イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

サンタ リタ

2019-02-22 12:32:51 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはマメーテ プレヴォスティーニのロッソ ディ ヴァルテッリーナ “サンタ リタ”(Rosso di Vltellina Santa Rita)2014です。

天候不良が伝えられる2014年、しかし、バルバレスコは然程でもなく、シチリアはエクセレントな年の模様です。このワインも先入観からか、酸とタンニンに座りの悪さを感じます。でも、欠点を見つけることは出来ませんでした。クランベリー、ダークチェリー、ナツメグ、ジャーマンアイリスの香り。輪郭のぼやけた味わいはちょっと残念かな。

マメーテ プレヴォスティーニのサン ロレンツォは是非に一本語り合いたい、と思っています。


ロッカ グイッチャルダ

2019-02-12 20:40:22 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはキアンティ クラッシコ リゼルヴァ ロッカ グイッチャルダ(Chianti Classico Riserva “Rocca Guicciarda”)2001です。

このワインは経年変化に乏しく思え、セラーにある複数のヴィンテージを整理することにしました。しかし、6ヴィンテージをアトランダムに飲みましたが、気に係ることがあり2001年と2010年は各一本を残すことにしました。

ロッカ グイッチャルダは経年変化に乏しいと結論づけましたが、至って造りの優れたワインだ、と思います。プライスも3000円くらいで、リゼルヴァ クラスのパフォーマンスはリカーゾリの良心を強く感じます。イタリアのワインガイド、ガンベロロッソでは赤のグラス二つにヴェロネッリでは90点を安定的に取得しています。このことも、ロッカ グイッチャルダの品質を裏付けている、と思います。


シチリアのピノ ネロ

2019-02-04 19:38:08 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはクズマーノ社のピノ ネロ シチリア(”Pinot Nero” Sicilia I. G. T.)2008です。

このワインはエイジングによる変化は期待するほどではありませんでした。意外な香りは、サワー クリームとビスケットを感じたことです。半分過ぎた頃に森の黒い果実の香りに、何やら思い出せない香りにモヤモヤしながら、想いを張り巡らせていると。ふっと思い浮かんだ香りの印象です。それにしても、酸は心地よいし、タンニンの存在感も出過ぎていない。食事とのペアリングを楽しめるワインだと思います。