チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

『ここが変わった!「聖書協会共同訳」(新約編)』(その後)

2021年06月20日 09時38分14秒 | Weblog
3月下旬に上梓した最新刊『ここが変わった!「聖書協会共同訳」(新約編)』、勤務先のウェブサイト「新刊情報」に「自己紹介」を載せてもらいました。紹介文だけ抜粋しておきます。

本書では、2018年12月に刊行された最新の聖書翻訳「聖書協会共同訳」を、従来の「新共同訳」及び「新改訳2017」をはじめとする邦語訳聖書と比較し、どこが新しくなったのか、その改変は聖書学的にどう評価されるのかといった点を、新約聖書学者6人が31項目にわたって解説しています。新約聖書の原語であるギリシア語を解さない一般読者にもわかるよう工夫しつつ、専門的な観点から新翻訳を分析しました。また、民族問題や性差別、ハンセン病差別や同性愛差別等に影響を与えてきた聖書の言葉が、新翻訳でどのように訳されているかを検証することで、聖書翻訳と社会問題がどのように関係しているかをも論じた1冊となっています。


その他、「キリスト新聞」と「クリスチャンプレス」(文章は同一)、『みるとす』6月号、さらに「新佃島・映画ジャーナル」でもご紹介いただいています。『本のひろば』(キリスト教書評誌)では7月号に前川裕氏(関西学院大学)が極めて好意的な書評を書いてくださいました。

また、『婦人之友』7月号「今日のいのり」(90-93頁)に、聖書翻訳に関する短文を書き、そこでこの本のことも紹介しましたので、ご一読いただければ幸いです。

一部ネット書店ではびっくりするような値段で出ていたりしますが、幸い好評を得て重版となりましたので、定価(1200円+税)でまだまだお求めいただけます。よろしくお願いいたします。