ワインレポートが随分と間が空きました。ここ3ヶ月間はJSAのソムリエ認定試験の準備に悪戦苦闘を強いられ、ワインを楽しむ余裕が全くありませんでした。
それにしても、ラテン語から枝分かれをした言葉は、イタリア語に似たところがあるので、何となく理解が出来るのですが。フランス語とドイツ語が、何を書いているのか理解するまでに時間がかかり。今でもそのような状態が続いているのですが。読めない。それに、イタリアワイン以外は身に付いた知識から理解を深めていないので、言葉だけを暗記しているような状態で、自体が伴っていません。ですから、時と共に記憶が薄れて行くと思います。しかし、イタリア以外のワインについて多くのことに触れることが出来たことが、またと無い機会だと思っています。でも、認証試験に受からなければ、何も意味が無いのですが。一次試験の結果は明日の10時に発表されます。
さてワインの話に入ります。試験も終わり、心まで温めてくれそうなワインは何かと考え、思いついたのが、そろそろ飲み頃を迎えているのではと思われる、ロッソ コーネロ “クマロ”(Rosso Conero “Cumaro”)2001年です。2004年にD.O.C.G.に区分けされるようになり、現在の表示はコーネロ リゼルヴァ “クマロ”になっています。
プルン、ダークチェリー、シナモンの膨らみのある華やかな香り。フルーティーな酸と穏やかで滑らかなタンニン、弾力のある円やかな果実味はチョコレートのような味わいがあり、ミネラリーなアフターテイストに長い余韻があります。
酔い心地が良く、好印象でした。欲を言えば、酸が素直すぎて、ひと工夫と言おうか、一ひねりがあれば、さらにいいワインになると思いました。