イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

アマローネ ラヴァッツォル

2023-10-21 18:13:00 | イタリアワイン

アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ “ヴィニェティ ディ ラヴァッツォル”(Amarone della Valpolicella Classico “Vigneti di Ravazzol”)2016をセラーに納めました。

Ca’ la Biondaのアマローネはヴァルポリチェッラ クラッシコの原産地呼称内にあり、村名と畑名を付けるとすればMarano村のRavazzol畑となります。クラッシコ地区の土壌は石灰質(スカリア ビアンカとスカリア ロッサが入り混じる)と火山質(玄武岩と凝灰岩)の混合が葡萄に個性を与えていると考えています。このラヴァッツォルは石灰質シルト土壌からの個性であるしなやかで繊細なテイストを披露してくれます。


ボーカをセラーに納める

2023-10-19 20:19:19 | イタリアワイン

レ ピアーネのボーカ(Boca)2016をセラ-に納めました。

バローロ、バルバレスコの北部に位置するゲンメの北側でALTO PIEMONTE協会に属する生産者です。馴染みの薄いワインですが、古代ローマの時代から歴史的にブドウ栽培に非常に適した地域にあります。第二次世界大戦後、この地域のブドウ栽培は徐々に放棄されましたが、僅かな生産者による伝統を信じ続けているブドウ栽培のおかげで、小さいながらも権威は存続しています。

ブドウの木は、近くのモンテローザから吹き下ろす冷たい風から保護された、丘の上の最も適した区画で栽培されています。栽培するのがかなり難しい品種であり、特に微気候の点で厳しい要求がされます。土壌は、古代の火山噴火の名残であるピンク斑岩の岩石の崩壊によって生成された鉱物質の砂利や石が豊富に含まれています。

アルト ピエモンテのネッビオーロはスパンナと呼ばれるクローンです。ボーカはヴェスポリナ(15%)を混醸されます。ヴェスポリーナは非常に難しいブドウですが、ネッビオーロを伝統的に融合し、芳醇で表現力豊かなワインとなっています。


アマローネ カンポ デイ ジーリ

2023-10-02 17:06:06 | イタリアワイン

アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ “カンポ デイ ジーリ”(Amarone della Valpolicella Orientale “Campo dei Gigli”)2016をセラーに納めました。

発注が大幅に遅れ、納入業者の棚に1本残っていたワインです。心配なのは一夏常温で過ごしたワインで、瓶熟の進行の状態が把握しきれていません。