
このエトナ ロッソはインポーターのコメントが一様にブルゴーニュのワインのようだと解説がされています。たしかに苺やラズベリーの香り、酸の優しさやタンニンがさらりとした感じが似ているような気がしますが。ミネラリーな香りや味わいは似て非なるワインだと思います。特に香りの華やかさは、子供の頃にドロップ キャンディーの缶を開けた時のときめくような胸中を思い出します。しかし、今となっては人工的で単調な香りに当時のような思いはありません。とは言っても、私好みのワインです。
このエトナ ロッソの産地はシチリア州の東側に位置しているエトナ山を東から全体の4分の3をぐるりと囲むように指定されています。エトナ山は北緯38度の下に位置し映画グランブルーで有名になったタオルミナの港から望むことが出来る3342mの活火山です。日本では福島県と同じような緯度にあり。気候が温帯モンスーンに属しているので、イタリアの地中海性気候とは大きく違い(梅雨前線や台風の影響を受けない)ますが。イタリアと日本は緯度だけを話題にすれば同じように太陽の恩恵を受けていると思っています。そして、シチリアはトロピカルな南国ではないのです。
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