イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

レ マッキオーレ

2019-08-30 20:26:26 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはボルゲリ ロッソ “レ マッキオーレ”(Bolgheri Rosso “Le Macchiole”)2007です。キャップ シールを切ると液漏れしていました。しかし、悪影響を及ばすことはありませんでした。

レ マッキオーレは結論から申し上げると、エイジングの影響はほぼないと思います。コンディショニングを整えて以後は、10年ぐらいに渡り楽しむことが出来るワインだと思います。

桑の実、スパイス、ヴァニラ、カカオの香り。穏やかな酸とタンニン、四隅をしっかり支えられたバランスの良い味わいがあります。

 


ポッジョ カルヴェッリ

2019-08-27 21:11:15 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはオルヴィエート クラッシコ スペリオーレ “ポッジョ カルヴェッリ”(Orvieto Classico Superiore “Poggio Calvelli”)2017です。

ポッジョ カルヴェッリは半ダース購入した最後の6本目のワインです。5本目までは、密度の詰まった果実味と充実した酸のバランスは一クラス上のワインに感じました。しかし、今回の6本目はレモンピールのコンポート、グリーンノーツを感じるレモン、カボスの香りや味わいが目立ちます。それは、どうしようもない感じは受けません。むしろ心地よさがあります。

オルヴィエートはプロカニコを主体に造られことが問題視されていました。しかし、このポッジョ カルヴェッリはグレケットを50%以上で造られます。それにしても、オルヴィエートだな、と思わせるワインです。私の感じではプロカニコを主体で造ることに、疑問を感じてはいなかったので、実感はありません。それにしても、いい方向に向かってくれれば、いいのだが。


アルビウム

2019-08-22 21:16:28 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインは

リヴィエラ リグーレ ディ ポネンテ ピガート “アルビウム”(Riviera Ligure di Ponente Riviera dei Fiori Pigato “Albium”)2007です。

香りと味わいは枯れた感はなく、いい具合に熟成をしています。ほろ苦さはバルサムのような味わいと香りを伴い、楽しめる熟成感がありました。香りの凝縮された質感は要素が大に。も拘らず、軽快です。オレンジの花、アカシアの蜂蜜、ジャーマンアイリス、アプリコット、八角のような香辛料の香り。酸はぼんやりしているも輪郭はしっかりしています。


マッサレッタ

2019-08-19 20:18:02 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはマッサレッタ(“Massaretta” Toscana)2001です。現在、輸入はありません。

いつ飲もうか考え、時が過ぎ、漸く抜栓しました。しかし、やはり機会を逸したな、と感じたワインです。枯れているわけではなく、気が抜けた状態でもないのですが、覇気がない。穏やかな味わいは兎に角、無言。ここまで引っ張って置いた、私が悪かったと思います。しかし、酔い心地は悪くはありませんでした。