イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

モンテクッコ

2019-09-28 22:32:00 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはモンテクッコ サンジョヴェーゼ リゼルヴァ “ポッジョ レオーネ”(Montecucco Sangiovese Riserva “Poggio Leone”)2006です。

価格はデル チェッロ社のモンテプルチアーノほぼ同じレンジに入ります。エイジングによる変化は期待出来ないのでは、と思っていたのですが。スパイシー感が半端ない、クローブ、ターメリック、ナツメグの香りに腐葉土、レーザーのニュアンスにちょこっとラズベリーの香りが顔を覗かせます。香りと味わいの展開に心が鷲掴みされる思いがしました。モンテクッコのサンジョヴェーゼ100%の特徴を掴み切れずにいます。ぐいぐい押してくるスパイシーな香りにミネラル感は2010年に感じることは出来なかっただけに、残念な気持ちです。残りは2本、資料用にセラーにそのままにして置きます。


イル ヴァルポ

2019-09-26 21:40:03 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはヴァルポリチェッラ “イル ヴァルポ”(Valpolicella “Il Valpo”)2017です。

エチケットを見てのとおりValpolicella、Valpantenaはなく、ビオであることも、何処にも表記はありません。独自な視線でヴァルポリチェッラに取り組んでいるのか、と思い調べてみました。しかし、出てくることに真新しいものは一切なく。只々、ありきたりな文言ばかりでした。確認はしていませんが、初インポートだと思います。

試飲用に6本買った6本目のワインです。今までの印象は酸がとても綺麗なワインだ、と思ったことです。僅かなタンニンに爽やかな果実味は酸を引き立てている様に感じました。そこで毎回思ったことは、鮨に最適かな、と思いながら味わっていました。今ならば、戻りのカツオ、名残のメバチマグロ、オホーツク海まで登り切ったブリ、白身の魚もマッチングはいい、と思います。更に鮭のメフン、氷頭ナマス、イクラの醤油漬けも行ける、と思います。


国産のソムリエナイフ

2019-09-24 21:31:46 | イタリアワイン

新しいアスロのソムリエナイフを買いました。最初に買ったソムリエナイフはスパイラルはイタリア製であるとの触れ込みに釣られて買いました。しかし、イタリア製の鋼は世界的な評価があるにも関わらず、ナイフに関しては知られたメーカーが見当たりません。

最初のソムリエナイフはよく考えもせずに栓抜き付きをポッチとしたのですが、リーチが長くキャップシールが切りづらい。そこで新たに刃紋の美しいダマスカス鋼ナイフ付きを購入をしました。国産なので修理は製造メーカーに直接出来ます。そして、イタリアワインのコルクは固いことが多く、スパイラルに強度を要求されます。私の好きなアマローネはコルクが長く、力任せの抜栓をせずに済みそうです。


ヴァルテッリーナ

2019-09-23 19:22:43 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはヴァルテッリーナ スペリオーレ リゼルヴァ “ニーノ ネグリ”(Valtellina Superiore Riserva “Nino Negri”)2011です。

香りはクランベリー、タバコ、フンギ、甘いスパイス。タンニンにイライラすることはなく、酸も刺々しさもなく、バランスの良い果実味と相まって美味しく感じられるワインです。

このワインも、コンディショニングの済ませた後は、あまり変わり映えのしないタイプであると思われます。2006年があり、近日中に抜栓したいと思っています。


ゼンサ

2019-09-05 21:20:01 | イタリアワイン

今回、抜栓したいたりワインは“ゼンサ” ネロ ディ トロイア(”Zensa” Nero di Troia Puglia I.G.T.)2017です。6本買った6本目のワインです。

派手なエチケットにはビオ、ナチュラの文字が見て取れ、有機栽培に自然派を意識したワインをアピールしています。ネロ ディ トロイアのワインを繊細さを求めるのではなく、果実味を伸び伸びと盛りに盛った目鼻立ちのくっきりした造りをしています。しかし。鮮やかな酸に爽やかなタンニンは派手な果実味のフィニシュを繊細に変えています。カラメルなどの焦げた香りは拾うことが出来ませんでした。

ひな皮、ボンボチ、手羽先揚げ、ケンタッキーのホット何とか等にマッチングするかな、と思っています。