8番目のイタリアワインはイッポーリト社のチロ ロッソ クラッシコ スペリオーレ “リベル パーテル” 2011です。今まで試飲したワインから一転して、タンニンがしっかりあるタイプです。リブランディーのチロとちょっと雰囲気が違うワインです。固定的な観念でワインを見ていると、ガリオッポ種の個性を見誤りかねるような気がしました。といっても、醸造の方法を変えずにいるとは思えないので、ウォチィングは欠かせないと考えています。
新しい発見は、リブランディーのチロにはないスミレのようなフローラルな香りです。リブランディー以外のチロを飲むのは今回が初めてだと思います。リブランディーのチロでさえ2003年を心に引っかかることがあり、まとめ買いをし、毎年のように開けていました。出た結論は、熟成させることで違った一面を見せてくれることが解ったことです。その後のヴィンテージもスタイルを変えることでワインをより魅力的なものにしていると思われます。イッポーリトのチロはさらに進化した姿なのかもしれません。香りも味わい輪郭がくっきりしていて、ぼやけたところがありません。中間的な酸と比較的たっぷりしたタンニンの関係を記憶の中に入っていればよいのですが。
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