goo blog サービス終了のお知らせ 

Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

変異したジキタリス

2015-06-26 22:59:36 | 自然観察

庭の入り口付近に、主に新種の草花を最初に移植する一隅が設けてあるが、今年も多種の花が咲いているが、もう満杯になった。

        

近年になって我が家の花園の仲間入りしたジキタリスは、別の場所に移植したが、放任栽培のせいか野生化したようだ。

        

繁殖力が強いので、こぼれ種からニョキニョキと突出して目立ちだし増えてきた。草丈が高く一本立ちでなので、誇らしげに咲いている。

ジキタリスは、別名が英名Foxgloveを直訳してキツネノテブクロというのが興味深い。

ちょうど指が入るくらいの花のサイズで、指サックに似ていることから、ラテン語の指を表すdigitalに名前の由来があるそうだ。

         

全草に猛毒があるので栽培には取り扱いに注意が必要と言われ、コンフリーと葉が良く似ているので、間違えて食べると大変なことになるけれど、鑑賞用に栽培すれば大丈夫。 

花の内側の不気味でランダムな斑点が毒性のサインのようだが、花言葉が《熱愛》とか《あつい胸の想い》《隠されぬ恋》というのも一層興味深く面白い。

                                 真上から

どの花もうつむいているのに、花茎の先端に空に向かって大きく咲く不思議な花を発見した。

こんな咲き方は、もしかして突然変異なのか別品種か。

自然界は不可思議で面白い。

 

福寿草とクロッカスの出番

2015-03-19 23:14:28 | 自然観察

屋根からの落雪が2m以上になったが、融雪で少なくなってきた。壁側の残雪を搔き出したが、まだまだ地面までには追いつかない雪の量なので、運動不足解消も兼ねてせっせと除雪作業を進めるつもりだ。

           

そんな残雪の一方で、落雪の無い南側は地面が露出して、あちこちに花芽が現れ出し、春の気分にしてくれるが、今年は開花の時期がずいぶん早い。

      

一番の開花は福寿草とクロッカスで、早朝のマイナス気温にも耐えて春を告げてくれるのは嬉しい。

     

福寿草は春を告げる代表的な花で、ガンジツソウの別名があり1月1日の誕生花で、花言葉は永久の幸福・思いで・招福・祝福とおめでたい花なので、度々郵便切手の意匠になっている。

            

       2003年発行の日本郵政公社設立記念切手10枚の中の一枚

パラポラアンテナのような花弁の形状で、日が陰ると閉じるが、太陽光が当たると開いて日光を花の中心に集めて虫を誘って、したたかに生きている美しくも愛らしい姿に感動する。

         

クロッカス(Crocus)は、晩秋に咲くスパイスのサフランとは違い、早春に咲く観賞用の園芸種で春サフランとか花サフランなどと呼ばれる。白・藤絞りの白・黄・薄紫・紅紫など多様な色が楽しめる。

早くに開花するのは白いクロッカスで、その内紫や黄色いクロッカスの姿がお目見えする日を待つとしようか。

今年も、これから一斉に咲き始める草花との出会いが楽しみだ。


輝く1月の大雪山

2015-01-25 23:19:37 | 自然観察

ステージに照明が当たっているように、ふるさとの山並みの劇的な光景を眺めることができた。

今日は、暗い灰色のが覆う雲の切れ間から、明るい陽光が大雪山連峰方面を照らして、ふるさとの山並が輝いていた。遠望できる十勝岳方面も同様に陰影くっきりと雄大な景色を楽しむことができた。

              

幼い頃から、こんな峰々の光景を眺めて生きる力をもらって育ったので、齢を重ねた今も又元気がでる眺めだ。

登山を始めてからは、並列しているように見える峰々が、手前から遠くまで隔てた位置にあることを知り、大雪山連峰の独立した峰々の高さと距離間や尾根と谷をも意識して描くようになった。

今日のような、1月の午後3時過ぎの光の方向による陰影が、峰は勿論のこと尾根や谷がくっきりと確認できる眺めを凝視出来るのはラッキーだ。

北海道は暴風雪だと報じているが、北海道のところによっては荒天なだけで、旭川地方は平穏なのが不思議なくらい少ない降雪量で、今日もチラッと降ったくらいだ。

しばらくの間山並みが見えなかったので、今日の輝くふるさとの山並みは感動的だった。


吹雪の後の贈り物

2015-01-04 22:31:21 | 自然観察

昨年暮れは、思いの外雪の降り方が少ないと思っていたが、どか雪ではないまでも順調に降り続きだしたようだ。

低温が続いたので、スキーにとっては雪質がいいはずだ。地吹雪が起こっても大吹雪ほどではないので、新年始めは平穏な冬日なのは、有り難いことだ。

それでも、これまでに積もった量の雪で垣根が潰れそうにも見えるが、しっかり補強してあるので大丈夫だ。

                 

吹雪の後に雪がサラッと降るのを繰り返すと、雪の凹凸が光の当たり具合によって、アートな面に見えてくるのが楽しみだ。

          

                                    

この上に雪が降ったり吹雪いたり、気温が上がって若干でも雪が溶けると、たちまち変化する一瞬の造形だから、シャッターチャンスによって多様で異なる自然の造形の変化が面白い。

雪面をアートな目で観察する興味が無く、気が付かなければ唯の雪面なのだが、カメラのファインダーを覗いて枠の中の自然の造形を鑑賞するのもいいものだ。

特に吹雪の後の雪面は、自然からの贈り物だ。

吹雪は歓迎しないが、その後の自然の贈り物は歓迎だ。


オツネントンボのしたたかさ

2014-10-23 13:53:03 | 自然観察

今朝の気温がマイナス3℃になって、外に置いてあったバケツの水が分厚い氷になった。

さすがに戸外はキリッとした寒さだが、晴天なので、日中の気温は11℃まで上昇すると予報している。

今年は、トンボの飛行が少なかったように思うが、近年現れだしたイトトンボの一種「オツネントンボ」の仲間が、夏に大量発生して、この寒い中でも飛んでいる。

「越年トンボ」がオツネントンボの由来とか。

                 

体長5cm弱の保護色の目立たない姿で、ゆっくりと短距離を密かに飛んでいるように見えて見落とすことが多い。

成虫のままで越冬する珍しいトンボで、越冬するまでそこら中に目立って見ることが’できる。

                                       

家の周りの物置や車庫などに入り、隙間に潜り込んでじーっと動きの止まった越冬中の姿をよく見かけるが、思わぬ所で発見?する度ビックリすることがある。

やなせたかし作詞の「手のひらに太陽を」にあるミミズ・オケラ・アメンボ・トンボ・カエル・ミツバチ・スズメ・イナゴ・カゲロウは地球に生きる友だちなんだと、小さな生き物を観察しながら地球環境のことを考え、種を繋ぐしたたかさに興味を抱く。

何気ない自然観察でも見逃さないよう気を付けたいものだ。