イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

アマローネ カピテル デロアリ

2016-11-29 15:37:03 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはアマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ “カピテル デロアリ”(Amarone della Valpolicella Classico “Capitel de’Roari”)2008です。比較的手頃なアマローネ、早い時期から楽しめるワインです。

 

昨日はブルゴーニュで会いましょうを観てきました。冒頭のシーンはクロ ド ヴージョ城のレセプション、其処から舞台はコルトンの畑へ移っていきます。ヴジョにコルトンではイタリアに対応できそうなワインは思い浮かばないが。しかし、近頃ヴジョと出てくると、何故かヴァルポリチェッラが思い浮かびます。だが、適当なヴァルポリチェッラのストックがない。イタリア以外では、アマローネのように果実味の濃いアルコール度数の高いワインの評価は低いが。エイジングをすると果実味が絞られ、そこはかとない酸を感じられると、アルコールの高さがボデイを引き締めているように私は感じています。ヴジョを素っ気ないワインと思い込んでいる私は、敢えてアマローネをセラーから取り出してきました。きっと気に入られると、何とも言えない包容力で抱えられるワインであると思っています。

 

このカピテル デロアリはアマローネにしてはお手頃なワインです。心配なことは熟成感を楽しめるか、にあり、5年後に答えが出ると思います。

 

3年物のバルサミコ、サクランボ、甘草のすっきりした香り、強く香辛料の香りは感じませんでした。酸はぼんやり浮かび上がるように、タンニンはシルキータッチ、果実味は輪郭のくっきりして優雅。煌びやかなワインではないけれど、構成のしっかりしたバランスの良いワインでした。

 


ハックナインのジャム

2016-11-25 14:36:17 | イタリアワイン

余市の佐藤果樹園のハックナインをジャムにしたところです。皮は長めに煮てミキサーにかけます。皮と身の間にペクチンが多く含まれ、煮溶かすためと食物繊維を無駄にしないためです。糖度は22度です。来年は美園地区の紅玉を早めに手当てをするつもりです。

 


10月16日のワイン

2016-11-16 17:50:34 | イタリアワイン

無理なお願いをいつも聞いてくれる営業との、お付き合いで買ったボジョレー ヌーヴォー。試飲も知識もなしで買ってしまいました。旬のものとして、これから抜栓します。1時間ぐらいフライングするかもしれません。

 


リキュールのお返し

2016-11-12 15:54:52 | イタリアワイン

今日はこれから先日、たくさんのリキュールをご馳走になったトレンタの松島さんへヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノ2004を届けに行くところです。多分、お店でグラス売りをしてくれると思います。エイジングされたタンニンと酸の滑らかさを楽しめると思います。

 

後の2本はグラヴィータの1周年記念に持っていきます。ボーカはKさんと示し合わせて,四隅で楽しむための持ち込み。レ マッキオーレは平木さんへのお土産。