チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

日本人学校

2004年09月19日 06時01分29秒 | Weblog
昨日、息子と娘が通っているチューリッヒ日本人学校のマラソン大会を見物に出かけてきました。

チューリッヒ日本人学校は、チューリヒ市内ではなく、東に15キロほど離れたウスターという町にあります。チューリヒ市内の我が家からは、バスと電車を乗り継いで1時間ほどです。1987年開校のこの学校は、チューリヒに進出していた企業(たぶん銀行が主だと思いますが)の駐在員の家庭から子どもを集めていたようですが、バブル崩壊と共に児童数も減少し、2000年度には、小学部と中学部を合せて20名にまで落ち込んだそうです。今年度も、全校で30名ほど。小規模ですが、それだけ理想的な少人数教育とも言えます。娘が属している2年生はたった3人。3年生は1人しかおらず、6年生にいたってはゼロという状態です。息子がいる4年生が7人で、この学年が全校で最多を「誇って」いるそうです。面白いことに、その7人は全員男子生徒。毎日親が送り迎えすることもあり、先生とのコミュニケーションも十分ですし、先生の配慮も行き届いていて、日本では味わえない温かみを感じさせてくれます。(全員の集合写真を見てください。)放課後も、先生が一緒に遊んでくれるし、マラソン大会の練習だといえば、校長先生がタイムを計ってくれたりと、なんともほのぼのしたいい雰囲気の学校です。

小学生の子ども二人は、現地の学校に入れることも考えたのですが、半年間の滞在では、言葉も要領もわからず辛い時期をやっと終えた頃に帰国、ということになりかねないので、日本人学校に入れたという次第です。おかげで、息子も娘も非常にすんなりとこちらの生活に入り込めました。こちらの生活は楽しいので、日本には戻りたくないとまで言っています。

学校では、英語やドイツ語の授業もあり、店に買い物に行ってピッツァの材料を仕入れ、学校で皆でピッツァを作るとか、時間の言い方を覚えるとか、結構楽しそうにやっています。学校行事も多く、来て早々に学校バザー(結構大がかりで、当日は、こんなにスイスに日本人がいたのかと驚くほど沢山の日本人がやって来ました)、昨日のマラソン大会、そして学習発表会(学芸会みたいなもの)と続きます。娘のクラスは次の火曜日に、チューリヒ・クローテン空港に見学に行くそうな。現地の学校との交流会や、日本文化を学ぶプログラムなどもあるそうです。

日本人学校のホームページ
http://mypage.bluewin.ch/jszurich/

日本人学校には、月曜~金曜の全日制学校のほか、土曜日だけの補習校もあります。学費はそれなりにかかりますが(詳細はホームページを参照して下さい)、私学に子どもをやったと思えばまぁ納得できるかな、とは思います。企業から派遣されてきている人の場合、企業が子どもの学費も負担してくれる場合が多いので、高くてもあまり問題にならないようですが、我々のように全額自己負担の場合(そういう家庭も増えてきているようです)、とくに2人通わせるとなると、ちょっと辛いものがあるのは事実です。ウスターまで送り迎えするための1日2回の往復も大変です。それでも、いい学校なので、行かせてよかったと思っています。

マラソン大会は、小学部が2学年ごとと、中学部の計4組に分かれて走っていました。久しぶりにビデオなど持って我が子の応援に精を出した午後でしたが、朝からの霧も晴れて、気持ちの良い天気に恵まれました。昨年は、ヨーロッパを襲った猛暑のせいで、マラソン大会当日も気温30度を越したそうです。

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