪定したが、枝分かれ部分が裂けてしまい、切り落とさなくてはならない箇所があり、何の被害も無かったのはサクランボの木だけだった。

 
 
最も被害を受けたのは、低くして育てた栗の木だ。
           
すっかり雪に埋まったので掘り起こしてみると、大きく裂けてしまったので、諦めるしかないのだが、枝を切り払って裂け目を接着できないか試みることにした。

予想を遙かに超えた木々の被害には落胆したが、もっと気になっていたのは滑落しないで、そのままになっていた屋根の雪だった。

例年だと2~3度も滑落した自宅の北側屋根に積もった雪だが、今冬は一度も落ちずにままだったので、1mくらいにも積もった重量に、屋根が耐えられるか心配していたのだ。

+3℃になった日にでも滑落するかと思いきや、変化なしの状態なので、ヒヤヒヤしていたが、今日の小雨のせいなのか遂に滑落した。
     
落雪の勢いの程度によっては、この重い雪塊が窓を突き破ることが予想されるので、あらかじめ窓の外側に板を当てがって置いた。

屋根の傾斜を勢いよく滑落したため、桑の木をなぎ倒したが窓への衝撃は最小限で済んだのでホッとした。

それにしても、等質の積雪のため一冬でガチンガチンになった雪塊は、スコップでは刃が立たない程の固さなのである。

この後、この大量の雪塊が溶けて消えるまでの期間は、例年より長いことが予想されるので、家庭菜園や花壇の整備は極端に遅くなるだろうと予想している。