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Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

可愛い空からの訪問者

2017-03-31 17:53:52 | 自然観察

3月末にもなれば、めっきり日差しの暖かさが春を感じさせてくれる。

乾燥した舗装道路にはなったが、周囲はまだ残雪というより冬に近い雪景色だ。

 

冬期間限定で小鳥の餌と脂身をご馳走に野鳥を招待した。

戸外で望遠鏡から観察するのではく、窓外約1mの位置の棚に少しばかりの餌を用意して、温かい室内から窓越しに観察した。

幾種かの野鳥が代わる代わる飛来して、特徴ある可愛い仕種を眺めて楽しんだ。

        

今季久しぶりに現れたスズメたちは、次第に数が増え10数羽になって賑やかになった。

一番の訪問者は、ネクタイを着けたようなシジュウカラで、コガラ・ハシブトガラと共に争うように餌をついばみ、決して複数で仲良く食べることはない。

          

ゴジュウガラは、シジュウカラやコガラに比べると、同じような大きさの野鳥に接近して食べることができるようだ。

        

オオモズを確認できたのは初めてで、カメラを持ち出して撮影はしたものの、はて?君は誰?。急いで図鑑を持ち出して調べて確認できた。

 

   

ヒヨドリは自分より小さな鳥を追い払って、餌を独り占めをねらうことしばしば。

           

キツツキ類はキョッ、キョッ、と鳴き声で合図しているように現れるが、アカゲラも始終警戒して僅かな物音や動きを察知して飛び去って行く。

          

大型のヤマゲラが飛来する度に、窓際が唯ならぬ気配を感じるくらいに貫禄がある。

一番大きい訪問者はミヤマカケスで、警戒心が強くて滞在時間が短く、今季は撮影出来ずじまい。

 

招かざる客は、空からではなく夜間にそおーっと現れるキタキツネとアライグマだ。

キタキツネは普通に現れるが、アライグマを確認したの初めてのことで、灯りを付けて窓越しに見ていても平然として逃げないのにはびっくり。

暗闇の外に出て追い払おうとしても、10mくらい離れた位置に一時留まり、警戒しながらこちらを向いたままで構えている。こちらの出方をうかがっているのだ。

人間は危害を加えないことを学習しているようだ。      

        

秋に収穫した栗の中から小粒のものを集めてあったが、それを目当てに来ることがわかって、アライグマの餌になるようなものを戸外に置かないようにした。

 

雪が融け始めるころから招待なしなので、現在訪問者は減少し、少々寂しい気もしている。


スズメに遊んでもらう

2017-01-12 22:55:45 | 自然観察

久しぶりにスズメが現れたので、12月13日グログで紹介した。

身辺でスズメを当たり前のように見ることができる所に住む人々にとっては、何のことはないのだが、その後のすずめ出現が気になっていた。

なんと、次の日にはもっと増えたのだから、嬉しくなった。

         

生け垣から、キョロキョロ忙しく首を動かす数羽のスズメを発見?。

餌の在りかを伺っているように可愛い姿を現した。

見ることができる限り、確認できたのは全部で9羽。

       

9羽全部が止まっているシーンを撮影できるかも?と、止まり木を設けたのだが、やと8羽だけ留ってくれたので撮影成功。

餌を求めて、シジュウガラ・コガラ?・ヒヨドリ・アカゲラ・アオゲラが現れるが、異種も同種も仲良く食べることはなく、単独で食べるため食べやすい場所を確保するため争う。

優位に食べやすい場所を占領するのは、姿の大きい順のようだ。

周囲に野鳥たちが待機していて、隙をうかがっている。

じっと待機して出番を待つことの出来るのはスズメだけだ。

スズメは同種仲間は仲がいい。スズメ自身より大きくても、異種でも側に近寄って餌をたべる勇気と寛容さがあるように見えて面白い。

今日のような日中でも戸外がマイナス10℃くらいの日には、窓越しに野鳥の仕草を眺めて、楽しむ時間が増える。

スズメに遊んでもらっているようだ。

 

ツグミとホトトギスの斑点

2015-10-27 22:53:55 | 自然観察

スズメの姿が消えてしまい、シジュウガラ・ゴジュウガラ・ヒヨドリが時々現れるが、カラスの一人舞台だ。

野鳥の飛来が極端に少なくなり、春のさえずりが寂しい限りだ。

冬鳥の季節にはいり、今日はツグミが数羽現れて自宅の周りの木々や地面で、餌をついばんだり枝で休む姿を観察できた。

          

頭の上まで白く見える時は、身体をスリムにして警戒しているらしい。

         

胸を膨らませて休んでいるツグミには、ゆっくりそぉっと近づけるが、なかなか近づくのは難しい。

胸が斑点のように見えるのは、一枚ずつ羽の先が暗色になっているためだ。

胸に横しまのあるホトトギスも斑点にみえるらしいが、ホトトギスを見たことがない。


この斑点に由来する草花のホトトギス(不如帰)は、寒さに強く現在も庭の一隅で林立して健在だ。

            

吹き上がる噴水にも見えて実に興味深く趣がある花の姿に、自然の造形の妙味を感じてしまう。

         

花言葉は「秘めた意思」なのが納得できる奥深い花姿に魅了される。

自然観察は楽しい。


庭で鑑賞できる赤い実の仲間

2015-10-22 20:13:03 | 自然観察

秋の収穫は殆ど終ったが、小さな赤い実を鑑賞する楽しみもある。

花園や菜園を巡ると、花だけに注目していたこともあって、思いがけない所に赤い実をみつけて嬉しがっている。

イチイの生け垣の影には、ショウジョウバカマの葉に隠れて、花の咲く時期を逃すほどに小さなイワツツジが、今年は例年よりも鮮やかで大きな実を沢山つけた。

         

茎が10cmたらずなので、雑草のようにも見える小さい葉なので、気付かないで見過しそうになるが、秋には真っ赤なパチンコの玉大の実つける。


庭には、その他にも大小の赤い実を見ることができる。

        ハマナス  バラ

いわゆるバラ科バラ属の果実ローズヒップrose hipは、美肌効果や健康食品として成分抜群なのだそうだ。  

ハマナスの実は、ゴルフボールよりの一回り小さく、約30個収穫したが、これまでに何も利用したことがない。

                マユミ

2本あるマユミの木に、例年より沢山ぶらさがって賑やかだ。

                               姫林檎

姫林檎(アルプスオトメ)はゴルフボール大で、成るにな成ったが虫が入っているが、元々観賞用なので、雪の中では華やかな飾りの木であり、野鳥への贈り物だ。

                                 いちい

シマリスの好物なのか?赤い部分ではなく種を食べた跡が沢山残っていた。子どもの頃食べたことがあるが、美味しい物ではなかった。

                  アスパラガス

初夏の味覚で代表的なアスパラガスも、大きく伸びた葉の緑に映えてかわいい赤い実をつける。

豊か色彩の少なくなった庭を巡って、秋の赤い実を訪ねるのも又楽しい。

 

姿見の池周辺の花-1

2015-07-17 22:36:22 | 自然観察

快晴の16日に思い立って午後から、大雪山旭岳の姿見の池周辺を散策に行った。

ロープウエイ駅から姿見の池までの 登山道沿いに咲く高山植物の花たちに会うためだ。

近年は秋にくことが多かったので、7月は久々のことだから多くの花々に出会えてラッキーだった。

この時期に咲いている馴染みの花はチングルマ(和名の珍車・稚児車)で、開花期が終ったのか、大群落を見ることはできなかったが、この花に出会うと大雪山の懐にいる実感が強く、懐かしい思い出が蘇る。

            

花が終ると花柱が伸びてオキナグサに似た羽毛状がめだってくる。秋には赤く紅葉した大群落が広がって見事な景観が楽しめる。


あちこちで出会えると予想したが、ちらほらとハクサンコザクラの可愛い姿を発見した。清々しいピンク色に和んでしまう可憐な花だ。

                

葉の色とマッチして奇麗な配色のマアカンキンバイが咲くのに気がついたが、あとこちで見ることはできなかった。キンバイ類の特有のレモンイエロー色の独特なの花がまぶしい。

          


高山植物では多くない釣鐘状のミヤマリンドウも、うっかりすると見逃すくらいに少ない。

葉は確かにミヤマリンドウだが、多分イワブクロだろう。 

          


ショウジョウバカマの花が奇麗な薄紫色で咲いていた。花柱が伸び出すと色がくすんでくるので、まだ花柱は短いので、雪解けからのまだ日数が経っていないようだ。

                

我が家のガーデンに増殖しているショウジョウバカマは、もうすっかり伸び出した花柱の頂上から種子をまき散らした後だから、この辺りはまだ初春なのだ。

 

ハクサンボウフウは、初めて見る花だと思うが、関心がなかったともいえる。よく観察すると小さな白い花姿は独特だ。近くに寄れない制約もあってクローズアップ撮影は出来なかった。

           

13種の撮影ができたが、見落としがあったのだろうと思われるが、これだけ撮影できたのは幸いだった。

今回は6種の紹介だが、次回は残り7種の紹介につづく。