今回、抜栓したイタリアワインはソアーヴェ セレオーレ(Soave Sereole)2013です。
このワインの畑(セレオーレ)はソアーヴェ クラッシコのエリアの南の端に位置しています。このワインは木製の7500リットルの開放桶で発酵をされ、ここが私には好感なところです。2000円弱のワインですが、コストパフォーマンスに優れていると思います。
2年のコンディショニングで果実味に膨らみが増して、酸と一体感が出てきたような気がします。何よりほろ苦さが心地よく、余韻まで美味しさが伝わってきます。ソアーヴェらしいサンブーコの香りや味わいはアプリコットを伴って、力強さを感じます。これ程にフルーティーでフローラルな香りや味わいが、勝っているとナッティーな香りを拾うことは出来ませんでした。ソアーヴェはアーモンドとニワトコの香りを見つける、ここにポイントがある、と私は考えているので、多少の戸惑いがあります。