今回は日本のワイン、ウニタ ロゼ(UNITÀ Rose)を抜栓しました。キャメルファームの収穫ボランティアのお礼で頂いたワインです。北海道と山梨県の4種類のブドウから造られます。醸造はリカルド コタレッラ率いるグループの一員が監修に当たっています。
キャメルファームは今年から一部のブドウからワインを造り始めています。セラーの中には真新しい道具が整然と並び、設備もワイン造りに必要な環境のコントロールがされています。杜氏に当たるエノロゴは、マルコさんです。収穫のボランティア当日は、ケルナーの仕込みをしていました。珪藻土をフィルターとし、不純物を取り除く作業をしていました。不純物をどの段階で取り除く、取り除かないはワインの方向性で決まります。クリアーなワイン造りをしたいのだ、と思います。
ウニタの印象は裏書に記されている、そのままだと思います。特に香りは中国の香辛料、五香粉かスターアニスに感じた点と山椒のようなわずかにピリリとした感じがありました。酸はフニュとした柔らかさ、果実味は中庸でスラリとしています。フイニッシュはすっきりとした綺麗な切れの良さがありました。