輪宝透図鐔 (鍔の歴史)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/3c/dccba952e931f4b7fe7d2f1d7b013171.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e0/ebc0d2e95c182e408e2a1c0f5dd0e1a5.jpg)
輪宝透図鐔 古甲冑師
黒漆が全面に塗り施されたままの鐔。地鉄の様子は所々の漆が剥げた部分でしか判断できない。このような鐔を、自ら手入れするのも鉄鐔の楽しみの一つであろう。このような車状の透かしも甲冑師の手になると考えられている。技法としては、薄く鍛えた鉄地を透かし抜いて車状に仕立てる方法と、円環状の耳に放射状の地板部分を接着するという方法で、まさに甲冑師の技術を以て製作したと考えられる例もある。これは透かし抜いた作。切羽台厚さ3.5ミリ、耳際厚さ2.5ミリで、刀匠鐔のような平坦な厚さだが、透かしの点から甲冑師と鑑られている。縦84.5ミリ。□
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輪宝透図鐔 古甲冑師
黒漆が全面に塗り施されたままの鐔。地鉄の様子は所々の漆が剥げた部分でしか判断できない。このような鐔を、自ら手入れするのも鉄鐔の楽しみの一つであろう。このような車状の透かしも甲冑師の手になると考えられている。技法としては、薄く鍛えた鉄地を透かし抜いて車状に仕立てる方法と、円環状の耳に放射状の地板部分を接着するという方法で、まさに甲冑師の技術を以て製作したと考えられる例もある。これは透かし抜いた作。切羽台厚さ3.5ミリ、耳際厚さ2.5ミリで、刀匠鐔のような平坦な厚さだが、透かしの点から甲冑師と鑑られている。縦84.5ミリ。□